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幅広い数学的表現に対応した SigmaPlot のトランスフォーム言語を User-Defined Transform ダイアログボックスに入力することで、ワークシート上のデータを加工したり操作することができます。トランスフォームの内容は、Edit Transform フィールドに入力します。最大 32,000 文字まで入力することができます。
トランスフォーム関数のタイプ別一覧を以下に示します:
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以下に示すワークシート関数は、ワークシートの中のセルや列を特定したり、トランスフォームに使うデータをワークシートから読み込んだり、あるいは、トランスフォームの計算結果の出力先を指定するのに使用します。
| 関数 | 説明 |
|---|---|
| block | block 関数は、ワークシートにある指定したセルのブロックを返します。 |
| blockheight, blockwidth | blockheight と blockwidth 関数は、ワークシートにある特定のセルのブロックまたはブロックの大きさを返します。 |
| cell | cell 関数は、ワークシートにある特定のセルを返します。 |
| col | col 関数は、ワークシートの列または列の一部を返します。 |
| put into | put into 関数は、ワークシート列の変数または式の結果を代入します。 |
| subblock | subblock 関数は、別のブロックから特定のセルのブロックを返します。 |
データ操作関数は、ランダムでないデータを生成したり、既存のデータをサンプリング、選択、ソートするのに使用します。
| 関数 | 説明 |
|---|---|
| data | data 関数は、シリアルデータを生成します。 |
| if | if 関数は、2つのデータセットのいずれかを条件付きで選択します。 |
| nth | nth 関数は、n 番目毎にサンプリングしたデータを返します。 |
| sort | sort 関数は、データを昇順に並べ替えます。 |
SigmaPlot と SigmaStat には、三角関数のフルセットが用意されています。
| 関数 | 説明 |
|---|---|
| arccos | この関数は、指定した引数の逆余弦を返します。 |
| arcsin | この関数は、指定した引数の逆正弦を返します。 |
| arctan | この関数は、指定した引数の逆正接を返します。 |
| cos | この関数は、指定した引数の余弦を返します。 |
| sin | この関数は、指定した引数の正弦を返します。 |
| tan | この関数は、指定した引数の正接を返します。 |
| cosh | この関数は、指定した引数の双曲余弦を返します。 |
| sinh | この関数は、指定した引数の双曲正弦を返します。 |
| tanh | この関数は、指定した引数の双曲正接を返します。 |
数値関数は、ひとつの数または数の範囲に対して、以下に示す特定の計算を実行し、その結果を返します。
| 関数 | 説明 |
|---|---|
| abs | abs 関数は、絶対値を返します。 |
| exp | exp 関数は、e に対するべき乗を指定し、その値を返します。 |
| factorial | factorial 関数は、指定した各数の階乗を返します。 |
| mod | mod 関数は、指定した被除数と除数の剰余、すなわち、割り算の余りを返します。 |
| ln | ln 関数は、指定した数の自然対数を返します。 |
| log | log 関数は、指定した数の底を 10 とする対数を返します。 |
| sqrt | sqrt 関数は、指定した数の平方根を返します。 |
以下の関数は、範囲に関する情報を返します。
| 関数 | 説明 |
|---|---|
| count | count 関数は、範囲内にある数値の数を返します。 |
| missing | missing 関数は、範囲内にある欠損値とテキスト文字列の数を返します。 |
| size | size 関数は、範囲内にある全ての数値、欠損値、テキスト文字列を含むデータポイントの数を返します。 |
累積関数は、累積演算した値を返します。
| 関数 | 説明 |
|---|---|
| diff | diff 関数は、範囲内にある隣り合った数の差を返します。 |
