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Aker Solutions は Weisang社の状態監視システムを選択 |
2015年9月、ノルウェーの Åsgard油田で世界初の海底ガス圧縮ステーションが操業を開始しました。海底ガス圧縮は、運営を担当する Statoil社および石油ガス業界全体にとって、従来の掘削設備を海底プラントに置き換える重要な節目となるものです。
ノルウェーはこの分野を先導しています。Aker Solutions社は Statoil石油会社に Åsgard用のコンプレッサーを供給するエンジニアリングサービスプロバイダーであり、これまでに 17MW のパイロットプラントを建設してきました。システムは Nyhamna (ニーハムナ) の 30メートル沖に設置され、広範囲にわたって徹底的にテストされました。
パイロットプラントのオペレーションとテストには、新しいタイプの状態監視システムが設計されました。新システムは生データの平均値やスペクトル振幅といった量をアーカイブするだけでなく、数週間分のサンプル、生ラジオ周波数データの履歴を記録します。この利点は、結果が表れるときに応じて結果の解析に使用するプロセスを柔軟に選択できることです。従来の状態監視システムと同様に、これまではデータが収集されているときに圧縮する場合は、情報が消失する可能性がありました。しかし、最大 14 kHz のサンプリングレートを使ったデータが数千のチャンネルから発生するため、この設計はデータベース主導型のシステムのパフォーマンスを高度に要求します。
Weisang社は社内で開発した HistoryBaseリングバッファーデータベースで見事に要求に応え、2010年から Nyhamnaパイロットプラントの状態監視モニターを供給しています。システムが起動しテストが稼働している間、システムは役立つ情報を提供しました。Nyhamnaシステムを使った有意義な経験を経て、2011年末に Aker Solutions は Weisang に Åsgard油田プロジェクトの状態監視モニター3台を発注しました。システムは予定どおり 2012年11月に納品されました。
HistoryBase は時系列データ収集と解析要求用に特に最適化されています。受信データストリームはハードディスク帯域幅全体を使って保存され、下流のシステムは大幅に遅れることなく準備されます。リングバッファーの設計はデータベースのサイズを制限し、データの移動履歴を提供します。スナップショットの複製および撮影用のシステム統合ツールによって、簡単にデータを管理し保護することができます。
Weisang は Ormen Lange (オーメン・ランゲ) ガス田のパイロットシステムの開発を通じてデータ保管と解析の専門知識を示すことができました。Aker Solutions はテラバイトの測定データをアーカイブし、解析し、提示できるパートナーを探していました。Weisang社の FlexPro と HistoryBase はこのタスクに対する理想的なツールでした。Weisang社の状態監視システムは数週間分の生の高周波データを保存する能力に秀でています。予期せぬ結果の場合、あらゆるデータが解析に使用可能です。
「当社はこのような先駆的なプロジェクトに参加することができて光栄であり嬉しく思います。パートナーのソリューション、品質、信頼性に大きな期待が寄せられている場に参加できることは名誉なことです。」と、社長の Richard Weisang は述べています。