Control Chart グラフを開いていれば、そのグラフページが表示されます。グラフには、プロットスタイルに Line and Scatter with a Simple Straight Line を使って、Y データとして列3がその行番号に対する不良率としてプロットされます。制御ラインは Simple Horizontal Step Plot として列4および列5が各行番号に対してプロットされます。不良率の平均線は、基準線 (reference line) で描画されます。
独自のグラフを作成するには、Simple Line スタイルで Line and Scatter Plot を作成したあと、Y データとして列3を行番号に対してプロットします。Multiple Horizontal Step Plot スタイルを使って折れ線プロットを追加するには、列4および5を各行番号に対してプロットし、その後、基準線を追加して不良の平均線をプロットします。
図 387: 管理図のグラフ
2. 3次スプライン補間と1次及び2次微分の計算
この事例では、不規則間隔の X 値を使用して3次スプライン補間式を作成します。CBESPLN1.XFM トランスフォームでは、不規則間隔の X データを使用して、3次スプライン補間式の係数を生成します。CBESPLN2.XFM トランスフォームでは、この係数を使用して、スプライン補間式と2つの導関数を作成します。
補間式の値は、指定した最小の X 値で始まります。この最小値は、オリジナルの第一データポイントの X 値より、小さいかもしれませんし、等しいかもしれませんし、大きいかもしれません。この補間式は、指定した最大値で終わる等間隔の X 値になります。この最大値は、オリジナルデータの最大の X 値よりも、小さいかもしれませんし、等しいかもしれませんし、大きいかもしれません。
サンプルで用意されたワークシートとグラフを使うには、Transform Examples ノートブックにある Power Spectral Density セクションのグラフページアイコンをダブルクリックして Power Spectral Density のワークシートとグラフを開きます。ワークシートの列1にデータが、グラフページに2つのグラフが表示されます。上のグラフは2つの正弦波の和とガウス型ランダムノイズを加えて生成したデータをあらわします。数式で表すと以下のようになります:
F10 ボタンを押して、User-Defined Transform ダイアログを開き、Open ボタンをクリックして、XFMS ディレクトリにあるトランスフォームファイル POWSPEC.XFM を開きます。編集ウィンドウに Power Spectral Density トランスフォームが表示されます。
※このトランスフォームを使用するには、Trigonometric Units (三角法の単位) を Radians (ラジアン) に指定する必要があります。
Run ボタンをクリックします。周波数サンプリング値 (fs) はゼロでないので、周波数軸は列2に、パワースペクトル密度データは列3に作成されます。
Power Spectral Density グラフを開いている場合は、グラフページを表示させます。ページ上には2つのグラフがあります。上のグラフは、Line Plot with Simple Straight Line スタイルを使って2つの正弦波とガウス型ランダムノイズをあわせて生成した列1のデータを行番号に対してプロットしたものです。下のグラフは、Line Plot with a Simple Straight Line スタイルを使って、X データ (周波数) として列2を、Y データとして列3を選択してパワースペクトル密度をプロットしたものです。
SigmaPlot を使って独自のデータをプロットするには、Create Graph タブをクリックします。Line Plot with a Simple Straight Line スタイルで、Single Y data フォーマットを選択してオリジナルデータを行番号に対してプロットを作成します。周波数サンプリング値 (fs) をゼロ以外に指定した場合、Line Plot with a Simple Straight Line スタイルで XY Pair data フォーマットを使用して列2と列3をプロットします。あるいは、Line Plot with a Simple Straight Line で Single Y data フォーマットを選択して列3 (パワースペクトル密度) を行番号に対してプロットします。
サンプルで用意されたワークシートとグラフを使うには、Transform Examples ノートブックにある Kernel Smoothing セクションのグラフページアイコンをダブルクリックして Kernel Smoothing のワークシートとグラフを開きます。ワークシートの列1から列4と、列6と列7にサンプルデータが、グラフページに2つのグラフが表示されます。最初のグラフには、信号、および、ノイズひずみのある信号をあらわす2つのプロットがあります。列1には X データが、列2には信号の Y データが、列3にはノイズひずみのある信号の Y データが格納されています。下のグラフの内容は空です。
