グリッド手法の Data Metrics に用意されている Terrain Slope オプションを使えば、指定した探索パラメータを使用して、局所勾配 (local slope) を計算できます。データセットが小さい場合のデフォルトの検索は検索なし (no search) なので、各ノードには同じ平均勾配値が割り当てられます。検索半径をより小さくすることで、意味のある結果と勾配の変化を得ることができます。

Surfer 17 以降でこれを行うには：

1. Home | Grid Data | Grid Data をクリックして、Grid Data – Select Data ダイアログを開きます。
2. Grid Data – Select Data ダイアログで、
   1. 左側にある Gridding Method リストから、Data Metrics を選択します。
   2. Dataset 1 リストから使用するデータファイルを選択します。すなわち、Browse をクリックして、目的のファイルを選択したら「開く」をクリックします。
   3. 使用するデータの X, Y, Z 列を設定します。
   4. Next (次へ) をクリックします。
3. Grid Data – Data Metrics – Options ダイアログでは、
   1. 右側にある Data Metrics Parameters セクションで、Metric to interpolate を Terrain Slopes に変更します。
      
4. Search Neighborhood セクションで、None (use all data) のチェックを外して、Search Ellipse 下位セクションにある Radius 1 と Radius 2 の値を指定します。
5. Skip to End をクリックします。
   Finish (完了) をクリックすると、指定したオプションでグリッドが生成されます。