Regression Wizard や Dynamic Fit Wizard と同様、Global Fit Wizard もカーブフィッティングの手続き全体を手順を追ってガイドしますが、単一の方程式モデルを複数のデータセットで使う場合に必要となる共有パラメータを設定するための専用パネルが追加されている点が異なります。
グラフを選択した場合、あてはめを行いたい曲線を右クリックして、ショートカットメニューから Global Fit Curve をクリックします。
| ※ Note: グラフページから回帰分析を実行しようとする場合、選択するのはグラフではなくプロットそのものであることにご注意ください。グラフを選択してしまうと、ショートカットメニューには Global Fit Curve は表示されません。 |
ワークシートを使用している場合、ワークシートからあてはめを実行したい変数 (列) を選択したあと:

| ※ Note: Global Curve Fit Wizard で方程式を選択する場合、サポートされるのは独立変数を1つしか持たない方程式のみである点を憶えておいてください。 |
図 460: Equation Category と Equation Name を選択した例
別のノートブックや回帰式ライブラリを開いて、ここに表示されている以外の方程式を使用することも可能です。
| ※ Note: ここで選択した方程式は、次回 Dynamic Fit Wizard を開くときも SigmaPlot に記憶されます。 |
Finish ボタンを押すことができる場合は、それをクリックして回帰処理を完了できます。押すことができない場合、または、分析結果を更に詳しく定義したい場合は、Next ボタンをクリックして、Shared Parameters パネルを開きます。
Shared Parameters パネルでは、複数のデータセット間で共有したいパラメータ変数を選択します。画面の左側に前のパネルで選択した方程式が表示されます。
図 461: Shared Parameters リストから共有したいパラメータを選択します。
Variables パネルでは、使用する従属変数と独立変数に対応するデータを選択したり、選択しなおしたりすることができます。変数の選択には 3通りの方法があります:
図 462: あてはめ変数の選択例
ワークシート列から変数を選択した場合は、データ形式を設定することもできます。
変数の選択が完了したら、Finish ボタンをクリックして完了するか、Next をクリックして Fit Results 画面を表示します。
Fit Results 画面は、あてはめに関する警告やエラーメッセージがあった場合にも表示されます。
図 463: グローバルフィットによる回帰処理の結果
Numeric Output Options で設定できる内容:
図 464: 保存する結果の選択例
Global Fit Wizard – Numeric Output Options パネルの More worksheet results ボタンをクリックするとこのダイアログボックスが表示されます。Global Fit Wizard で求められたあてはめ結果を比較したり、研究するための幾つかの計算法を選択することができます。ここで指定した計算結果は、近似解が求められる度に (収束する度に) ワークシートに表示されます。
ワークシートのすべての結果は、平方和列の値と関連します。その値は、最も小さい値から最大の値まで順番に並べられます。行データは、それぞれ個々のあてはめを意味します。
このオプションを外すと、以降のオプションを選択できなくなります。
ドロップダウンリストを使えば、ページ上にある任意のグラフに方程式をプロットすることもできます。
図 15.51 グラフにする結果の選択例。ここで指定した内容は次回も保持されます。
Finish ボタンをクリックしたら、すべての結果がワークシート、レポート、グラフに表示されます。初期設定では、パラメータと算出された従属変数の値がワークシートに保存され、統計レポートが作成され、結果がグラフで表示されます。