自動カーブフィッティングと方程式の発見

TableCurve 2D® を使うことで、何千もの方程式を指先で操作でき、最も複雑なデータに対しても理想的なモデルを見つけることができます。

データに最適な方程式を素早く発見

TableCurve 2D はカーブフィッティングとデータモデリングを自動的に選択します。最新のデータフィッティングで、他のソフトウェアパッケージにはない機能が含まれています:

• 高次の多項式や有理数を適切にフィッティングするための 38 桁精度の数学エミュレーター
• 外れ値や広範囲の Y データに効果的に対処する非線形フィッティングのためのロバストなフィッティング機能
• 適切なピーク、遷移、動力学モデルを自動的に選択する AI Expert オプション

カーブフィットの試行錯誤を自動化

3,665 の組み込み方程式をすべて、または必要なものだけを数秒でフィットさせることができます。マウスを 1 回クリックするだけで、自動カーブフィッティングプロセスが開始されます。TableCurve は、カーブフィッティングの終わりのない試行錯誤から解放し、貴重な時間を節約します。

ユーザー定義方程式の利用

最大 15 ユーザー定義方程式を入力し、組み込み方程式と併用できます。 このような特殊モデルには、特殊関数、級数収束、条件文、微分、積分、パラメータ制約など、ほとんどの数学的構成要素を含めることができます。大多数のカーブフィッティングプログラムと異なり、TableCurve 2D のユーザー定義関数はコンパイルされているため、カスタムカーブフィットを組込み式とほぼ同じ速度で素早く実行することができます。また、最大 100 の外部 C または FORTRAN 言語機能を TableCurve 2D の方程式セットに追加できます。このような方程式と制約は、無制限に複雑にすることができます。

データセットの正確な外挿

最適なモデルを視覚的に発見：カーブフィット結果をグラフィカルにレビュー

XYデータがフィットされると、TableCurve はフィットされた方程式を選択した統計的基準 (r2、DOF調整 r2、フィット標準誤差、または F 統計) によって自動的にソートし、プロットします。 方程式リストをスクロールしながら、フィット結果をグラフィカルに確認できます。残差グラフとパラメータ出力が、フィットされた方程式ごとに生成されます。データの外れ値を検出するために、グラフに信頼区間と予測区間を加えます。Review Curve Fit ウィンドウからもデータ、統計、数値のサマリーを利用できるため、フィット結果をさらに分析することができます。TableCurve は、理想的なフィットの要件を満たすモデルを発見するために必要なすべての情報を提供します。

数値情報によるモデルの比較

複雑なデータセットの効率的な処理

特異なデータセットを正確にモデル化

パラメトリックモデルでは扱いが困難なめずらしい方程式のために、TableCurve 2D には 3 つのノンパラメトリック推定手順があります。Spline、Smoothing Spline、Local Regression オプションは、真の最先端アルゴリズムを提供します。スプラインには 7 つの異なるアルゴリズムがあり、2 つの最小二乗法による最小化と非一様 n もその中に含まれます。

出力オプション

TableCurve では、グラフをプレビューしたり、出版品質のグラフをいくつかの異なる構成で出力することができます。また、データと方程式を含むファイルを Lotus、Excel、ASCII、Harvard Graphics、SigmaPlot フォーマットで出力することもできます。TableCurve 2D は、FORTRAN、C、Basic、Pascal、Excel 用 VBA で、フィットしたすべての方程式の実際の関数コードとテストルーチンを生成することにより、プログラミングをスピードアップすることができます。

自動化で作業効率を大幅にアップ

プログラミングなして大量のデータセットを自動的に処理できるバッチ処理により、時間を大幅に節約できます。この統合された自動化機能により、PC から離れていても大量のデータセットを解析できます。TableCurve 2D は、各データセットのアウトプットを自動的に作成します。アウトプットは、グラフと数値の要約を MS Word (または汎用 RTF) ファイルに書き込み、数値データを MS Excel に書き込みます。自動化機能は TableCurve 2D の主要なプロシージュアすべてに利用できます。

関連製品

開発元：Grafiti LLC

機能一覧

インターフェイス

• 32-bit フルパフォーマンス
• 17 のバックグラウンドスレッドカーブフィットオプションによるマルチタスク処理
• ファイルをドラッグ＆ドロップしてすぐにフィットが実行可能
• 完全カスタマイズ可能な 2D グラフ
• グラフのスムーズなビットマップレンダリング
• グラフの XY メーターがカーソル座標を表示
• データテーブルへのすべての変更を元に戻す Global Reset オプション

