対応のある t 検定について、その検出力を決定することができます。対応のある t 検定を使用することで、同一個体に対して単一の処理、または、条件変更を行いその事前と事後に違いがあるか否かを調べることができます。処理効果の大きさは、正規分布に従うものと仮定されます。詳しくは、対応のある t 検定をご覧ください。
対応のある t 検定の検出力を決定するには、以下を設定する必要があります:
検出したい処理前と処理後の変化の期待値。
標準偏差の変化の期待値。
被験者の数。
検出力計算に使用する危険率 (α)
対応のある t 検定の検出力を求めるには:
ワークシートを画面に表示させた状態で、Analysis タブをクリックします。
SigmaStat グループから以下を選択します:Power→Paired t-testPaired t-test Power ダイアログボックスが表示されます。 Paired t-test Power ダイアログボックス
Change to be Detected ボックスに入力するのは、処理前と処理後の変化の大きさです。この変化の大きさは、2群の平均値の差によって決定します。期待する処理効果の大きさは、過去の実験から決定することも、単なる推定量とすることもできます。
Expected Standard Deviation of Change ボックスに入力するのは、標準偏差の変化の大きさです。ここで期待する大きさは、過去の実験から決定することも、単なる推定量とすることもできます。