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エウロパにおける惑星氷の強度を研究するために、地質学の学生が KaleidaGraph を使用しています

エウロパは、まさに巨大なパズルです。太陽系で 6 番目に大きな衛星であるこの星は、科学者たちを困惑させ、同時に惹きつけてやみません。エウロパは木星から平均 67 万 900 km の距離にあり、わずか 3 日半でこの巨大なガス惑星を一周します。太陽系の天体の中で、この木星の衛星ほど科学的な注目を集めているものは稀ですが、その理由は、氷の下に広大な「内部海」が存在する可能性があるからです。私たちは、エウロパに隠された神秘と、そこに海が存在するという期待に抗うことができないのです。

1979 年、2 機のボイジャー探査機が木星とその衛星を通過し、エウロパの姿を初めて間近に捉えました。その後 1995 年には、探査機ガリレオが木星系内のより詳細な画像や観測データの収集を開始しました。しかし、この複雑に入り組んだカオス的な地形を解明することは、惑星科学者にとって大きな挑戦となっています。

現在、多くの科学者がエウロパを訪れるための完璧なミッションを計画しています。彼らは、過去のフライバイ (接近通過) ミッションで得られたわずかな情報を手がかりに、その特性のモデル化を試みています。海の表面を覆う凍った地殻は、氷だけでなく、おそらく「ある種の塩」も含んでいることが分かっています。エウロパを訪れ、内部の海のサンプルを採取するためには、まずこの「氷の殻 (地殻)」がどれほどの厚さなのかを知る必要があります。

「科学者たちは地殻の厚さを推定するためにモデルを作成していますが、これまでは地殻が『純粋な氷』だけで構成されていると仮定されてきた」と、ブラウン大学の研究助手であるクリスティン・マッカーシーは指摘します。「私たちは実験を通じて、特定の塩 (スペクトル分析で示唆されているあらゆる種類の塩で試しています) を混ぜた場合、氷と塩の混合物は氷単体よりもはるかに強度が上がることを発見しました。この事実は、地殻の厚さに関するこれまでの推定値を根底から変えるはずです。」

クリスティンは、この重要な研究データをプロットし解析するために、KaleidaGraph を選びました。「私は、クリープ試験 (材料の変形試験) における真歪みと応力の時間変化を示すために、ダブル Y 散布図を使用しています。歪みプロットの中から良好な線形領域を抽出 (マスク) し、カーブフィッティングを行うことで定常歪み速度を算出します。最終的に、得られた応力と歪み速度の値を両対数グラフ上にプロットしています。」

クリスティンは、KaleidaGraph で作成したプロットをアメリカ地球物理学連合 (AGU) 大会でのポスター発表や、月惑星科学会議 (LPSC) でのプレゼンテーションに使用しました。彼女の研究内容についてさらに詳しく知りたい方は、次のサイトにある学会発表要旨をご覧ください。

(原文) https://www.synergy.com/brown-university/