データ入力

• 最大 65,536 ポイントのデータテーブル
• 1,640 万点を平均化デジタルインポートフィルタを使用してテーブルにフィルタリング可能
• ファイル形式: ASCII, Excel, Lotus, Quattro Pro, SigmaPlot, SPSS, dBase, DIF, Binary
• グラフィカルな XY 列選択
• 重みまたは標準偏差を任意に割り当て可能
• 最大 5 つのデータセットを比較
• 複製データセットを自動的に処理

データ管理

• FFT, Loess, Savitzky-Golay, Gaussian Convolution, Eigendecomposition, Kaiser-Bessel タイム-ドメインスムーシング プロシージュアによる即時スムーシング
• exact-N FFT による即時フーリエドメイン編集; データテーパリング
• シグナル強度に基づき成分を分離する 固有値分解フィルタリング
• グラフと数値による区分; データポイントのグラフ有効化 / 無効化
• すべての組み込み方程式に対する 1 次および 2 次の解析導関数
• 1 つのグラフで複数のカーブフィットの参照 (最大 4 参照)
• X 値、Y 値、Weight 値に計算を適用
• スプレッドシートのようなデータ編集と、入力されたデータのグラフ化オプション

出力およびエクスポートオプション

• 完全な印刷プレビューを備えた高品質グラフのプリント
• 画像形式: ビットマップ、メタファイル、拡張メタファイル、デバイス非依存ビットマップ
• ファイル形式: ASCII, Excel, Lotus, SigmaPlot; グラフと数値結果を含む MS Word または RTF エクスポートが可能
• 1 つのドキュメントに全ページまたは半ページ、横向きまたは縦向きでグラフを表示可能

方程式の発見とカーブフィッティング

• 3,656 の組み込み方程式
• 3,205 の混合基底関数線形方程式
• 偶数次多項式と半次多項式
• 18 のチェブィシェフ多項式
• 17 の高精度多項式 (38 ディジット精度のフィッティング)
• 10 のフーリエ級数多項式
• 57 の標準, ln x, 平方根偶数次, y-変換, 偶数次, 半次有理式
• 17 のチェブィシェフ有理式
• 17 の高精度有理式 (38 ディジット精度のフィッティング)
• 5 フーリエ級数有理式
• 36 の制約付き (特異点なし) 非線形フィット SVD 有利式
• 74 の非線形ピーク方程式
• 29 の非線形変換方程式
• 58 の非線形運動方程式
• 13 の非線形波形方程式とその他の方程式
• 方程式の迅速な検索、ソート、フィルタリング
• カスタマイズ可能な方程式セット
• 適合度基準、マトリックス法、最小化、その他のオプションを含むフィットプロセスの完全コントロール
• フィットさせるピーク、変換、運動モデルを自動選択する AI Expert
• すべての非線形方程式、ユーザー関数、外部 C/Fortran 関数に対して、3 つのロバストなフィットメソッドが利用可能

予測の方法

• 前方 / 後方予測 / 外挿のための最先端の自己回帰 (Autoregressive) プロシージュア
• 9 種類のプロシージュア: 前方予測 3 種類、以前のデータ予測 3 種類、両方向予測 3 種類
• 高度な SVD と Eigendecomposition 法を使った原位置でのノイズ除去
• 複素根、次数選択基準、特異値、残差、数値サマリーの表示
• すべての言語でサポートされた AR フィルタコードの作成とディスクへのエクスポートフィルタ

ユーザー定義関数 (UDF)

• ボタンによる関数入力が可能な UDF エディタ
• スピードのために自動的にコンパイル
• 最大 15 の UDF が一度にフィットでき、各 UDF は最大 10 のパラメータが調節可能
• 出発推定値を正確化するためのグラフィカル UDF 調節プロシージュア
• ライブラリとして保存可能

外部 32-bit DLL ユーザー定義関数

• オプション制約付きの最大 100 の外部 Fortran または C フィッティング関数
• Fortran には MS Fortran Powerstation v4+ が必要、C には MS Visual C++ v4+ または Borland C++ v4.5+ が必要
• すべてを選択、選択なし、特定の方程式を選択

ノンパラメトリックフィッティング

• 最小二乗 B-スプラインと NURBS (非一様有理 B-スプライン) を含むスプライン推定
• 1 次導関数から 6 次導関数を含むスムーシングスプライン推定
• 局地回帰推定