| sum | sum 関数は、範囲内にある数の累積合計を返します。 |
| total | total 関数は、範囲内にある数の総計を返します。 |
2種類の乱数発生関数を利用して、正規分布または一様分布の数列を作成できます。
| 関数 | 説明 |
|---|---|
| gaussian | gaussian 関数は、指定した平均と標準偏差の正規 (ガウス、または、釣り鐘型) 分布になるよう一連の数を生成するのに使用します。 |
| random | random 関数は、指定した範囲内で一様分布になるよう一連の数を生成するのに使用します。 |
精度関数は、数値を整数に変換したり、端数処理 (round off) するのに使用します。
| 関数 | 説明 |
|---|---|
| int | int 関数は、数値を整数に変換します。 |
| prec | prec 関数は、指定した有効桁に数値を丸めます。 |
| round | round 関数は、指定した小数点の数に数値を丸めます。 |
統計関数は、ひとつまたは複数の範囲の数に対して統計的演算を実行します。
| 関数 | 説明 |
|---|---|
| avg | avg 関数は、複数の範囲内にある対応する各数の平均値を計算します。ワークシート列にある行をまたがる数の平均を計算するのに利用できます。 |
| max | max 関数は、範囲内の最大値を返します。 |
| min | min 関数は、範囲内の最小値を返します。 |
| mean | mean 関数は、範囲の平均値を計算します。 |
| median | median 関数は、範囲の中央値を計算します。 |
| runavg | ranavg 関数は、範囲の移動平均を生成します。 |
| stddev | stddev 関数は、範囲の標準偏差を返します。 |
| stderr | stderr 関数は、範囲の標準誤差を計算します。 |
これらの関数は、XY 座標で指定された面積と距離を算出するのに利用できます。単位は、X と Y で使用される単位に準拠します。
| 関数 | 説明 |
|---|---|
| area | area 関数は、XY 座標で表された多角形の面積を求めます。 |
| dist | distance 関数は、XY 座標で表された線分の距離を計算します。 |
| partdist | partdist 関数は、初期 XY 座標から最後の XY 座標までに至る移動距離を累積計算します。 |
これらの関数は、方程式の初期パラメータをソースデータから自動的に推定できる SigmaPlot の非線形カーブフィット機能と連携して使用できるよう設計されています。SigmaPlot に用意されている Standard Regression Equations ライブラリの関数を使うことで、ユーザー独自のパラメータ決定関数をこれらの関数で開発することができます。
| 関数 | 説明 |
|---|---|
| ape | この関数は、多項式、有理多項式、および、パラメータの線形関数として表わすことができるその他の関数に使用します。線形最小二乗推定プロシージャーを使用してパラメータ推定を求めます。 |
| dsinp | この関数は、減衰正弦関数の位相推定をラジアンで返します。 |
| fwhm | この関数は、ピークの最大値の半分におけるピークの x 幅 (半値全幅) を返します。 |
| inv | inv 関数は、可逆正方行列の逆行列をブロックで生成します。 |
| lowess | lowess アルゴリズムは、ノイズの多いデータをスムーズにするのに使用します。"Lowess" は locally weighted regression (局所重み付き回帰) を意味します。スムーズ曲線に沿った各点は、曲線の点に近いデータポイントの回帰式から求められます。最も近い点ほど重みが付けられます。 |
| lowpass | lowpass 関数は、x 値と y 値の範囲から、FFT と IFFT を使用するオプションのユーザー定義スムージング因子を使って、スムーズ化された y 値を返します。 |
| sinp | この関数は、正弦関数の位相推定をラジアンで返します。 |
| x25 | この関数は、S字型関数のスムーズデータの最小値と最大値の間の距離の 25% における y 値に対する x 値を返します。 |
| x50 | この関数は、S字型関数のスムーズデータの最小値と最大値の間の距離の 50% における y 値に対する x 値を返します。 |
| x75 | この関数は、S字型関数のスムーズデータの最小値と最大値の間の距離の 75% における y 値に対する x 値を返します。 |
