「Symmetry Option (対称オプション) 」ダイアログがあらわれます。「Space group from Table」を選択します。
「Space-Group Symmetry」サブダイアログが現われます。H-M Symbol フィールドに「C2/c」と入力し、このオプションのラジオボタンにチェックが入っているかを確認してください。この Space Group は、リストボックスから選択し、 Select ボタンを押すことで選択することもできます。この場合、いずれのオプション (H-M, Hall, Number) を選択しても結果は同じです。
「Boundary Option」ダイアログが現われます。「Enter forms」を選択します。
「Boundary – Enter Forms」サブダイアログが現われます。「Symmetry for boundary forms」を「Center only」に設定します。ダイアログの下部にある「Use individual atom distances」のチェックを外し、「Lattice translation (格子変換)」ボックスの全てにチェックを入れてください。以上が完了したら、「Add Forms…」ボタンをクリックします。
「Add/Revise Form」サブダイアログが現われます。h, k, l の値には以下の表に示す h, k, l の指数を、Central distance に distance の値をそれぞれ入力してください。
h
k
l
distance
1)
1
0
0
4.0
2)
0
1
0
7.0
3)
0
0
1
11.0
すべての入力が完了して OK を押すと「Boundary – Enter Forms」ダイアログに戻ります。入力された内容を確認し、必要があれば「Revise (修正) 」ボタンを押して修正してください。
「Crystal Forms for Display」ダイアログが現われます。「Display forms group」から「Same as boundary」のラジオボタンを選択します。
続いて、酸素原子を 3つ入力します。3つの原子はいずれも Type に 8 を (酸素の原子番号)、Radius に 0.0 を入力します。酸素原子は多面体の頂点としてのみ表示されますので、球体として表示させる場合は、半径は後でPolyhedra ダイアログの Show ligands as spheres で設定する値となります。Rims (境界線) に黒 (0, 0, 0) を、Fill (塗り潰し色) にシアン (0, 255, 255) を設定します。Black-and-white patterns (モノクロ用パターン) では、Rims (境界線) に 15 black を、Fill (塗り潰し色) に 1 を設定します。
3つの酸素原子の入力項目で違いがあるのは、Label および x, y, z 座標の値です。最初の原子では、以下に示す 4) の値を各入力フィールドに入力します。 先に示した内容の入力が完了したら、「Next」ボタンを押して 2番目の原子の入力に進みます。全ての値が引き継がれますので、Label および x, y, z 座標の値を以下の表に示す 5) の値に差し替えます。 3番目の酸素原子も同様に 6) の値を入力します。
「Input Bond Data」サブダイアログが現われます。ここから 2つの結合データを入力してゆきます。Atom type (原子タイプ)、Max. distance (最大距離)、Rim Color (塗り潰し色) はそれぞれ以下の項目に示す値を入力します。 Radius (半径) の値は single-line bonds にするため 0.0 を入力します。 Rim color (塗り潰し色) と Pattern number (パターン番号) の設定はここでは省略します。 Rim pattern number (塗り潰しパターン番号)は 15 を選択します。 Min. distance (最小距離)フィールドには 0.4 以下の値を入力します。