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株式会社ヒューリンクス
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地質情報の管理・分析・視覚化

RockWorks は、環境、地盤工学、鉱業、石油産業向けの 2D/3D マップ、ログ(柱状図)、クロスセクション(断面図)、地質モデル、ボリュームレポート、一般的な地質図を作成するための包括的なソフトウェアプログラムです。

地表および地表下のデータ可視化のための、マップ、ログ(柱状図)、クロスセクション(断面図)、フェンスダイアグラム、ソリッドモデル、ボリューム計算など、さまざまなツールが装備されています。

また、地表および地表下のデータを分析するためのオプションも多数装備され、層序学、岩石学、ダウンホール地球化学 / 地球物理学 / 地質工学的測定、色間隔、断裂、帯水層データなど、さまざまなデータタイプが使用可能です。

RockWorks の機能レベル

RockWorks 2020 には 3 つの機能レベルがあります。機能の詳細は 機能一覧 をご参照ください。

Basic

Utility プログラム、Borehole Manager のマップ機能、ログとログセクションが使用できます。Playlist は 5 アイテム、Fault は 3 つまで取り扱うことができます。

Standard

Basic に含まれるすべてのツールに加えて、Borehole Manager のモデリング機能(岩相、層序、地球物理学/地球化学/地質工学、帯水層、色、断裂)が使用できます。
 Playlist は 5 アイテム、Fault は 3 つまで取り扱うことができます。

Advanced

Standard に含まれるすべてのツールに加えて、SQL-Server データベースのサポート、プログラムの自動化(スクリプト)、Borehole Manager の石油生産図が使用できます。
 Playlist、Fault の取り扱い数は無制限です。

RockWorks の活用分野

地質工学

地質工学および土木エンジニア向けの建築の評価や土地を掘削する際に役立つグラフィカルな分析ツールを提供します。坑井ログと断面図、何十もの異なるタイプのマップ、構造図、地質/地質工学/破壊/カラーモデル、ボリュームレポートなどを作成します。 プロジェクトの初期、中期、終了のあらゆる段階で、使用者およびクライアント双方の時間と経費を削減します。

環境

坑井ログ、断面図、濃度マップ、プルームモデル、地質モデル、時間ベースのアニメーション、地球化学図などのツールで、サイトの特性評価から回復の立案と実施に至るまで環境専門家を支援します。

鉱業

プロジェクトの探索段階と生産段階の両方で、RockWorks のポイントと等高線図、2D /3D ログ表示、投影セクション、ブロックモデルの補間と編集、詳細な土量計算、インポート/エクスポートツールが役立ちます。

石油/ガス

坑井スポッティング、マップ(バブル、構造、アイソパッチ、ランドグリッド、ログマップ)、断面、層序モデリング、貯留層モデリングなど、石油地質学者の業務に必要なツールを提供します。

開発元:米 RockWare, Inc.

機能一覧

RockWorks 製品概要

RockWorks のライセンスは Basic / Standard / Advanced の 3 つのレベルがあります。

FREEBasicStandardAdvanced
RockPlot2D
RockPlot3D
ReportWorks
Utilities
EarthApps
ログ & セクション
Playlist(利用できるアイテム数)55無制限
3D Fault(利用可能な断層数)33無制限
坑井モデリング
SQL Server サポート
コマンドスクリプト

RockPlot2D [Basic / Standard / Advanced]


2D 画像(坑井マップ、サンプルロケーションポイントマップ、等高線マップ、カラーフィルマップ、断面図、側面図、ステレオネットやパイパーダイアグラムなど)をインタラクティブに表示、編集、エクスポート、印刷します。

  • レイヤーの表示/非表示をインタラクティブに切り換え
  • 複数の 2D ファイルをひとつのファイルで表示
  • 垂直方向の強調表現を追加
  • パワフルな描画ツール、注釈ツール、デジタイジングツールを装備
  • 豊富な画像出力オプション:DXF、raster (PNG, JPG, TIFF, BMP)、Google Earth、ESRI Shapefile、Mapinfor MIF/MID など

RockPlot3D [Basic / Standard / Advanced]

3D 画像(ソリッド、サーフェス、フェンス、3Dオブジェクト、平面図、サイト図など)をビューアに表示します。

  • アイテムの表示/非表示をインタラクティブに切り換え
  • 複数の 3D 表示を一つにまとめて表示
  • 照明、伸縮、表示角度、透過性、背景色を調整
  • タイトル、凡例、ロゴを追加
  • オブジェクトを任意の軸で連続的に回転
  • 座標の再投影
  • アニメーションを AVI モービーとして作成:回転、スライスの移動、アイソレベルの変更
  • DFX のインポート
  • Google Earth、ESRI Shapefiles、DXF、raster (PNG, TIFF, JPG, BMP) へのエクスポート

ReportWorks [Basic / Standard / Advanced]

