GaussView6 (G16 on Different Machine)
Gaussian16 と異なるマシンに GaussView6 を導入する
G16 on Different Machine
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Gaussian 16(G16) が入ってないマシンに GaussView 6(GV6) を導入する場合は、Gaussian Utilities が付属した GV6 (G16 on Different Machine) をお求めください。Gaussian Utilities はG16に付属するプログラム群で、G16のプリポスト処理を手助けするためのツールです。GV6ではファイル形式の変換など一部の機能で、Gaussian
Utilitiesを使用します。
G16 と同一のマシンに GV6 を導入する場合は…
G16 on Same Machine
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G16 と同一のマシンに GV6 を導入する場合は、GaussView6 (G16 on Same Machine) をお求めください。GV6 は、Gaussian16 のプリ・ポストとして設計されているので、G16 と同じマシンにインストールすることで全ての機能が利用できます。
Different Machine の使用例
GV6 と G16 を異なるマシンで使用した場合、一般的な作業の流れは、次のようになります。
- 入力データファイルの作成
GV6 で分子をモデリングし、G16 のインプットファイル (.gjf) を作成する。(計算結果の分子軌道(MO)を表示するためには、インプットデータ中に chk ファイルを保存するような指定が必要。)
- G16 へのデータ転送 (※1)
インプットファイルを G16 が入っているマシンに転送する。
- ジョブの実行
G16 が入っているマシンでジョブを実行する。計算結果は、G16 の出力ファイル (.log) と chk ファイルに保存されている。
- fchk ファイルへの変換 (※2)
G16 が入っているマシンにある Gaussian Utilities の formchk
を使って、 chk ファイルを fchk ファイルに変換する。
- GV6 へのデータ転送 (※1)
出力ファイル (.log) と fchk ファイルを、GV6 が入っているマシンに転送する。
- 結果の表示
GV6 で、出力ファイル (.log) または fchk ファイルを開き、結果を表示する。計算結果の情報は、どちらかのファイルに保存されている。場合によっては、両者に保存されている場合もある。
- Cube ファイルの作成
Gaussian Utilities の cubegen
を使って、fchk ファイルから Cube ファイルを作成し、分子軌道(MO)を可視化する。
- 結果の検討
結果を検討し、次のステップへ進む場合は、1. へ戻る。
※1 異なるマシン間でファイルをやり取りする方法は、それぞれのマシン環境に依存するため、千差万別です。Gaussian Inc. および弊社では、対応しかねますのであらかじめご了承ください。
※2出力ファイル (.log) も fchk ファイルもテキストファイルなので、マシン環境に依存しません。