(11/12/05)
XYZtoMatrix は、次の 3つのデータフォーマットに関する様々なフォーマット変換マクロを提供するプロシージャです。
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バージョン 6.2 以降

バージョン 6.1 以前
1. ウィンドウメニュー>プロシージャウィンドウ>プロシージャウィンドウを選択し「プロシージャウィンドウ」を開きます。
2. ウィンドウ冒頭の #Pragma~ の次の行に、下記を追加します。
#include <XYZtoMatrix>

3. プロシージャウィンドウ下部の「コンパイル」ボタンをクリックして、プロシージャウィンドウを閉じます。ここまでの操作で、マクロメニューに次の 7つのマクロ(※2)が追加されます。
ここでは、例として、wX、wY、wZ の 3つの 1次元ウェーブ(XYZ データ)を、Z マトリクスに変換するケースを考えます。

| マクロ名 | 変換前のデータ | 変換後のデータ | XとYの分割数指定 | XとYの範囲指定 |
|---|---|---|---|---|
| XYZtoMatrix | XYZ データ | Z マトリクス | 要 | 不可能 |
| XYZtoMatrixRange | XYZ データ | Z マトリクス | 要 | 可能 |
| XYZTripletToMatrix | XYZ トリプレット | Z マトリクス | 要 | 可能 |
| XYGridandZtoMatrix | XYZ データ | Z マトリクス | 不要 | 不可能 |
| XYZToXYZTriplet | XYZ データ | XYZ トリプレット | 要 | 可能 |
| XYZSubsetToXYZTriplet | XYZ データ | XYZ トリプレット | 不要 | 可能 |
| XYZTripletToXYZ | XYZ トリプレット | XYZ データ | 不要 | 不可能 |
4. マクロメニュー>XYZtoMatrix (一番上) を選択します。次のようなウィンドウが表示されます。

5. XYZtoMatrix ウィンドウで「X Wave」、「Y Wave」、「Z Wave」をリストから、それぞれ「wX」、「wY」、「wZ」を指定します。
6. 「Output matrix name」には、既存のデータと重複しない任意の名称を Z マトリクスの名称として指定することができます。ここでは “matrix” と入力します。
※入力する名称は “” (ダブルクォーテーション) で囲む必要があることにご注意ください。
7. 「Put matrix in new table?」を Yes にするとデータ変換と同時に変換後のデータがテーブルに表示されます。不要の場合は No を選んでください。
8. 「Display matrix as image?」を Yes にするとデータ変換と同時にイメージプロットが既定の設定で作成されます。不要の場合は No を選んでください。
9. 「number of rows (X) for matrix」と「number of columns (Y) for matrix」の 2つのテキストボックスには、変換後の Z マトリクスの分割サイズを指定します。大きくすると細かく分割され(補間され)ます。ここではそれぞれ 50 を入力します。
(注:データサイズの大きさや分割数によっては、変換に非常に時間を要する場合もありますのでご注意ください。)

10. 全ての指定が済んだら「続行」ボタンをクリックします。

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☆上記の操作ファイル(XYZtoMatrix.pxp/IGOR Pro 6.06J で作成)のダウンロードはこちら。
| ※1 :WaveMetrics Procedures フォルダは、開発元が製品に同梱しているプロシージャ群が納められたフォルダで、IGOR Pro をインストールしたフォルダにあります。ここで使用したデータフォーマットの変換機能だけでなく、さまざまな機能が提供されています。 ※2 :IGOR Pro バージョン 6 では、7 つのマクロが追加されますが、バージョン 5 では追加されるマクロは、XYGridandZtoMatrix と XYZSubsetToXYZTriplet を除いた 5つです。 |