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v12 で追加された機能

Microsoft Office スタイルのリボンインターフェース

Office スタイルのリボンインターフェース
  • 操作内容に応じて適した機能を選択できるようグループ分けされたインターフェース。機能性と操作性が向上します。
  • ツールチップの拡張。ホットキーが追加されました。
  • 高解像度のボタンアイコン。
  • Alt キーチップス。キーボード・ショートカットを視覚的に表示します。

 

SigmaPlot 12.5 の新しい Graph Properties

直感的なプロパティパネル(V11)とグラフへの即応性(V12)を組み合わせた新しい Graph Properties が実装されました。Graph Properties は、グラフをダブルクリックする、もしくは、Home タブ>Navigate グループから Graph Properties を選択して開きます。

SigmaPlot 12.5 の新しい Graph Properties
  • V11 の Graph Properties にあった Graph/Plot/Axis タブがなくなり、全項目は、2階層のツリー内へまとめられました。Graph/Plot/Axis のタブに以前からあった項目は全て、このツリー内で一度に確認できるようになりました。
  • Graph Properties パネルが V11 のものより小さくなり、画面を占めるスペースが小さくなりました。
  • V12.0~12.3 で画面に固定表示されていた Property Browser は、ダイアログとしてポップアップ表示されるようになりました。左のツリーノードをクリックすると、右にはそのノードに関連する全プロパティが v11 形式で表示されます。
  • ページにあるグラフとその軸やプロットは、Graph Properties を開いたまま Graph Properties 右上の Current グループで選択することができます。
  • カーソルがパネルから外れたとき Graph Properties パネルが半透明になるので、背面の変更を都度確認することができます。
  • ページ上の様々な項目が、Graph Properties を閉じずに選択できます。Graph Properties を開いたままでグラフの一部をズームしたり、ページにある他のグラフをダブルクリックしてそのグラフの Graph Properties を変更することができます。
    半透明になる SigmaPlot 12.5 の新しいGraph Properties ダイアログ

 

ユーザーインターフェースの刷新

  • 新しいタブ型ウィンドウの表示により、ウィンドウをすばやく操作できます(選択、クローズ、グループ化)。
    新しいタブ型ウィンドウ

  • 新しいドッキングパネル・ガイド機能で、Graph Gallery、Templates、Layouts、Object と Properties ウィンドウの配置を簡単に変更することができます。
    ドッキングパネル・ガイド機能

  • ウィンドウを縦または横方向のタブ形式でグループ化して開くことができます。グループ化することでウィンドウを容易に比較したり、効率よく整理することができます。
    新規タブグループに縦横のいずれかを選択できます。

    水平方向に二分割したタブグループ

  • グラフ、ワークシート、レポートオブジェクトを選択するとそのすぐ隣にオブジェクト固有のミニ・ツールバーが表示されます。これを使うことでオブジェクトのプロパティを素早く編集できます。


  • クイックアクセス・ツールバーをカスタマイズして、よく使うボタンを素早く利用することができます。
    よく使うボタンを クイックアクセス・ツールバーに追加できます。

 

グラフページナビゲーションの改善

  • ズーム、パン、+/- コントロール、ズームダイアログ&スライダーをステータスバーからいつでも利用できます。
    ステータスバーに追加されたズーム、パン、+/- コントロール、ズームダイアログ&スライダー

  • マウスの「ハンド」カーソルでグラフをドラッグして配置を変更することができます。

  • マウスホイールを使用してウィンドウを素早くスクロールさせることができます。

 

ワークシートの改善

  • ワークシートのセルをすばやく編集できるミニ・ツールバーが追加されました。
    ワークシートのセルをすばやく編集できるミニ・ツールバー

  • ワークシートにズーム機能が追加されました。
    ワークシートのズーム機能

  • Property Browser の Object Window に Quick Transforms リストが追加されました。
    Object Window に追加された Quick Transform リスト

  • マウスホイールを使用してワークシートウィンドウを素早くスクロールさせることができます。

  • ワークシートのセル内で書式付テキストを利用できます。ワークシート内のテキストには、上つきおよび下つき文字、ギリシア文字などを含めることができます。書式付テキストを目盛ラベルに使用することも可能です。
    書式付テキストを目盛ラベルに使用した例

レポートの改善

  • テーブルを定義済みスタイルで挿入できるようになりました。挿入するテーブルのスタイルはユーザーの好みに応じて自由にカスタマイズすることができます。
    定義済みスタイルのリスト
    定義済みテーブルスタイルの例