ReportWorks ウィンドウは、印刷および公開用のページをレイアウトします。最終的なプレゼンテーションとして作成した画像を使用できます。

  • RockPlot2D で作成された画像(マップ、断面図、柱状図、グラフ、ダイアグラムなど)を取り込み
  • 最適フィットまたはユーザー指定の単位/インチ(センチメートル)を使用して画像を縮尺
  • ジオリファレンス画像や RockPlot3D から出力されたラスタ画像(BMP、JPG、TIF)を挿入
  • テキストラベルとパラグラフを追加
  • 座標ラベルとスケールバーを挿入
  • パターン凡例を追加
  • 記号、ライン、矩形、ポリゴン、ポリラインを挿入

Utilities(ユーティリティ) [Basic / Standard / Advanced]

XYZ データのマッピング、XYZG ポイントのモデリング、ステレオネットとローズダイアグラムの作成、Piper / Stiff / Durov プロットの作成など、行と列からなるデータシートと多数のツールが含まれます。 ユーティリティは RockWorks の「ツールボックス」です。

EarthApps [Basic / Standard / Advanced]

ソースデータから Google Earth で表示させるポイントマップ、フライオーバー、コンターを作成します。RockPlot2D および RockPlot3D からマップ、モデル、断面を Google Earth にエクスポートします

ログ、ログ断面図、ログマップ [Basic / Standard / Advanced]

2D および 3D で、個別にログを作成したり、複数のログからなる断面図やマップを作成します。 インタラクティブなデザインウィンドウを使用してログ列を配置します。 坑井を垂直型および彎曲型の両方で表示できます。

2D ログダイアグラム

組み合わせ可能な坑井データ項目:

  • 坑井名
  • 深度ラベル
  • 地層の色/パターン/テキスト
  • 岩石の色/パターン/テキスト
  • 1-4 間隔データの棒グラフ
  • 1-4 時間間隔データの棒グラフ
  • 1-4 ポイントデータの曲線
  • 帯水層レベル
  • 坑井シンボルとパターンブロック
  • フラクチャー(2D タッドポール、3D ディスク)
  • ラスタイメージ(BMP、JPG、TIF、PNG、WMF、EMF)
  • ベクトル(2D タッドポール、3D アロー)
  • 坑井構造ダイアグラム

2D ログ断面図とプロファイル

  • ログプロファイル
    ログは単一のスライス平面に投影されます。 垂直、傾斜、湾曲型の坑井ログを、真の方向でプロファイルに表示できます。
  • ログ断面図
    選択した坑井を左から右に順番に表示します。 ログは垂直に表示されます。
  • 投影ログ断面図
    (たとえば、道路に沿って)プロジェクト内の複数のポイントを選択すると、ログはそれらのセクションスライスに沿って垂直に投影されます。

断面図とプロファイルには、シンプルな層序、I-Data 補間、P-Data 補間を含めることもできます。

3D ログダイアグラム

組み合わせ可能な坑井データ項目:

  • 坑井名
  • 深度ラベル
  • 地層の色/パターン/テキスト
  • 岩石の色/パターン/テキスト
  • 1-4 間隔データの棒グラフ
  • 1-4 時間間隔データの棒グラフ
  • 1-4 ポイントデータの曲線
  • 帯水層レベル
  • 坑井シンボルとパターンブロック
  • フラクチャー(2D タッドポール、3D ディスク)
  • ラスタイメージ(BMP、JPG、TIF、PNG、WMF、EMF)
  • ベクトル(2D タッドポール、3D アロー)
  • 坑井構造ダイアグラム 色

3D ログのレイアウトは、3D ログデザイナーで設定できます。

市販の各種 Land Grid のインポート [Basic / Standard / Advanced]

RockWorks には、US Range-Township-Section のロケーションの “LandBase” が付属しています。
RockWorks Advanced では、市販の詳細なランドグリッドを購入された場合、そのデータを LandBase にインポートして、RockWorks を使用するプロジェクトで使用できます。 RockWorks は、IHS (Petroleum Information / Dwights)、TMC (Topographic Mapping Company)、Tobin / GII/ASCII-31、Tobin / TDRBM II、White Star のデータを読み取り可能です。

Playlist [Basic / Standard / Advanced]

Playlist ボタンを使用して、アプリケーションウィンドウのプログラムと現在の設定を Playlist に追加します。Playlist はいくつでも作成できます。
プロジェクトデータから複数の図(連続した断面図や日付固有のマップ/モデルなど)を作成する場合、プレイリストが役立ちます。特に、新しいデータが利用可能になった場合は、データを入力してプレイリストを実行するだけで、マップ、モデル、セクション、フェンス、レポートなどが作成されます。

3D Fault [Basic / Standard / Advanced]

Utilities で垂直/ 3D Fault(断層)を作成したら、RockWorks にインポートします。 アクティブにする断層を選択し、サーフェスモデリング、層序モデリング、ソリッド(ブロック)モデリングに適用して、断層領域内のモデリングを分離します。 これによってモデリング中にバリアが適用され、断層の反対側(見積中のノードに対して)のデータがノードに影響を与えないようにします。 単純な断層リボンまたは複雑な断層リボンを使用できます。
単一の断層または複数の断層を定義し、各断層に X、Y、Z、傾斜方向、傾斜角度の測定値を指定します。