Run ボタンをクリックします。トランスフォームで列の指定を変更していなければ、列5に結果が配置されます。
Kernel Smoothing グラフを開いている場合は、グラフページを表示させます。ページ上には2つのグラフがあります。最初のグラフには信号とノイズひずみのある信号の2つのプロットがあります。これは、Line Plot with a Multiple Straight Line スタイルで X データに列1を、信号の Y データに列2を、信号とノイズひずみのある信号の Y データに列3を指定してプロットしたものです。下のプロットは、Line Plot with a Simple Straight Line スタイルで XY Pairs data フォーマットを使用して、X データに列1を、Y データに列5を使ってプロットしたものです。
SigmaPlot を使って独自のデータをプロットするには、Create Graph タブをクリックします。Line Plot with a Multiple Straight Line スタイルの X Many Y data フォーマットを使用して、X データに列1を、信号の Y データに列2を、信号とノイズひずみのある信号の Y データに列3を選んでプロットを作成します。つぎに列1と列5のデータを使用して Line Plot graph with a Simple Straight Line スタイルの XY Pairs data フォーマットを使用して、X データに列1を、Y データに列5を指定してプロットを作成します。
x=col(1) ‘the data to smooth
f=5 ‘number of channels to eliminate
tx=fft(x) ‘fft of data
r=data(1,size(tx)/2) ‘total number of channels
mp=size(tx)/4 ‘get the midpoint
‘remove the frequencies
td=if(rmp+1+f,tx,0)
sd=invfft(td) ‘convert back to time domain
col(2)=real(sd) ‘save smoothed data to worksheet
サンプルで用意されたワークシートとグラフを使うには、Transform Examples ノートブックにある Low Pass Smoothing セクションのグラフページアイコンをダブルクリックして Low Pass Smoothing のワークシートとグラフを開きます。ワークシートの列1から列4にデータが、グラフページに2つのグラフが表示されます。列1には X データが、列2には信号とノイズひずみの Y データが、列3には X データが、列4にはオリジナル信号の Y データが格納されています。上のグラフには信号とノイズひずみが、下のグラフには信号がプロットされています。
Run ボタンをクリックします。トランスフォームで列の指定を変更していなければ、列5に結果が配置されます。
Low Pass Smoothing グラフを開いている場合は、グラフページを表示させます。2つのグラフが表示されます。上のグラフでは、信号とそのノイズひずみが Line Plot with a Simple Straight Line スタイルの XY Pairs data フォーマットを使用して、X データに列1を、信号とそのノイズひずみの Y データに列2を指定してプロットされます。下のグラフには、2つのプロットが表示されます。Scatter Plot with a Simple Scatter スタイルの XY Pairs data フォーマットを使用して、X データに列3を、オリジナル信号の Y データに列4を指定してプロットします。列1と列5のデータを使用する2つ目の Line Plot with a Simple Straight Line スタイルは XY Pairs data フォーマットを使用して、X データに列1を、Y データに列5を指定してプロットします。
SigmaPlot を使って独自のデータをプロットするには、Create Graph タブをクリックします。信号とそのノイズひずみをグラフ化するには、Line Plot with a Simple Straight Line の XY Pairs data フォーマットを使用して、X データに列1を、信号とそのノイズひずみの Y データに列2を指定します。次に2つのプロットを含むグラフを作成します。オリジナル信号は Scatter Plot with a Simple Scatter スタイルの XY Pairs data フォーマットを使い、X データに列3を、オリジナル信号の Y データに列4を指定してプロットします。そして、列1と列5のデータを使って Line Plot with a Simple Straight Line スタイルの XY Pairs data フォーマットで X データに列1を、Y データに列5を指定してプロットします。
P=4000 ‘psd threshold
x=col(1) ‘data
tx=fft(x) ‘compute fft of data
