日本語 English
株式会社ヒューリンクス
TEL:03-5642-8384
営業時間:9:00-17:30

yFiles Ajax (評価版) のインストールと動作確認

【概要】

yFiles Ajax は Java と Ajax (JavaScript ライブラリー) で動作するライブラリーを提供し、WEB-ブラウザ上で動作するアプリケーションを開発できます。

以下に、 yFiles Ajax 本体と、そのサンプルをインストールする手順を紹介します。

yFiles Ajax を利用するには、「Eclipse + TOMCAT 開発環境」が必要です。"Eclipse + TOMCAT (yFiles Ajax の開発環境) のインストール" を参照下さい。

1) 評価版(30日)のダウンロード

  • 以下の WEB-サイトから評価版をダウンロードできます。

    Evaluate yFiles Ajax
    (http://www.yworks.com/en/products_yfilesajax_eval.php)

    ダウンロードされるモジュールは、以下です。
    yfilesajax-1.4-java-server-2.8-eval.zip … 21.9 MB

2) 評価版 (30日) のインストール手順

  • yfilesajax-1.4-java-server-2.8-eval.zip を展開して下さい。

    yfilesajax-1.4-java-server-2.8-eval というフォルダーが生成されます。

    その内容は以下です。
フォルダー   内容
demos …. yFiles Ajax のサンプル
doc …. 各種の詳細説明書
lib …. yFiles Ajax と yFiles for Java のライブラリー
yfiles-for-java …. yFiles for Java の解説
3rdPartyLicenses …. ライセンス関係
ファイル   内容
README.html …. インストールなどの説明
yfiles-ajax-license.xml …. yFiles Ajax の評価キー
CHANGES_yFilesAJAX.html …. 更新履歴
CHANGES_yFilesJava.html …. 更新履歴
SOFTWARE_LICENSE_AGREEMENT.html …. ライセンス使用同意書
  • このフォルダーに Eclipse のプロジェクトを対応させて動作確認をしていきます。
    その手順を以下に説明します。

3) TOMCAT プロジェクトを作成する

  • Eclipse 3.6 (Helios) を起動します。

    –> [ワークスペース・ランチャー] が起動されるので、ワークスペースを “../workspace”に指定して、[OK] を押します。
  • Eclipse の設定を確認します。

    メニューの “ウィンドウ(W)-> 設定(P)” を選択します。

    –> [設定] ダイアログが表示されるので、

    • Java-> インストール済みのJRE” タブを選択し、続いて “JRE1.5” であることを確認します。


    • Java-> コンパイラー” タブを選択し、続いて “コンパイラー準拠レベル(I):“-> “1.5” を選択します。


    • Tomcat” タブを選択し、続いて “バージョン 6.X” であることを確認します。

      tomcat6.0 …. TOMCAT ver-6.0” のフォルダー位置が正しいことを確認します。


    • 上記手順で問題がなければ [OK] ボタンを押します。
  • 右上のパースペクティブ・タイプ “JavaEE” を選択し、”プロジェクト・エクスプローラ” 上で、右クリックします。

    –> ダイアログが表示されるので、”新規(N)-> 動的 Web プロジェクト“を選択します。


    –> [動的 Web プロジェクト] ダイアログが表示されるので、下記を指定します。

    動的 Web モジュールバージョン(V):2.5
    プロジェクト名:yfiles-ajax
    デフォルト・ロケーションを使用(D):オフ
    ロケーション(L):G:\Hulinks\yFiles\Ajax\yfilesajax-1.4-java-server-2.8-eval
    2)‘ のステップで評価版を展開したフォルダーを指定します。



    • [New Runtime(R)..] を押します。

      –> [新規サーバー・ランタイム環境] ダイアログが表示されるので、

      Apache Tomcat v6.0” を指定し、[次へ(N)>] を押します。


      –> “インストール・ディレクトリーを指定して下さい” の指示が表示されるので、

      [参照(B)] を押して、Tomcat6.0 のフォルダーを指定します。
      [完了(F)] を押します。 


    • [動的 Web プロジェクト] ダイアログに戻り、[次へ(N)] を押します
  • –> [新規動的 Web プロジェクト] ダイアログが表示されるので、

    • ビルド・パス上のソース・フォルダー(S)“: src を選択し、[除去(R)] を押します。


    • [フォルダーの追加(A)..] を押します。

      –> [ソース・フォルダーの追加] ダイアログが表示されるので、

        ”demos\src” を指定して、[OK] を押します。


    • [新規動的 Web プロジェクト] ダイアログに戻り、[次へ(N)] を押します。

    • コンテンツ・ディレクトリー(D):” を “demos/web-content” に変更します。
      [完了(F)] を押します。
  • –> Eclipse ウィンドウの下方のステータス欄に “yfiles-ajax を検証中:(XX%)” が表示されます。

