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株式会社ヒューリンクス
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17.2 使用するプロシージャを選択する

SigmaPlot では、広範にわたる統計プロシージャを利用することができます。Advisor を使えば、どの検定を使用したらいいかが提案されます。詳しくは、Advisor ウィザードを使う をご覧ください。また、適切な検定を自ら決定することも可能です。選択できるプロシージャのタイプは、実行したい分析の種類によって変わります。

  • 選択したデータについて一般的に利用される幾つかの統計量の値を計算するには、記述統計を使います。詳しくは、基本統計量でデータを説明する をご覧ください。
  • 2つ以上の異なる標本群に統計的な有意差があるかを分析するには、群比較の検定を使います。詳しくは、群比較検定について をご覧ください。
  • 同一個体における事前と事後、単一または複数の処理、または、条件の変更による違いを検定するには、反復測定の比較を使用します。詳しくは、反復測定検定について をご覧ください。
  • 異なるカテゴリやクラス (例:男性と女性、反応ありと無し) に分割または分類された群の分布を比較するには、比率と割合の分析を使用します。詳しくは、比率と割合の検定について をご覧ください。
  • ある事象に至る時間に関する統計量を決定したり、事象に至る時間に関連する2つ以上のデータセットを比較するには、生存分析を使用します。詳しくは、生存分析 をご覧ください。
  • 実験の感度、すなわち、検出力を計算したり、要求される感度を達成するのに必要となる実験のサンプルサイズを計算するには、検出力とサンプルサイズの決定を使います。詳しくは、検出力とサンプルサイズの計算 をご覧ください。
  • 何らかの事象と処理や危険因子との間の関係の強さを測定するには、オッズ比 (Odds Ratio) または相対危険度 (Relative Risk) を使います。詳しくは、度数、比率、割合を比較する をご覧ください。

表 3.1:統計的検定に使用するプロシージャー

測定尺度 実験タイプ
異なる個体の2つの群 異なる個体の3つ以上の群 同一個体に単一の処理を行った事前と事後 同一個体に複数の処理を行った事後 変数の予測、または、変数間の関連性
正規分布に従う等分散の数値 対応のない t 検定 一元配置または二元配置の分散分析 対応のある t 検定 一元配置または二元配置の反復測定分散分析 回帰分析またはピアソンの積率相関
順位または順序、または、正規分布に従わないか等分散でない数値 マン=ホイトニーの順位和検定 クラスカル=ウォリスの順位に基づく分散分析 ウィルコクソンの符号付き順位検定 フリードマンの順位に基づく反復測定分散分析 スピアマンの順位相関
カテゴリ別の分布 分割表のカイ二乗分析 分割表のカイ二乗分析 マクニマーの検定 なし なし

すべての統計プロシージャーコマンドは、Analysis タブの SigmaStat グループにあります。