1985 年のリリース以来、ChemDraw は最上位クラスの化学構造式描画ツールとして強力な機能を提供してきました。ChemDraw を使用することで、出版に適した高品質な描画をものの数分で作成することができます。
環、結合、鎖、原子、官能基ツールなどの化学構造式描画における必需品一式に加え、Professional 以上になると、1H 及び 13C-NMR 予測、Name <=> Structure の変換機能や、Reaxys、SciFindern への連携があり、重要な科学文献データベースに迅速かつシームレスにアクセスすることができます。
また、Signals ChemDraw では、Google Scholar および Google Patents と連携しているため、最も関連性の高い最新の情報に迅速かつ簡単にアクセスすることができます。
| ChemDraw Prime | ChemDraw Professional | Signals ChemDraw | |
|---|---|---|---|
| ホットスポットの表示とホットキー/ショートカットキー | ■ | ■ | ■ |
| さまざまな形式のコピー/ペースト | ■ | ■ | ■ |
| 芳香族の表示形式変更 | ■ | ■ | ■ |
| 立体化学の取り扱い | ■ | ■ | ■ |
| 高分子の描画/編集 | ■ | ■ | ■ |
| 化学ファイル形式の読み込み/保存 | ■ | ■ | ■ |
| 画像形式の保存 | ■ | ■ | ■ |
| 構造式/反応式のクリーンアップ | ■ | ■ | ■ |
| 構造式の3D遠近表示ツール | ■ | ■ | ■ |
| Fragmentationツールによる質量分解/合成/逆合成 | ■ | ■ | ■ |
| 軌道ツール | ■ | ■ | ■ |
| TLCプレートツール | ■ | ■ | ■ |
| ゲル電気泳動ツール | ■ | ■ | ■ |
| Chemical Properties (化学特性) の計算 | ■ | ■ | ■ |
| 化学構造式/実験器具のテンプレート | ■ | ■ | ■ |
| 独自のニックネーム/テンプレートの作成 | ■ | ■ | ■ |
| ラベルの拡大/縮小 | ■ | ■ | ■ |
| OLE機能 (Windows 版のみ) | ■ | ■ | ■ |
| Reaxys との連携 | ■ | ■ | |
| SciFindern との連携 | ■ | ■ | |
| 1H/13C-NMR 予測 | ■ | ■ | |
| Name > Struct / Struct > Name | ■ | ■ | |
| 3D表示 (3Dクリーンアップ) | ■ | ■ | |
| HELM表記法 | ■ | ■ | |
| 反応式の化学量論グリッド | ■ | ■ | |
| IUPACベースの原子番号付け | ■ | ■ | |
| CAS登録番号から構造式への変換 (ChemACX.com) | ■ | ■ | |
| 原子/結合のハイライト表示 | ■ | ■ | |
| 環の塗りつぶし | ■ | ■ | |
| BioDrawツールバー | ■ | ■ | |
| 3MF形式の保存/コピー | ■ | ||
| Search Google Scholar/Patents アドイン | ■ | ||
| PubChem GHS LCSS アドイン | ■ | ||
| ChemACX Explorer アドイン | ■ | ||
| Add-insツールバーのカスタマイズ | ■ | ||
| HELMモノマーライブラリの一元化 | ■ |
原子や結合をマウスオーバーすると、水色のホットスポットが表示されます。カーソルキーを用いてホットスポットを位置を移動させることも可能です。

ホットスポット上で対応のホットキーを入力することで、各種構造を描画することができます。

ホットキー/ショートカットキーには、一覧表が用意されています。

ChemDraw では、さまざまな形式でコピー/ペーストを行うことが可能です。

一重/二重結合が交互に並ぶ表示と、非局在化環の表示とで切り替えることが可能です。

Cahn-Ingold-Prelog (CIP) の順位則に従って、四面体原子構造と二重結合について立体化学構造を計算します。

ChemDraw では、大括弧、中括弧、小括弧を用いて構造式の繰り返し、または構造式の一部を囲むことでポリマーを指定することができます。

スペクトルや反応を含む、さまざまな化学ファイル形式で読み込み/保存することができます。
JPEG、PNG、TIFF、SVG、EPS 等、さまざまな画像形式で保存することができます。

構造式の結合長や結合角を調整し、描画した分子を見やすく整形します。また、化学反応式も見やすく整形することができます。

ChemDraw で、描画した図の遠近感を水平・垂直方向のマウス操作で簡単に調整できます。

ツールで構造式を選択しドラッグすることで、オブジェクトは 3D で回転するように見えます。

ChemDraw には、3つのFragmentationツールが用意されています。

Fragmentationツールを利用して、化学構造式の任意の箇所を切るようにマウスでドラッグすることで、対応した結果が自動的に描画されます。

s軌道、p軌道といった軌道ツールが用意されています。

TLCプレートツールを使用することで、原点を結ぶ線、溶媒フロント、単数または複数のレーンを持つ矩形プレートを作成することができます。レーンには、異なる Rf、サイズ、形、または色のスポットを追加することができます。

