Raw Data:ワークシートの1つの列にカテゴリを識別する変数を、もう一つの列に対応するカテゴリを配置します。各カテゴリのタイプは同数になります。それぞれの行は1つの観測データに対応するので、データの行数は観測データの総数と同じだけあることになります。SigmaPlot はこれらのデータから自動的にクロス表を作成し、できあがった分割表に対してマクニマーの検定を実行します。
マクニマーの検定のデータフォーマットの例
上記ワークシートの列1から3までが表形式、列4から5までが観測した生データになります。マクニマーの検定では、列と行が同じ数の表となるデータが必要です。この場合は、 3 x 3 表となります。
SigmaStat グループにある Tests ドロップダウンリストから次を選択します:Rates and Proportions → McNemar’s Test検定ウィザードの Data Format ダイアログボックスが表示され、データフォーマットを選択するよう指示されます。 データフォーマットの選択を指示する McNemar’s — Data Format ダイアログ
Data Format ドロップダウンリストから適切なデータフォーマットを選択します。分割表のデータを検定する場合は、Tabulated を選択します。お持ちのデータが生データの形式で配置されている場合は Raw を選択します。詳しくは、マクニマー検定のデータを配置するをご覧ください。
Next をクリックして検定に使用するデータ列を選択します。検定を選択する前に列を選択していれば、選択された列が selected columns リストに表示されます。列をまだ選択していない場合は、データを選択するようダイアログボックスで指示されます。
Selected Columns リストに別のワークシート列を割り当てたい場合には、ワークシートで直接その列を選択するか、Data for Observations または Data for Category ドロップダウンリストからその列を選択します。最初に選択した列は、Selected Columns リストの Observation または Category 行に割り当てられ、二番目以降の列は それぞれ次の行に割り当てられます。各行には、選択した列のタイトルが表示されます。生データの場合、ワークシートの列を2つ選択するよう指示されます。表形式のデータの場合は、64 列を上限とする列を選択するよう指示されます。
選択した内容を変更するには、リストの割り当てを選択したあと、ワークシートから列を選択しなおします。Selected Columns リストの内容をダブルクリックすることによって、列の割り当てを消去することもできます。 データ列を選択するよう指示する McNemar’s — Select Data ダイアログボックス
Finish をクリックすると、検定が実行されます。McNemar’s test レポートが表示されます。詳しくは、マクニマーの検定の結果を解釈するをご覧ください。
6. マクニマーの検定の結果を解釈する
マクニマーの検定のレポートには、分割表データのサマリー、その分布を元に算出された χ2 統計量、および P 値が一覧で表示されます。
P Value:P 値は、観測数の分布に真の差があると誤って結論付けてしまう確率です (例えば、帰無仮説を誤って棄却する、すなわち第一種の誤り (Type I error) を犯す確率)。 P 値が小さいほど、標本がカテゴリ間に異なる分布をもつ母集団から抽出される確率は高くなります。伝統的には、P < 0.05 であれば、有意差があると結論付けることができます。