坑井モデリング [Standard / Advanced]

坑井データベースから、岩相 (lithology)、地層 (stratigraphy)、汚染物質 (plumes)、地質工学 (geotechnical)、地球物理学 (geophysical)、割れ目 (fracture)、水位 (water level)、カラーおよびベクトルデータといった各種地中データを読み込んでサーフェスモデルやブロックモデルを作成するための複数のプログラムからなるコレクションです。モデルは、3D の等値面やブロックとして表示させたり、断面図や側面図、フェンスパネル、あるいは、プランマップとして表示させることができます。お持ちのログダイアグラムに画像を追加したり、複数レイヤーの操作も簡単に実行できます。
Borehole Manager とローカルデータベースで、坑井データを保存および管理します。製品レベルによって適用範囲が異なります。

S-SQL Server Database のサポート [Advanced]

RockWorks のデフォルトのデータベースは SQLite SDB データベースです。RockWorks Advanced では、MS-SQL との接続も設定することができます。

コマンドスクリプト [Advanced]

Playlist は、リストに追加した各プログラムごとの設定を記録します。 いくつもの関数を自動化している場合、リストが長くなる可能性があります。 プレイリストファイルの内容を確認する必要はありませんが、RCL スクリプトがお好きな場合は、コマンドスクリプトが適しています。 プレイリストを作成して、コマンドスクリプトにエクスポートし、編集するだけで、マップ、モデル、セクション、フェンス、レポートなどが作成されます。
コマンドスクリプトをコマンドラインから実行するだけで、自動化することもできます。

動作環境

RockWorks 20xx の動作環境

  • OS: Windows 7, Windows 8, Windows 10 (いずれも 64-bit 版)
    RockWare Network License Manager (Network ライセンスで使用) には
    Windows Server 2008 以降を推奨
  • RAM: 4 GB 以上
  • HDD: 75 MB の空き容量 (プログラムのインストールに必要)
  • ディスプレイ解像度:1920 x 1080 (最適)
  • %Userprofile%My Documents ディレクトリへの読み取り/書き込み権限
  • Windows 対応の周辺機器

※ 製品は英語アプリケーション・英語オンラインマニュアルです。

ライセンス

ライセンスタイプ

Single (一般用 / 教育用)

1 台のコンピュータにのみインストールすることができます。ネットワークやリモートデスクトップ (仮想マシン) を介してのアクセス、複数のユーザーが同時使用することは禁止されています。

Network (一般用のみ)

License Manager プログラムで同時アクセスできるユーザー数を制限します。ご購入の際に同時使用できるユーザー数をご指定いただきます。購入ユーザー数を超える人数で一度に使用することは禁止されています。

Classroom (教育用のみ)

Single ライセンス (講師用) に Network ライセンス 10-seat が付属します。Network ライセンス は 10-seat 単位で追加できます。

教育用は学位授与機関、および、そこに所属し教育・研究目的でご購入される方が対象となります。ご購入の際は、所属機関の証明書のコピーもしくは「ユーザー情報確認書」 ( PDF / Excel ) の送付が必要です。

メンテナンス

買取ライセンスには 1 年間のメンテナンスが含まれます。メンテナンスの有効期間中は最新バージョンのアップデートとアップグレードが提供されます。メンテナンスの更新は任意です。メンテナンス期間満了後に更新される場合、更新価格は割増となります。

トライアル

RockWorks のデモ版は、最上位の Advanced の機能を 14 日間使用できます。期間終了後は Free レベル (RockPlot2D, RockPlot3D, ReportWorks) までの動作となります。デモ版についてはデモ版申請フォームよりお申し込みください。

デモ版お申込み

製品価格

お見積り・ご購入

RockWorks のライセンスは、Basic / Standard / Advanced の 3 つのレベルがあります。詳細は 機能一覧 をご覧ください。

サポート

RockWorks サポート情報

RockWorks 20 クイックスタート (ライセンス別導入ガイド) (PDF)

RockWorks Import/Export Features (RockWorks でインポート/エクスポート可能なファイルフォーマット一覧)

アップデートの自動通知

RockWorks は定期的にアップデートされています。RockWorks Setup | Preferences | General Program Settings | Updates メニューの “Check for updates” 設定を有効にすると、アップデートの提供時に自動通知されます。アップデートの詳細は、以下をご覧ください。

旧バージョンのサポート

開発元 (RockWare Inc.) の方針により、最後のアップデートが提供されてから 3 年以上経過したバージョンのサポートは順次終了いたします。 サポート終了後は unlocking code が提供されません。サポート終了日以降も、現在ご使用中のマシンでは継続してご使用になれますが、マシン変更をされますと使用できなくなります。

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