ゲル電気泳動ツールは、1つ以上のバンドが含まれている複数のレーンを持つプレートで構成されています。バンドのサイズを変更したり、レーンに沿って移動させることができます。また、レーン間のコピー/ペーストも可能です。

Boiling Point から始まり、LogP や tPSA、pKa といったさまざまな化学特性を表示することが可能で、その情報をドキュメントに貼り付けることもできます。

また、Prime と Professional 以上、および Windows と Mac で、表示可能な項目に一部違いがあります (Professional 以上では CLogP、CMR が表示可能です)。




ChemDraw には、あらかじめ描画された化学構造式や実験器具画像のテンプレートが豊富に用意されています。

ChemDraw には、あらかじめ登録されているさまざまなニックネームが用意されています。

独自のニックネーム、およびテンプレートを作成することも可能です。

ラベルを用いて原子を表すだけでなく、分子をまとめて簡略化して表すことができます。また、簡略化した分子は、元に戻す (分子全体を表示する) ことも可能です。

ChemDraw は、Windows で OLE(Object Linking and Embedding)プロトコルをサポートしているため、他のタイプのドキュメントに貼り付けられた構造式を編集することが可能です。

※ Signals ChemDraw では、インターネットへの接続が必要です。
Reaxys🄬 は、合成化学者や医療化学者向けに設計されたWebベースの検索エンジンです。Reaxys🄬 データベースには、化学特性、構造式、反応式、および実験データが含まれています。Reaxys との連携機能を活用して、ChemDraw で描画した構造式や反応式を検索できます。

※ Reaxys🄬 は、別途ご契約いただく必要があります。また、インターネットへの接続が必要です。
SciFindern は、CAS が提供する科学情報検索ツールです。物質の反応や合成などの基礎化学研究から医薬品、材料開発にわたる研究開発の最前線で利用されています。SciFindern との連携機能を活用して、ChemDraw で描画した構造式を検索できます。

※ SciFindern は、別途ご契約いただく必要があります。また、インターネットへの接続が必要です。
1H/13C-NMR の化学シフトを推算し、表示することができます。また、選択ツールを用いて原子にマウスオーバーすることで、その原子の帰属先のピークが分かりやすく強調表示されます。

ChemDraw には、化学構造式と化学名を生成するための2つの機能 (Name > Struct、Struct > Name) が用意されています。これは化学名から構造式への変換、また化学構造式から化学名への変換を行う業界トップレベルの総合的機能で、荷電化合物、塩基などの多くの化合物、対称性の高い構造式、その他のさまざまな無機物や有機金属に対して使用できます。


2D表示の化学構造式を3D表示に変換し、クリーンアップすることができます。3D表示に変換後、回転させることも可能です。

ChemDraw には、生体分子描画やシーケンスの作成を容易に行うためのモノマーインターフェースが用意されています。HELM Monomersツールバーを使用することで、核酸やアミノ酸に割り当てられた定義済みのラベルを用いて素早くシーケンスを描画することができます。

また、HELM Monomersツールバーで描画した生体分子やシーケンスは、定義済みのラベルを用いた省略前後の表示形式を切り替えることができ、生体高分子シーケンスをHELM文字列としてコピーすることも可能です。

ユーザーが描画した任意の化学反応式に対する化学量論グリッドを作成することができます。また、化学反応式を変更したり、グリッド内の数値を変更すると、その他データは変更内容に合わせて自動更新されます。

Name > Struct、あるいは Struct > Name を行うことで、IUPACベースの原子番号が化学構造式に表示されます。

※ Preferences の「Display IUPAC Atom Numbers on S2N/N2S」オプションに、チェックが付いている必要があります。


ChemACXデータベースを検索し、指定したCAS登録番号に対応する化学構造式を取得して表示することができます。

化学構造式を、選択した色によってハイライト表示することができます。ハイライト表示の対象として、構造の一部、個々の結合、個々の原子、原子ラベル、構造全体を選択可能です。

環構造を選択した色で塗りつぶすことができます。

酵素や受容体など、生化学パスウェイを描画するためのさまざまなツールが用意されています。オブジェクトの色を変更したり、線と塗りつぶしのプロパティを変更したり、回転させることも可能です。

化学構造式を、3MF形式の3Dモデルとしてコピーやエクスポートし、PowerPoint、Word、Paint3D 等のサードパーティアプリケーションで使用することができます。エクスポートした構造式にハイライト表示が適用されている場合、そのハイライト表示はサードパーティアプリケーションでも保持されます。

ChemDraw にて化学構造式を描画し、その構造式について Google Scholar や Google Patents で検索することができます。

ChemDraw にて化学構造式を描画し、その構造式について PubChem で検索することで、安全性データを確認することができます。

ChemDraw にて化学構造式を描画し、その構造式について ChemACX で検索することができます。ChemACX (Available Chemicals Exchange) とは、試薬メーカーや販売代理店から現在入手できる試薬の読み取り専用データベースです。

Reaxys や SciFindern などと連携を行うための Add-insツールバーをカスタムできます。

モノマーライブラリをWebやローカルから取り込み・編集し、キュレーションツールとして利用できます。モノマーは1から入力できる他、CDXMLファイルやJSONライブラリからインポートすることもできます。
