ファイル保存時に、複数のフォルダの保存先 (ディレクトリ) を一時的に指定し、それぞれ切り替えて保存したい場合があります。数式入力を使用することである程度実現できます。

KaleidaGraph のフォルダ (C:\Program Files\KaleidaGraph x.x) に、次の内容のファイルをそれぞれメモ帳で作成し保存します。

ファイル名: Data_1.txt
#SET_DIRECTORY
directory = “C:\Data_1\”
#END
ファイル名: Data_2.txt
#SET_DIRECTORY
directory = “C:\Data_2\”
#END
ファイル名: Data_3.txt
#SET_DIRECTORY
directory = “C:\Data_3\”
#END
数式入力でF6キーをクリックし、次のコマンドを入力し登録します。
execute(“C:\ProgramFiles\KaleidaGraph x.x\Data_1.txt”)

次に、F7キーをクリックし、次のコマンドを入力します。
execute(“C:\ProgramFiles\KaleidaGraph x.x\Data_2.txt”)
F8キーをクリックし、次のコマンドを入力します。
execute(“C:\ProgramFiles\KaleidaGraph x.x\Data_3.txt”)
F6、F7、F8 キーにそれぞれスクリプトを実行するコマンドが登録されました。
F6、F7、F8 キーいずれかを選択し、「実行」ボタンをクリックします。
SET_DIRECTORY のスクリプトが実行され、ディレクトリが設定されます。
KaleidaGraph でファイルオープンや保存を実行すると、指定したディレクトリが開かれます。
上記の登録した設定を維持するためには、KaleidaGraph 終了時に、「変更の保存」ダイアログで「マクロ」を選択して「OK」をクリックして下さい。