Standard Error Bars:これを選択すると、生存確率に関する標準誤差のエラーバーが追加されます。エラーバーは、故障 (failure) の発生時点に配置されます。これらの要素は、いずれも生存曲線と同じカラーでグラフに配置されます。グラフを作成した後は、Graph Properties を使って、これらのカラー、および、その他のグラフ属性を変更できます。
3.2 Options for Survival Log Rank: Results
Report.
Cumulative Probability Table:このオプションを解除すると、累積確率テーブルがレポートから除外されます。これにより、データセットが大量にあるときでもレポートの長さを短く抑えることができます。
P values for multiple comparisons:多重対比較検定の P 値と、それを検定する臨界値を表示するには、これを選択します。Holm-Sidak 検定の臨界値は、一対検定ごとに変わります。Bonferroni 検定を選択している場合、この臨界値は全ての一対検定で同じになります。
※ Tip:ログランク検定の臨界 P 値は、Options ダイアログボックスで変更することができます。詳しくは、レポートグラフをご覧ください。この臨界 P 値の設定は、グローバル設定ですので、SigmaPlot の全ての検定に適用されます。
Only when Survival P Value is Significant:これを選択すると、オリジナルの比較検定が有意なときだけ多重比較の結果がレポートに配置されます。この有意水準は、 Significance Value for Multiple Comparisons ドロップダウンリストから 0.05 または 0.01 を選択できます。(※ v14 では Σ > Options > Report タブの Test Results で指定します)
※ Tip:レポートに比較結果が表示されるのは、多重比較が実行された場合のみです。これを常に表示させたい場合は、Only when Survival P Value is Significant オプションを解除してください。
検定を実行する前にお持ちのデータを選択しておきたい場合は、対象となるデータをマウスポインタでドラッグしておきます。選択する列は必ず正しい順番に隣接している必要があります (生データの場合なら Time, Status、インデックス付きデータの場合なら Group, Time, Status の順です)。詳しくは、ログランク生存分析データを配置するをご覧ください。
Analysis タブを選択します。
SigmaStat グループにある Tests ドロップダウンリストから次を選択します:Survival→Kaplan-Meier→LogRank検定ウィザードの Survival LogRant – Data Format パネルが表示されます。
Data Format ドロップダウンリストから以下のいずれかを選択します:
Time, Status 列のデータ対が群ごとに複数ある場合は、Raw データフォーマットを選択します。
複数の群が1列に指定されている場合は、Indexed データフォーマットを選択します。 Data Format パネルで Raw データフォーマットを選択した例
Next をクリックすると、Select Data パネルが表示され、使用するデータ列を選択するよう指示されます。この検定を選択する前に列を選択していれば、Selected Columns リストに選択した列が表示されます。 Survival LogRank の Select Data パネルで Raw データフォーマットを選択して、複数の Time/Status 列の対を選択するよう指示される例。
Selected Columns リストに別のワークシート列を割り当てたい場合には、ワークシートで直接その列を選択するか、Data for Data ドロップダウンリストからその列を選択します。Selected Columns リストの一行目 (Time 1) に割り当てられるのは最初に選択した列で、次に選択した列がリストの次の行 (Status 1) に割り当てられます。各行には、選択した列のタイトルが表示されます。分析したい全ての群について Time, Status 列の選択を続けます。
Finish をクリックすると、生存グラフとレポートが作成されます。得られる結果は選択した検定オプションの内容によって変わります。データフォーマットに Indexed を選択している場合、検定ウィザードの Select Data パネルには、Group, Time, Status の3列をワークシートから選択するよう指示されます。
Next をクリックして、分析に含めたい群を選択します。Group 列の全ての群を分析したい場合は、Select all groups を選択します。そうでない場合は、Data for Group ドロップダウンリストから対象となる群を選択します。全ての群の中から一部を選択できるので、レポートに表示させたいものだけを選択することができます。
Next をクリックして、上述と同じくステータス変数を選択したら、分析をおこない、レポートとグラフを作成します。
多重比較を P 値が有意なときだけ実行するよう選択しており、LogRank プロシージャーで出力される P 値が設定した P 値と等しいかそれより小さい場合、あるいは、Options for LogRank ダイアログで多重比較を常に実行するよう選択している場合は、多重比較の結果がレポートに表示されます。
Holm-Sidak 検定は、All pairwise 比較と Versus Control (対照群との比較) の両方で使用します。Bonferroni 検定よりもパワフルであるため、それらでは検出できない差を検出することができます。一対比較 (pairwise comparison) 検定における第一のプロシージャーとして推奨されています。この検定を実行すると、計算された全ての比較の P 値が小さい順に並び替えられます。そして、それぞれの P 値は、臨界水準 (critical level) と比較されます。この臨界水準は、検定の有意水準 (検定オプションで設定) 、P 値の順位、および、比較の総数に応じて変化します。ある P 値が臨界水準を下回っていれば、該当する2群間に有意差があることをあらわします。