    数分掛かりますが、100% になるのを待って下さい。

4) “yfiles-ajax” プロジェクトをカスタマイズする

  • yfiles-ajax” プロジェクトの上で、右クリックし、”プロパティ(R)” を選択します。


    –> [yfiles-ajax のプロパティ] ダイアログが表示されるので、

    • Java のビルド・パス“、”ライブラリー(L)” を選択し、[Jar 追加(J)..] を押します。

      –> [JAR の選択] ダイアログが表示されるので、

      y.jar と yfiles-ajax.jar を指定し、[OK] を押します。
  • –> [yfiles-ajax のプロパティ] ダイアログに戻って、”Deployment Assembly” を選択します。
    • –> [Java のビルド・パスの設定] ダイアログが表示されるので、[適用] を押します。


      –> [Web Deployment Assembly] の画面が表示されるので、

      [追加(D)..] を押します。


      –> [New Assembly Directive] ダイアログが表示されるので、

      フォルダー” を指定し、[次へ(N)] を押します。


      lib/resources” を指定し、[完了(F)] を押します。


      [追加(D)..] を押して、上記の操作と同様に

      フォルダー” -> “lib/javascript” を指定し、[完了(F)] を押します。
  • –> [Web Deployment Assembly] の画面に戻り、

    • /lib/javascript” の右横のマスをダブル・クリックし、
      /” -> “javascript” に置き換えます。

    • /lib/resources” の右横のマスをダブル・クリックし、
      /” -> “resources” に置き換えます。

    • [追加(D)..] を押します。


      –> [New Assembly Directive] ダイアログが表示されるので、
        “Java Build Path Entries” を指定し、[次へ(N)]を押します。


        “y.jar, yfiles-ajax.jar” を指定し、[完了(F)] を押します。
  • –> [Web Deployment Assembly] の画面に戻り、

    • [OK] を押します。

5) 必要なライブラリーと評価用キーをコピーする

  • yfilesajax-1.4-java-server-2.8-eval\lib\java\” フォルダーにある2つのファイルを選択し、
            yfiles-ajax.jar ….. 65.9 MB
            y.jar ….. 3.93 MB

    Eclipse プロジェクト・エクスプローラの “demos/web-content/WEB-INF/lib” の上にドラッグ&ドロップします。

      –> [File Operation] ダイアログが表示されるので、
        “ファイルをコピーする(C)” を選択し、[OK] を押します。

  • 同様に、”yfilesajax-1.4-java-server-2.8-eval\yfiles-ajax-license.xml” を選択し、”demos/web-content/WEB-INF” の上にドラッグ&ドロップします。


  • yfiles-ajax” プロジェクトの上で、右クリックし、”リフレッシュ(F)” を選択します。


6) ローカル・サーバーを定義する

  • サーバー” タブを選択し、画面上で、右クリックします。

    –> ダイアログが表示されるので、”新規(W)-> サーバー” を選択します。


    • –> [新規サーバー] ダイアログが表示されるので、

      Tomcat v6.0 サーバー” を指定し、[次へ(N)]を押します。


    • –> “追加および除去” の画面が表示されるので、

      yfiles-ajax” を指定し、[追加(D)] を押します。次に、[完了(F)] を押します。


    • –> サーバーの画面に、”ローカル・ホストの Tomcat v6.0 サーバー” の項目が追加されます。

7) yFiles Ajax のサンプルを起動する

  • サーバーの画面で、”ローカル・ホストの Tomcat v6.0 サーバー” の上で右クリックします。

    –> ダイアログが表示されるので、”開始(S)” を選択します。


    –> “コンソール” タブを選択すると、サーバー起動のログが表示されていてサーバーに関連するいくつかのモジュールが Start しています。

    最後に、評価用キーの有効期限が表示されています。
  • WEB-ブラウザ上で、”http://localhost:8080/yfiles-ajax/” を入力します。

    –> yFiles Ajax のサンプル画面が表示されます。


    –> 画面の中の “Organization Chart” を選択すると、”Organization Chart” デモが開きます。

    ・次の操作を行います。
    1. 構成図(Structure View)“ペインで、”Richard Fuller-> RobertHartman” を選択します。
    2. オプション(View Options)“ペインで、”Local View” を選択します。
    3. 引き続き、”Show Colleagues” を選択します。
      –> 図のように、本人(Robert Hartman)を中心にした人間関係
        即ち、上司、同僚、部下が上手くレイアウトされて表示されます。