md=real(tx)^2+img(tx)^2 ‘compute sd
kc=if(md>P,1,0) ‘remove frequencies with
‘psd<P
sd=mulcpx(complex(kc),tx) ‘remove frequency
‘components from x
td=real(invfft(sd)) ‘convert back to time domain
col(2)=td ‘place results in worksheet
サンプルで用意されたワークシートとグラフを使うには、Transform Examples ノートブックにある Gain Filter Smoothing セクションのグラフページアイコンをダブルクリックして Gain Filter のワークシートとグラフを開きます。ワークシートの列1から列3にデータが、グラフページにプロットをあらわすグラフと空のグラフが表示されます。列1には信号とノイズの Y データが、列2には X データが、列3にはパワースペクトル密度グラフの Y データがそれぞれ格納されています。上のグラフにはシグナルとノイズひずみが、中央のグラフにはパワースペクトル密度がプロットされています。
Run ボタンをクリックします。トランスフォームで列の指定を変更していなければ、列5に結果が配置されます。
Gain Filter Smoothing グラフを開いている場合は、グラフページを表示させます。3つのグラフが表示されます。一番上のグラフでは、信号とそのノイズひずみが Line Plot with a Simple Straight line スタイルの Single Y data フォーマットを使用して、信号とノイズの Y データに列1を指定してプロットされます。中央のグラフでは、パワースペクトル密度が Line Plot with a Simple Straight Line スタイルの XY Pairs data フォーマットを使用して、X データに列2を、パワースペクトル密度グラフの Y データに列3を指定してプロットされます。一番下のグラフは、ゲインフィルタを適用した信号が、Line Plot with a Simple Straight Line スタイルの single Y data フォーマットを使用して、Y データに列5を指定してプロットされます。
SigmaPlot を使って独自のデータをプロットするには、Create Graph タブをクリックします。作成するグラフは2つです。信号とノイズひずみは、Line Plot with a Simple Straight line スタイルの Single Y data フォーマットを使用して、信号とノイズの Y データに列1を指定してプロットします。ゲインフィルタを適用した信号は、Line Plot with a Simple Straight Line スタイルの single Y data フォーマットを使用して、Y データに列5を指定してプロットします。
サンプルで用意されたワークシートとグラフを使うには、Transform Examples ノートブックにある Frequency Plot セクションのグラフページアイコンをダブルクリックして Frequency Plot のワークシートとグラフを開きます。ワークシートの列1から列3にデータが、グラフページに空のグラフが表示されます。
独自のデータを使用するには、列1から列3にデータを配置します。必要に応じてデータを配置する列を増減できますが、サンプルトランスフォームを使用する場合は、トランスフォームファイルの Input 見出しの下の2行目にある Y 値の X 位置を使用するデータ列の数にあわせて変更する必要があります。これとは異なる列に配置している場合や、3列以上のデータを使用する場合は、トランスフォームファイル FREQPLOT.XFM を開いたあとでその列を指定します。別の列に X 軸の目盛りラベルを入力し、Graph Properties Axis タブの Tick Labels パネルにある Tick Labels Type ドロップダウンリストを使用して列から目盛りラベルを指定します。
サンプルで用意されたワークシートとグラフを使うには、Transform Examples ノートブックにある Linear Regression セクションのグラフページアイコンをダブルクリックして Linear Regression のワークシートとグラフを開きます。ワークシートの列1と列2にデータが表示されます。グラフページには、列1と列2のオリジナルデータをプロットした散布図が表示されます。
独自のデータを使用するには、列1に X データを、列2に Y データを配置します。これとは異なる列に配置している場合は、トランスフォームファイル LINREGR.XFM を開いたあとでその列を指定します。データの入力は、既存のワークシートでも新規ワークシートでも構いません。
F10 ボタンを押して、User-Defined Transform ダイアログを開き、Open ボタンをクリックして、XFMS ディレクトリにあるトランスフォームファイル LINREGR.XFM を開きます。編集ウィンドウに Linear Regression トランスフォームが表示されます。必要があれば、変数 x_col, y_col, res の値を適切な列番号に変更します (サンプルの Linear Regression ワークシートデータを使用する場合は変更は不要です)。
