DITA コンテンツ管理システム・ソリューション
DITAworks は DITA(Darwin Information Typing Architecture) を使ってマニュアル作成環境を構築するためのシステムです。XML をベースとしたこのような文書の管理システムは CCMS (Component Content Management System) と呼ばれます。DITAworks は、DITA を使ったプロセス専用に設計され、編集から、ローカライズ、最終成果物の生成までをサポートします。
DITAworks とは?
DITAworks は、ワークグループレベルから企業レベルまでをカバーする DITA CMS(コンテンツ管理システム)です。DITA コンテンツの編集から、管理、発行までを行います。構造化されたコンテンツ、複雑な文書、統合されたコンテンツ再利用フローを持った文書群の整理と管理のために設計されました。
DITAworks は、特定の業界に依存せず、幅広い業種ですでに活用されています。どの業界でも DITAworks の持つ、コンテンツの再利用、処理のしやすさ、コンテンツ内のエラーの軽減、最適なインフラの構築、効率的なワークフローの作成、安定したCMSの運用のメリットを享受することができます。コンテンツの作成や翻訳での作業量を減らし、発行までの時間を短縮し、コンテンツの品質を向上します。
コンテンツは、小さな、自己完結した、再利用可能なユニット(トピック)に分割されます。これらのトピックは、マップによって組み立てられます。異なるフォーマットやコンテクストで発行する時には、変換プロファイルを使います。条件付きの発行により、ターゲットとなるグループやパーソナライズされた配信をすることも可能です。
よくある適用領域は、製品マニュアル、オンラインヘルプ、製品説明書、サポート用 Web ページ、e-ラーニングのコンテンツのようなテクニカル・ドキュメンテーションや金融業界、ヘルスケア・製薬業界のドキュメントなどです。
DITAworks の導入
DITAworks は、Web ベースの快適なソリューションです。製品のバックエンドには、IBM FileNet または Alfresco を使うことができ、ワークグループからエンタープライズ・レベルまでスケーラブルで、包括的なコンテンツ管理機能を提供します。
開発元:*instinctools 社
機能一覧
- 使いやすい必要なDITA作成のすべてのツールを一カ所に集約
- XML の編集を WYSIWYG モードで組み込まれている oXygen Web Author を実装
- DITA トピックとマップ作製のウィザードとテンプレート
- ドラッグ&ドロップによるビジュアルな DITA マップエディター
- リンク管理(オブジェクトレベルの内向き、外向きのリンクの概要、変更時のリファクタリング、リンクの一貫性チェックなど)
- プレビュー
- DITA の再利用の概念の効率的なサポート
- 自動化されたバリデーションと修正の機能
- 拡張可能な検索機能
- インポート/エクスポート機能
- 多くの出力フォーマットをサポート(PDF、HTML、RTF、EPUB等)
- レビュー処理のサポート
- 翻訳プロセスのサポート
- ブランチ、ベースライン、比較機能などのバージョン管理システムを実装
動作環境
- サーバー
Linux(Windows では動作しません)
- クライアント(DITA 編集、レビュー)
Web ブラウザー
FireFox または Chrome(Internet Explorer はサポートしていません)
※ 動作環境についての詳細は弊社までお問い合わせください。
ライセンス
- DITAWorks は5ユーザーから導入いただけます。
- Alfresco 用パッケージ、または IBM FileNet 用パッケージをご指定ください。それぞれのユーザーライセンスは別途ご用意ください。
導入規模に合わせて、弊社からアドバイスとご提案をさせていただきます。
製品価格
DITAworks の価格は営業部までお問い合わせください。
サポート
DITAworks 3.0 追加機能・改良点
- oXygen Webapp をバージョン 20.1 にアップデート
- OpenToolkit を 3.0 にアップデート
- JSK シンボルのフルサポート
- (特に名前や全文検索における)検索速度の大幅な向上
- “Has relations” 属性を使っての検索のような、新しい検索パラメーターの追加
- タクソノミーの改良。ファイルやドキュメントにカスタムのパラメーターを追加し、カスタム値として検索可能
- Go To Folder 機能の実装。ブラウズや検索時に範囲を絞るためにフォルダーのコンテキストを使用可能。非常に大きなプロジェクトのときに便利
- カスタムのブランチ。フルロケールではなく、特定のフォルダ(フォルダ群)に基づいてブランチ/ベースラインを作成可能
- 画像のサムネイル表示の改良。画像セレクターでギャラリーモードを使うことができ、画像のサムネイルを確認することが可能
- oXygen WebAuthor: SVG のサポート、特殊文字の入力の改良
カタログ