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株式会社ヒューリンクス
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24.8 故障、打ち切り値、および、タイ

故障、打ち切り値、および、タイの関係は、生存曲線の形状に影響を及ぼします。以下は、生存曲線を特徴付ける幾つかの規則です:

  • 故障が発生すると必ず1段下がる。
  • 複数の故障が同時に発生すると (タイ)、段階は大きく下がる。
  • 打ち切り値で曲線が下がることはない。
  • タイになった故障 (および、故障と打ち切り) の値は、対応する生存曲線の階段の内角で重なりあう。
  • 打ち切り値のシンボルを表示すると便利である。
  • 故障シンボルは必ずしも表示しなくてもよい。
  • 生存時間の最大値が故障の場合、生存曲線はゼロに向けて下がる。
  • 生存曲線の下がる速度は、打ち切り値によって弱まる。
  故障 (failure)、打ち切り値 (censored)、および、タイ (tied) データを各種組合せた仮想的な生存曲線。
  これらの規則の影響をグラフィカルに示す。

上記は、故障 (Failures) と打ち切り (censored) 値をそれぞれ白丸と黒丸で示したものです。time = 1.0 のときに故障が1つ発生しており、それは、段階的曲線の内角に配置されています。故障が生じるのは、いずれも内角であることから、故障シンボルの表示は必須ではありません。SigmaPlot では故障シンボルを表示できますが、デフォルトでは非表示に設定されています。time = 2.0 のところで2つのタイになった故障があります。これらは故障が1つのときの階段と比べて2倍の大きさで下がっており、階段の同じ内角に重なり合っています。経過時間 2.0 から 8.0 の間では、4つの打ち切り値があり、そのうち2つはタイになっています。打ち切り値が幾つあっても、生存曲線が下がる要因にはならず、また、打ち切り値がタイになったところでも異常は起きません。time = 8.0 のところでは、タイになった4つの値があります。このうち2つは故障、2つは打ち切りです (2つの打ち切り値は分かりやすくするためにわずかにずらされています)。故障は階段の内角に配置されるため、これらは階段の内角に配置されています。time = 19.0 には打ち切り値があるため生存曲線は X 軸と接しません。