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製品は英語アプリケーション・英語 PDF マニュアル付きです。

CrystalKitX 入門ガイド詳しくはこちらをご覧ください。(CrystalKitX は CrystalKit の旧称です)

CrystalKit の主な機能

InP/Copper 界面の断面図
Copper に InP の Precipitate を作成した例

CrystalKit は、点欠陥をはじめとする粒界、析出物といった様々な種類の結晶欠陥を非常に短時間で構築できるプログラムです。プログラムではまず、CrystalKit 内で単結晶データを直接入力するか、Tempas で使用する構造ファイルを読み込みます。CrystalKit を使って生成される最終構造物はいずれも Tempas ファイル、または、CIF ファイルとして保存できるので、回折パターンや高解像度 TEM 像のシミュレーションを素早く実行できます。プログラムでは最大2種類の結晶構造を取り扱い、界面構造を生成することができます。数千の原子からなる幾何学的な粒界も、粒子、接合界面および晶帯軸の方位関係を設定することによってわずか数分で生成できます。

CrystalKit では結晶を自由に回転させ、様々な角度から表示させることができます。平面の特定、原子間の角度や距離の計測、原子の視覚的な移動、原子の削除、新規原子の追加など、豊富なツールが装備されています。任意のパスで界面を作成するツールも用意されています。複数原子の断片をまとめて削除し、構造に貼り付けることもできます。ある結晶体構造を別の構造の析出物 (Precipitate) にすることができます。目的の構造が完成したら、"Define Unit Cell Tool (ユニットセル定義ツール)" を使って単位格子(ユニットセル)を設定することができます。定義されたユニットセルは Tempas 構造ファイルとして書き出すことができるため、さらなる作業に利用すことができます。CrystalKit では、原子間の原子結合を最大5種類まで表示可能で、結合色や原子半径を容易に変更することができます。


CrystalKit スクリーンショット