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更新日: 18/10/04

Surfer における Fault(断層)と Breakline(傾斜変換線)の違いは何ですか?

Surfer では、Breakline (傾斜変換線) と Fault (断層) の取り扱いを区別します。

Breaklines(傾斜変換線)は、そのラインの両側で勾配に違いがある場合です。尾根の頂や河床の底がこれに該当します。Breaklines の BLN ファイルには、X, Y, Z の3つの値があります。BLN ファイルで Z 値のデータが使われるのは、この場合だけです。グリッド作成に際しては、ラインの反対側にあるデータポイントも考慮されます。また、グリッドで考慮されるデータポイントには、breakline の BLN ファイルで定義された XYZ 点も含まれます。

Fault(断層)は、そのラインの両側で Z 値に違いがある場合です。これは、地すべりやビルディングなど、地質的な断層やその他の理由で生じる違いがこれに該当します。Fault の BLN ファイルには、X と Y 値しかありません。グリッド作成に際しては、Fault は仕切り(stop)と見なされます。Fault では、断層の反対側にあるデータが考慮されることはありません。断層を迂回することもありますが、それだけ距離は増加しますので、断層の反対側のデータがグリッドノードに及ぼす影響はほとんどありません。断層がポリゴン(多角形)からなり、かつ、グリッドファイルの全てのデータポイントがその内側にある場合、ポリゴンより外側の領域は、空白(ブランク)になります。なお、Surfer の断層は厳密には地質学的断層ではないため、断層が移動する方向やその変位量を指定する手段は用意されていません。

以下に示すのは、 Breakline と Fault のグリッドに対する影響をあらわすイメージ画像です。Breakline と Fault の作成に使用したのは、Surfer のサンプルデータ Demogrid.dat ファイルと、図のような青のラインの座標を定義した BLN ファイルで、3列目の値には 0 を設定しています。BLN ファイルは、 Breakline と Fault のいずれにも利用できます。3列目の 0 の値 (各頂点の Z 値) が使用されるのは、BLN が Breakline ファイルとして使用されるときのみです。BLN ファイルが Fault やその他の Breakline 以外として利用される場合は、3列目の値は無視されます。

オリジナルの等高線
オリジナルのデータセットに2つの Fault(断層)を加えてグリッド化したあと、等高線にした例
オリジナルのデータセットに2つの Breakline(傾斜変換線)を加えてグリッド化したあと、等高線にした例

グリッド手法別の Breakline (傾斜変換線) と Fault (断層) の対応表

グリッド手法
Breaklines
Faults
Inverse Distance to a Power
Kriging
×
Minimum Curvature
Modified Shepard’s Method
×
×
Natural Neighbor
×
×
Nearest Neighbor
Polynomial Regression
×
×
Radial Basis Function
×
Triangulation with Linear Interpolation
×
×
Moving Average
×
Data Metrics
Local Polynomial
×