  • SigmaPlot のレポートと Excel ワークシート間で表形式データを相互にコピー&ペーストできるようになりました。

  • レポートページをズームできるようになりました。
    レポートページをズームできます。

  • レポートウィンドウに縦横両方のルーラが追加されました。
    レポートウィンドウに追加された縦横両方のルーラ

  • レポートの背景色を変更する機能が追加されました。
    カスタマイズされたレポートの背景色

  • Graph Output リボンに PDF 出力する一目瞭然のアイコンが 追加されました。新しいレポートエンジンと共に機能が向上しました。
    PDF 出力する一目瞭然のアイコン

  • Word 2007 と Word 2010 のコンテンツをレポートページに直接ドラッグ&ドロップできます。

 

新しいカーブフィッティング機能

  • 重み変数をパラメータの関数として幅広く定義できるようになりました。この重みは反復が適用されるたびに変更することもできます。特別な場合においては、予測値毎の重み付け、残差の関数としての重み付け(ロバスト回帰で使用)および、パラメータの関数として重み付けすることができます。

  • 非線型回帰レポートにパラメータの共分散行列 (Covariance Matrix) とパラメータの信頼区間 (Confidence Intervals) が追加されました。
    Covariance Matrix:
    
    a             b
    a                  0.8475
    b                  0.0255          0.0009
    
    Confidence Intervals:
    
    Coefficient     95% Conf-L       95% Conf-U 
    a                21.3497        18.4199         24.2794
    b                 0.7522         0.6551          0.8492

  • Implicit 関数による陰関数のカーブフィット。フィットモデルから暗黙的に定まる予測値を計算できます。
    Implicit() 関数による陰関数のカーブフィット

 

新しい統計機能

  • 1標本の符号付順位検定 (One Sample Signed Rank Test)
  • xy 両変数の誤差を考慮するデミング回帰:測定法の比較に利用します。
    Simple Deming Regression
    
    Data Source: Data 1 in Notebook2
    
    X-data: Column 1
    Y-data: Column 2
    Standard deviation for each X-measurement: 1.0000
    Standard deviation for each Y-measurement: 1.0000
    Number of observations                  25
    Number missing                           0
    Data correlation coefficient        0.9850
    Chi-square statistic               12.0218
    Reduced chi-square                  0.5227
    Degrees of freedom                      23
    
    Coefficient  Std. Error  95% Conf-L    95% Conf-U
    Intercept     0.0696          0.4303         -0.8205          0.9597
    Slope         1.0114          0.0371          0.9347          1.0881
    
    The standard deviation for each observation is only known up to some
    common scaling factor. The standard errors for the parameters have
    been corrected by an estimate of this factor, the square root of the
    reduced chi-square.
    
    Hypothesis Testing:
    
    Test for slope = 0
    F= 1527.7339     P= <0.0001
    Test for slope = 1
    F= 0.0973        P= 0.7579
    

  • 品質管理分析の前段階のためのグラフと統計を利用した正規分布比較
    正規分布比較

  • 線形回帰の傾きと切片が異なるものであるかを判断する平行線分析 (Parallel line analysis)

  • Bland-Altman のグラフと統計:測定法の比較に利用

  • ダネット検定の p-値を含む多因子分散分析の post-hoc 検定の改良と、三元配置分散分析における多重比較統計の精度向上

 

新しい解析機能と Transform 言語

  • 酵素反応速度分析モジュール (Enzyme Kinetics Module) が SigmaPlot 12 に標準装備されるようになりました。

  • Transform 言語を記述してワークシートの行列にタイトルを記述できるようになりました。

  • 方程式を解く新しい関数 Root()Implicit() が追加されました。
    'Find Roots of Ellipse
    'Input
    a=1
    b=.2
    c=1
    x= data(.1,.9,.1)
    'Equation
    k(v)=a*x^2+b*x*v+c*v^2-1
    'Duplicate x values
    n=size(x)
    xout=lookup(data(1,2*n)/2, data(1,n), x)
    'Output with two roots
    col(1)=xout
    col(2)=root(k(v),v,-10,10,2)

 

新しいグラフ作成機能

  • GDI+ のサポートによりグラフィック機能が向上しました。

  • 領域の塗潰しやラインなど、ほとんどのオブジェクトでグラデーション色を利用できるようになりました。

  • アンチエイリアスによりラインのギザギザが解消します。

  • 領域オブジェクトと境界線の透過機能が新たに追加されました。

  • 各種レーダーグラフ:散布図、ライン、ベクトル、領域、ラインと誤差帯

  • Dot Density プロット

 

アプリケーションサポート機能

  • バージョン 12 で指定されたユーザーオプションはソフトウェア・アップグレードを行っても自動的に引き継がれるようになりました。

 

マクロサポート機能

  • グラフページの寸法単位を指定できます。
  • 凡例を自動的に配置する位置を指定できます。