1. 3D View の新しい機能
- 3D View として作成したモデルに軸 (axes)、タイトル (titles)、目盛り (tick marks)、グリッドライン、ラベルを追加できます。3D 分析の精度が向上し、レポートやプレゼンテーションで使用するための美しいグラフィックを作成できます。
- モデル上の任意の地点にマウスを重ねると、その地点の XYZ 座標をステータスバーで確認することができます。
2. Grid Data の新しい機能
- Grid Data ウィザードの刷新
多数の新機能の追加はもちろん、グリッドの生成作業をよりわかりやすく、フレキシブルに、そして、検証しやすくするために、Grid Data ツールを再設計しました。
- 新しいグリッド手法:Cokriging (共クリギング) の追加
新しいグリッド手法 Cokriging を使用すれば、プライマリデータセットの補間を、セカンダリ相関データセットのガイドに従って行うことができます。
- kriging/cokriging のためのグラフィカルなバリオグラムモデリング
バリオグラムのモデリングをより直観的に、インタラクティブに、そして、ユーザーフレンドリーに行うことができるようになります。新しいグラフィック表示を使えば、異方性 (anisotropy) を容易に確認したり、推定されるバリオグラム値とモデルを視覚的に一致させることができます。
- 視覚的な交叉検証によるグリッド化の事前チェック
交叉検証を使用することで、グリッド処理を実行する前に指定したパラメータの精度を確認できます。
- グリッド生成パラメータの保存と再利用
何度も何度も同じグリッドパラメータを指定するようでしたら、それらの設定内容をファイルとして保存することができます。再利用したいときはいつでも、保存したファイルを Grid Data ウィザードで読み込むことができます。
- 作成したグリッドファイルをマップレイヤーとして素早く Plot ウィンドウに追加
作成したグリッドファイルを等高線、カラーレリーフ、3D サーフェス、その他のグリッドベースのマップとして Plot ウィンドウに追加することで、作業時間を節約できます。
- グリッド処理とあわせて行う空白化 (Assign NoData) の実行
ポリゴンを含むファイルを読み込むか、Plot ウィンドウにあるベースレイヤーのいずれかを選択できます。お持ちのデータのグリッド計算から、ポリゴンの内側または外側への空白化データの割り当てまでをワンステップで行うことができます。
3. ベクトルの編集
ポイント、ポリライン、ポリゴンの各頂点の X 座標と Y 座標のいずれか又は両方をインタラクティブに編集できます。BLN ファイルをインポートして、特定の頂点座標を指定したベクトルオブジェクトを作成する代わりに、プロパティウィンドウを使ってその頂点の座標を手動で編集できます。
4. ワークシートの改良
Excel で行うように、数式を下方にコピーしてデータを列全体に入力できるようになりました。特定のセルを参照する変換式を1つ定義したら、残りのデータ行すべてにそれをコピーすることでこれを実現できます。
5. 新しいインポート・エクスポートのフォーマット
- Contour マップを 3D PDF フォーマットにエクスポートできます。
- グリッドと Contour マップを 3D VRML フォーマットにエクスポートできます。
6. お知らせ機能
Golden Software の最新情報に関する重要なメッセージは、プログラム内の Notifications ウィンドウを介して配信されるようになりました。このメッセージは、残しておくことも破棄することも可能で、メッセージを読んだら閉じることもできます。