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キーボードだけで数式を入力してみる

キーボードだけで数式を入力してみる

この例を使い、キー操作を解説していきます。

x = はそのままタイプします。

次は分数ですので、 + / で分母・分子のプレースホルダ を用意します。

先に分子から埋めていきます。なお、順番はどちらが先でもかまいません。プレースホルダ間の移動には キーを使います。-b まではそのまま入力します。

次にくる数学記号 ± は +- で入力します。

ついで + 2 で二乗根を用意します。ここで + は実際に + を入力するわけでなく、 キーとキー2を同時に押すことを意味します。

二乗根内のプレースホルダを埋めていきます。b2 + 6 で準備します。

実際に b2 を入力します。

この段階では、 b の肩に載っている 2 の後ろカーソルが残っているので、 -4 ac の位置まで下ろす必要があります。これには「式の終わりへ」 + を入力します。 はスペースバーを表します。

最後、分子の残り部分と分母を入力し、完成です。

なお数式をテキスト中にインライン で挿入したい場合、式の前後を + ( と + ) で囲む必要があります。

【参考】

特殊文字

Mathematica ノートブックで使われる特殊文字は \[ で始まる完全名が定義されています。たとえば π \[Pi] (空白なし)です。そのうち、よく使われるものはエリアスを持ちます。Pi のエリアスは :Pi: となります。ここで : は文字 “:” でなく キーなので注意してください。

  • 「Wolfram言語のシンタックス」
  • 「ギリシャ文字」α δ
  • 「表記的アルファベット文字」
  • 「数学表記」
  • 「矢印および矢印様形式」
  • 「テキスト形式」
  • 「通貨,単位,特別な表記」
  • 「図形,アイコンと関連する文字」
  • 「非表示文字」空白や改行等 …
  • 「国際的な文字セット」

【参考】

演算子

  • 「基本的な数学の演算子」
  • 「微積分学と代数の演算子」(転置) …
  • 「論理結合子とその他の結合子」
  • 「アクションを表すための演算子」
  • 「ブラケット化演算子」
  • 「関係を表すための演算子」
  • 「矢印記号とベクトル記号に基づいた演算子」
  • 「構造化要素とキーボード文字」

【参考】

  • 演算子
    備考:完全名に関しては Mathematica 内「ヘルプ」tutorial/MathematicalAndOtherNotation#27644 でしか知ることはできません。たとえば ↑ は \[UpArrow]

演算子の評価規則

たとえば ArcTan[x]x についての2階微分

は数学演算子 を使い表現でき、実際に実行できます。

こうした Mathematica の関数と数学演算子との関係、および引数の評価順に関する一覧が用意されています。

【参考】