| xatymax | この関数は、ピーク型関数の y 座標範囲における最大の y 値に対する x 値を返します。 |
| xwtr | この関数は、S字型関数における x75-x25 を返します。 |
これらの関数は、各種演算に特化した関数です。
| 関数 | 説明 |
|---|---|
| choose | choose 関数は、数学の二項係数 "nCr" 関数です。 |
| histogram | histogram 関数は、データの範囲または列からヒストグラムを生成します。 |
| implicit | implicit 関数は、指定された範囲を持つ1つ以上の独立変数を含む方程式で陰的に定義された関数の値を求めます。 |
| interpolate | interpolate 関数は、XY 座標間の線形補間を実行します。 |
| lookup | lookup 関数は、指定した範囲のテーブルと値を比較し、テーブルが1次元配列の場合は対応するインデックスを、テーブルが二次元配列の場合は対応する値を返します。 |
| polynomial | polynomial 関数は、指定した多項式における指定した独立変数の結果を返します。 |
| rgbcolor | 色関数 rgbcolor(r,g,b) は、0~255 の範囲で引数 r, g, b をとり、ワークシートのセルにその色を返します。 |
| root | root 関数は、1つ以上の1変数の関数の根や特異点を有限区間から求め、求められた値の範囲を返します。 |
トランスフォーム言語の構成要素 (constructs) は、通常の関数よりも複雑な処理ができる特殊な構造からなります。
| 関数 | 説明 |
|---|---|
| for | for 文は、反復処理におけるループ要素となるものです。 |
| if...then...else | if...then...else 要素は、指定した条件の結果に基づいて、一連の2つの処理のうちのいずれかを進めるものです。 |
これらの関数の周波数に基づくフィルタリングを使って、データのノイズを除去したり、データをスムーズにすることができます。
| 関数 | 説明 |
|---|---|
| fft | fft 関数は、お持ちのデータの周波数領域表現を求めます。 |
| invfft | invfft 関数は、fft で生成されたデータの逆 fft をとり、そのデータを新しいフィルター形式に格納します。 |
| real | real 関数は、複素数の範囲から実数を取り出します。 |
| imaginary (img) | img 関数は、複素数の範囲から虚数を取り出します。 |
| complex | complex 関数は、実数と虚数のいずれか又は両方のブロックを複素数の範囲に変換します。 |
| mulcpx | mulcpx 関数は、2つの範囲の複素数を掛け合わせます。 |
| invcpx | invcpx は、複素数の範囲の逆数をとります。 |
これらの関数を使って、有意確率、統計の棄却値、信頼区間、ヒストグラム比較など、統計量を計算したり検証することができます。
| 関数 | 説明 |
|---|---|
| normdist | この関数は、累積正規 (ガウス) 分布関数です。正規分布に従う確率変数が指定した独立変数の値よりも低くなる確率を返します。 |
| norminv | この関数は、逆累積正規 (ガウス) 分布関数です。指定した引数と、正規分布に従う確率変数が戻り値より低くなる確率が等しくなります。 |
| normden | この関数は、正規 (ガウス) 確率密度関数です。この関数のグラフは、釣り鐘型曲線 (ベルカーブ) として一般によく知られています。指定した引数の値における、累積分布関数の傾きの値を返します。 |
| chisquaredist | この関数は、累積カイ二乗分布関数です。カイ二乗分布に従う確率変数が指定した独立変数の値より小さくなる確率を返します。 |
| chisquareinv | この関数は、逆累積カイ二乗分布関数です。指定した引数と、カイ二乗分布に従う確率変数が戻り値より小さくなる確率が等しくなります。 |
| chisquareden | この関数は、カイ二乗確率密度関数です。指定した引数の値における、累積分布関数の傾きの値を返します。 |
| tdist | この関数は、スチューデントの t-分布関数です。t 分布に従う確率変数が指定した独立変数の値よりも小さくなる確率を返します。 |
