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NEGF-DFT ナノ電子輸送ソルバー

NanoDCAL は非平衡グリーン関数法(NEGF)と密度汎関数理論(DFT)を組み合わせた最先端の汎用第一原理量子輸送パッケージで、ナノスケールデバイスの電流電圧特性を含むナノ構造の非平衡量子輸送を予測することができます。

開発元:Nanoacademic Technologies

機能一覧

NanoDCALは NEGF-DFT の原子軌道の線形結合(LCAO)近似で実装されています。本製品は非平衡量子輸送の ab initio モデリングのための汎用ツールで、分子エレクトロニクスやナノチューブ、トポロジカル絶縁体、電池、磁気的トンネル接合、金属結晶粒界などの様々な分野において、数百もの科学論文に貢献してきました。

主な機能

  • MATLAB と C 言語で実装(MATLAB のライセンスは不要)
  • 分子およびナノスケールエレクトロニクスを対象(小規模から千超原子の大規模系まで)
  • スピントロニクス(コリニアー、ノンコリニアー、スピン軌道カップリング)
  • 半導体ナノエレクトロニクス(電流電圧特性)
  • 全エネルギー、力、散乱状態およびフォノン計算などのいくつかの機能
  • 分子、結晶、1プローブおよび2プローブ系の計算
  • 力、応力、構造最適化
  • 電子フォノンカップリング
  • 原子基底関数最適化
  • 光電流
  • 熱伝達率

NanoDCALはMATLABで実装されており、MATLABから操作できます。

結晶計算

NanoDCALでは、結晶の電子状態計算を行うことができ、デバイスの電極として利用できます。また、量子輸送に特化した物性を計算することも可能です。

一般的な電子状態計算では、通常のバンド構造を計算しますが、量子輸送では、複素バンド構造に興味が持たれます。複素バンド構造では、複素数の波数を持つ状態を考慮していて、例えば、全反射で観測されるエバネッセント波がこれに当てはまります。

伝導チャネル計算

単位格子当たりのブロッホ状態の数をプロットします。この情報は、デバイスの電極として用いられる際など、輸送解析に役立ちます。

2-プローブ計算

NanoDCALでは、2-プローブ系の電子輸送計算を行うことができます。透過スペクトルは、特定のエネルギーを持つ電子がデバイスを透過する確率として解釈できます。

動作環境

NanoDCAL
対応 OSWindows 10
macOS 10.15 (Catalina) / 11 (Big Sur)
Ubuntu 18.04 / 20.04
Red Hat Enterprise Linux 7 / 8
プロセッサ最小:Intel/AMD x86-64 プロセッサ
推奨:4Core/AVX2 命令セットをサポートする Intel/AMD x86-64 プロセッサ
RAM最小:4 GB
推奨:8 GB 以上
HDD最小:通常インストール時 5-8 GB
推奨:SSD

ライセンス

Single user 年間ライセンス、Group 年間ライセンス、Cluster 年間ライセンスがございます。
お見積依頼の際には、想定されている利用環境をお知らせください。

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