Z 変数は、信頼水準を変更したいときに編集します (サンプルの Linear Regression ワークシートデータを使用する場合は変更は不要です)。
Run ボタンをクリックします。結果はワークシートの列3から列8の範囲、または、res 変数で指定した列に配置されます。
Linear Regression グラフを開いている場合は、グラフページを表示させます。列1と列2のオリジナルデータが散布図としてプロットされます。回帰直線は、X データに列3を、Y データに列4を使って実線でプロットされます。信頼限界は、X many Y として、X に列3を、Y に列7と列8を使って破線でプロットされます。そして、予測限界は X many Y として、X に列3を、Y に列7と列8を使って点線でプロットされます。
SigmaPlot を使って独自のデータをプロットするには、Scatter Plot with a Simple Regression で、列1と列2をシンボルとして、列3と列4を回帰直線として作成します。そして、列3を X データ、列7と列8を Y データとして信頼および予測区間を追加します。
図 395: 線形回帰グラフ
27.3.5.2.8 ローパスフィルタ
このトランスフォームは、高周波成分を低減したデータ配列を生成するスムージングフィルタです。出力されたデータは、オリジナル X データを使用してグラフ化することができます。
SigmaPlot を使って独自のデータをプロットするには、X および Y データに列1と列2の生データを使用して Line Plot with a Simple Spline Curve スタイルで最初のグラフを作成します。2番目のグラフは、X データに列1を、Y データに列3のスムーズ化データを使用して Line Plot graph with a Simple Spline Curve スタイルで作成します。
データポイントの y 値は、回帰曲線上の y 値に置き換えられます。回帰曲線の点の数に影響するスムージングの量は、ユーザーによってパラメータ f で指定されます。このパラメータは各回帰分析で使用する点の総数に占める割合です。f = 0.2 を指定したスムーズ曲線に 50個の点があるとすれば、50回の重み付け回帰がそれぞれ10個の点を使って実行されます。
1872年から1958年における合衆国の小麦生産量に関して Lowess スムージングを使った事例を以下の図に示します。スムージングパラメータ f には 0.2 を選択しました。ノイズの多いスムージング不足と、データに含まれる詳細な山と谷を見落としてしまうスムージング過剰の間のちょうど良い妥協点がこの値となるからです。
Run ボタンをクリックします。オリジナルデータの隣の列、または、トランスフォームで指定した列以降に結果が配置されます。
Smooth Color Transition グラフを開いている場合は、そのグラフページを表示させます。Simple Scatter plot スタイルの Single Y data フォーマットで列2をプロットした散布図が 表示されます。シンボルの色は、Graph Properties ダイアログボックスの Plots パネルにある Symbols で、Fill Color ドロップダウンリストに列3を選んで指定します。Smooth Color Transition トランスフォームは、各データポイントに徐々に変化する色を適用します。残差の値が小さいものは青色となり、残差が大きくなるにつれて徐々に赤色に変化していきます。
SigmaPlot を使って独自のデータをプロットするには、Scatter Plot with Simple Scatter スタイルで散布図を作成します。データは Single Y data フォーマットでプロットします。Symbol Fill Color ドロップダウンリストでトランスフォームで作成されたカラーセルに対応するワークシート列を選択します。
このトランスフォームを使用して、(log(log(100/Y)) Y 軸に沿ってグラフを作成するには、あらかじめ用意されているサンプルデータとグラフを使用しても、あるいは、新規ノートブックに独自のデータを入力してそれを元にグラフを作成することもできます。
サンプルで用意されたワークシートとグラフを使うには、Transform Examples ノートブックにある User Defined Axis Scale セクションのグラフページアイコンをダブルクリックします。User Defined Axis Scale のワークシートに列1から列3までのデータが表示されます。グラフページの内容は空で、グリッドラインが表示されます。
独自のデータを使用するには、列1にオリジナルの X データを、列2に Y データを、そして、列3に Y 軸目盛り間隔の値を配置します。これとは異なる列に配置している場合は、トランスフォームファイル USERAXIS.XFM を開いたあとでその列を指定します。