| tinv | この関数は、スチューデントの t-分布関数の逆関数です。指定した引数と、t 分布に従う確率変数が戻り値より小さくなる確率が等しくなります。 |
| tden | この関数は、t-分布の確率密度関数です。指定した引数の値における累積分布関数の傾きの値を返します。 |
| fdist | この関数は、F-分布関数です。F 分布に従う確率変数が指定した独立変数の値よりも小さくなる確率を返します。 |
| finv | この関数は、F-分布関数の逆関数です。指定した引数と、F 分布に従う確率変数が戻り値より小さくなる確率が等しくなります。 |
| fden | この関数は、F-分布の確率密度関数です。指定した引数の値における累積分布関数の傾きの値を返します。 |
| gammadist | この関数は、累積ガンマ分布関数です。ガンマ分布に従う確率変数が指定した独立変数の値よりも小さくなる確率を返します。 |
| gammainv | この関数は、ガンマ分布関数の逆関数です。指定した引数と、ガンマ分布に従う確率変数が戻り値より小さくなる確率が等しくなります。 |
| gammaden | この関数は、ガンマ分布の確率密度関数です。指定した引数の値における累積分布関数の傾きの値を返します。 |
| weibulldist | この関数は、累積ワイブル分布関数です。ワイブル分布に従う確率変数が指定した独立変数の値よりも小さくなる確率を返します。 |
| weibullinv | この関数は、ワイブル分布関数の逆関数です。指定した引数と、ワイブル分布に従う確率変数が戻り値より小さくなる確率が等しくなります。 |
| weibullden | この関数は、ワイブル分布の確率密度関数です。指定した引数の値における累積分布関数の傾きの値を返します。 |
| cauchydist | この関数は、累積コーシー分布関数です。コーシー分布に従う確率変数が指定した独立変数の値よりも小さくなる確率を返します。 |
| cauchyinv | この関数は、コーシー分布関数の逆関数です。指定した引数と、コーシー分布に従う確率変数が戻り値より小さくなる確率が等しくなります。 |
| cauchyden | この関数は、コーシー分布の確率密度関数です。指定した引数の値における累積分布関数の傾きの値を返します。 |
| erf | この関数は、誤差関数です。スケールと解釈は、累積正規分布関数と関係します。 |
| erfc | この関数は、相補誤差関数です。1 マイナス誤差関数の戻り値を返します。 |
| lognormdist | この関数は、累積対数正規分布関数です。対数正規分布に従う確率変数が指定した独立変数の値よりも小さくなる確率を返します。 |
| lognorminv | この関数は、対数正規分布関数の逆関数です。指定した引数と、対数正規分布に従う確率変数が戻り値より小さくなる確率が等しくなります。 |
| lognormden | この関数は、対数正規分布の確率密度関数です。指定した引数の値における累積分布関数の傾きの値を返します。 |
| expdist | この関数は、累積指数分布関数です。指数分布に従う確率変数が指定した独立変数の値よりも小さくなる確率を返します。 |
| expinv | この関数は、指数分布関数の逆関数です。指定した引数と、指数分布に従う確率変数が戻り値より小さくなる確率が等しくなります。 |
| expden | この関数は、指数分布の確率密度関数です。指定した引数の値における累積分布関数の傾きの値を返します。 |
| logisdist | この関数は、累積ロジスティック分布関数です。ロジスティック分布に従う確率変数が指定した独立変数の値よりも小さくなる確率を返します。 |
| logisinv | この関数は、ロジスティック分布関数の逆関数です。指定した引数と、ロジスティック分布に従う確率変数が戻り値より小さくなる確率が等しくなります。 |
| logisden | この関数は、ロジスティック分布の確率密度関数です。指定した引数の値における累積分布関数の傾きの値を返します。 |
| loglogisdist | この関数は、累積対数ロジスティック分布関数です。対数ロジスティック分布に従う確率変数が指定した独立変数の値よりも小さくなる確率を返します。 |
| loglogisinv | この関数は、対数ロジスティック分布関数の逆関数です。指定した引数と、対数ロジスティック分布に従う確率変数が戻り値より小さくなる確率が等しくなります。 |
| loglogisden | この関数は、対数ロジスティック分布の確率密度関数です。指定した引数の値における累積分布関数の傾きの値を返します。 |