推定と補間法

• 8 種類のスプラインプロシージュア: 3 種類の補間と 5 種類のスムーシング (固定化、最適化あるいはユーザー指定ノットによる NURBS と最小二乗 B-スプラインを含む)
• 局所回帰スプライン推定; 1 次導関数と 2 次導関数
• Savitzky-Golay スプライン推定; 次数 1-8 の正確な導関数; フィルタ係数
• フーリエ補間法; 1-4 次導関数
• すべての推定プロシージュアの出力を直接指定し、プロットすることが可能

カーブフィット解析とアウトプット

数値

• 関数、導関数、根、累積面積を含む、テーブルの自動作成を伴う評価オプション
• 係数、標準誤差、信頼限界、ANOVA、適合度、測定関数と導関数の最小と最大、有理関数のために報告された極を含む、完全な数値と統計の要約
• 予報値、残差、信頼 / 予報限界を伴うデータの要約
• 精度の要約と境界有意解析

グラフ

• ズームアウト、カスタマイズ可能なレイアウト、ラベル、グリッド、スケーリング、ポイント、フォント、タイトル、解像度が変更できるカーブフィットのグラフ
• 信頼 / 予報区間 (90%, 95%, 99%, 99.9%, 99.99%)
• 再現データ用のエラーバー
• 棒グラフ、ヒストグラム、残差の正規性を保証する安定化正規確率プロットを含む、カーブフィットグラフ上の異なる軸または Y2 軸上の残差グラフ
• グラフの数値データをスプレッドシートブロックとしてクリップボードにコピー
• 潜在点処理により，方程式の検査中に外れ値を無効にすることが可能

自動化

コードの作成

• Fortran 90, Fortran 77, C (64-bit および 80-bit), Visual Basic, QBasic, Pascal
• 関数コードまたは完全なテストルーチン付き関数コード
• すべての組み込み方程式で利用可能

統合された自動化

• 大量のデータセットを自動的に処理するバッチ処理; 主要プロシージュアすべてで利用可能
• Excel スプレッドシートにある複数のデータセットを単一データセットのように簡単に処理
• MS Word 95/97/2000 あるいは RTF フォーマットへの直接ストリームレポート
• 外部データ取得インターフェイスを書き込む DLL サポート
• 装置メーカーのための専門的な DLL 自動化インターフェイス

動作環境

TableCurve 2D 5.01 動作環境

• Windows 95/98/NT4/2000/XP/Vista/7/8.x/10
  ※ Windows Vista以降の対応については こちら をご覧ください。

• CPU：Pentium または同等の互換プロセッサ以上
• RAM：32 MB (64 MB 以上推奨)
• HDD：15 MB 以上
• 画像解像度：800×600 以上、SVGA 256 色以上

※ 64-bit 環境では 32-bit モードで動作します。

ライセンス

■ シングルユーザーライセンス

1 ライセンスにつき、使用権は固定の 1 名、使用権を持つユーザーのみが使用する PC 3 台
　(例：職場 2 台 (DeskTop & LapTop) ＋ ご自宅 1 台) にインストール可能 。
　※ 複数台の PC で同時に使用することはできません。

• 官公庁用
  政府、地方自治体が運営する法人、組織が対象となります。独立行政法人も含まれます。
  (第三セクターは対象外となります。)
  
• 教育用
  学位授与機関、および、そこに所属し教育・研究目的でご購入される方が対象となります。

トライアル

• 製品版のすべての機能をインストール後 30 日間ご利用いただけます。
• デモ版は一つのマシンで 1 回限り導入できます。
  ※ デモ版インストールではシリアルナンバーの入力は不要です。

製品価格

※ 製品価格は、お見積りフォームよりお問合せください。

• 製品補足情報欄に、製品名をご記入ください。
  ※ 製品は、英語版・英語マニュアルです。

サポート

インストール

• TableCurve のインストール方法 (シングルライセンス)

サポート情報

• Windows 10 環境で旧形式のヘルプファイル (.hlp) を表示させるには (16/10/27 )
• TableCurve 2D/3D の Vista 以降の対応について (16/08/05 )
• 日本語フォルダの取扱いについて (15/01/30 )

チュートリアル

• 近似関数のフィッティング (Fitting Approximating Functions)
• パラメトリック関数のフィッティング (Fitting Parametric Functions)
• ノンパラメトリック補間 (Non-Parametric Interpolation)