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※ バージョン 6.3 リリースしました!詳しくはこちらをご覧ください。 |
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以下は、IGOR Pro 6.0 から IGOR Pro 6.1 への変更点の詳細です。
Macintosh: Mac OS X 10.4 以降 (PowerPC および Intel ベース Macintosh 共にサポートします。)
Windows: Windows XP / Vista / 7
IGOR Pro 6.1 は、以前のバージョンの IGOR Pro で作成されたファイルを読み込むことができます。
IGOR Pro 6.1 の新機能を使用していない場合は、IGOR Pro 6.1 で作成したエクスペリメントファイルを以前のバージョンでも読み込むことが可能です。
一度、IGOR Pro 6.1 の新機能を使用してから保存したエクスペリメントファイルは、以前のバージョンの IGOR Pro で開こうとするとエラーになる可能性があります。以前のバージョンの IGOR Pro でもファイルを取り扱う必要がある場合は、使用している IGOR Pro ファイルのバックアップコピーを作製しておくことをお勧めします。
Macintosh では、IGOR Pro 6.1 は PICT を PDF に変換するため、6.0 以前の IGOR Pro で表示できていたノートブックを変更した時に、グラフが失われることがあります。詳細については、ノートブックの改良点 6.1 をご覧ください。
以前のバージョンの IGOR Pro の機能のなかで、現在ではほとんど使用されていないいくつかの機能については、サポートされなくなりました。IGOR Pro 6.1 から削除された機能をご参照ください。
いくつかの動作が IGOR Pro 6 から若干変更されました。これらの変更は既存のエクスペリメントファイルに影響を及ぼす場合があります。詳細については、IGOR Pro 6.1 で変更された動作をご覧ください。
Macintosh: 現在ではほとんど使われていない PostScript PICT のエクスポート形式は削除されました。
FBinRead
および FBinWrite
の 80 と 96 bit SANE タイプは削除されたため、/F=6
または 7
は現在ではエラーとなります。これは、この 15 年ほど、これらのタイプは使用されていないためです。もしこれらのタイプが現在も必要な方がいらっしゃいましたら、復活させることも可能ですので、ご連絡ください。
以下は、このページでご紹介している IGOR Pro 6.1 の改良点です。
IGOR Pro 6.1 における最も重要な変更点は、グラフやテーブル、ページレイアウトの描画に最新のグラフィックスコードを採用したことです。これにより Macintosh では、前世代の QuickDraw ルーチンではなく、アップルの Quartz ルーチンの使用という大きな変更を伴います。Windows では、GDI の代わりに GDI+ を少し使用するなど、進化したコードが使用されています。
Macintosh の新しいコードでは、Apple の古い PICT 形式でのエクスポートはサポートされません。PICT でエクスポートする必要がある場合、以下のコマンドを実行することにより、IGOR で古いグラフィックスコードが使用されるようになります。
このコマンドが実行されると、すべてのグラフおよびページレイアウトウィンドウが古いコードで再描画されます。新しいコードで問題があった場合にも、グラフィックスコードを古いものに変更することができます。この場合は、どのような問題が起こったのか WaveMetrics 社までお知らせください。
テキストの描画、画像の描画およびテキストボックスやタグ、凡例の注釈を任意の角度に回転させることができます。注意: テキストボックス、タグおよび凡例の注釈の回転ポイントは、最も近い同等のアンカーポイントによって 90 度の倍数にセットされます。
等高線ラベルは自動的に任意の回転を使用します。
破線の描画が改良されました。
ドローツールやグラフの塗りつぶしモードで使用される塗りつぶしパターンで透明な背景色を選択できるようになり、異なるパターンの重ね合わせが可能になりました。ドロー機能の改良点 6.1 およびグラフ作成の改良点 6.1 を参照してください。
12 種類のマーカータイプが追加され、ユーザー独自のマーカーも定義することが可能になりました。グラフ作成の改良点 6.1 を参照してください。
Macintosh のみの変更点:
IGOR Pro は、Windows と同じく Macintosh 上でも長いファイル名 (255 文字まで) をサポートしました。Macintosh では、これまで 31 文字の制限がありました。ほとんどの WaveMetrics XOPs も Macintosh で長いファイル名をサポートするようになりました。
IGOR Pro の以下の機能は、Mac OS X において長いファイル名では動きません。なぜなら、これらの機能で IGOR Pro が呼び出す Apple ルーチンが長いファイル名をサポートしていないからです。
FTPDownload
NewMovie
ImageSave
when using QuickTime ImageLoad
when using QuickTime 自身で作成した XOP が、Macintosh 上でも長いファイル名をサポートするようにしたい場合は、XOP Toolkit 5.09 で目的の XOP を再コンパイルする必要があります。現在、XOP Toolkit 5.09 はリリースされていません。ベータ版を入手したい場合は、support@wavemetrics.com までご連絡ください。
コントロールを使ってグローバル変数を変更すると、エクスペリメントに変更があったことが記録されます。
自動コンパイルメニューをチェックすると、速やかにプロシージャもコンパイルされます。
Macintosh では、cmd-H の環境設定 (その他の設定ダイアログ、テキスト編集カテゴリー) が変更されました。チェックを外すと、cmd-E は、OS X の標準設定である「選択部分を検索に使用」となります。また、検索文字列はグローバル検索ペーストボードに置かれ、アクティブになったときに読み出すことができます。このため、「ウィンドウ > 後ろに送る」および「ウィンドウ > 前に送る」は、ctrl-cmd-E および shift-ctrl-cmd-E となります。
「編集 > テキストを挿入」メニューアイテムは「編集 > ファイルを挿入」になりました。これは、リッチテキストノートブックに画像ファイルの内容を挿入することができるようになったためです。
IGOR Pro は、エクステンションやプロシージャ、ヘルプファイルを “Igor Pro User Files” フォルダからもロードするようになりました。このフォルダのロケーションでは、ユーザーが管理者権限を持っていない場合でも、書き込みすることが可能です。
このフォルダの場所は、その他の設定ダイアログより変更することができます。
IGOR Pro のヘルプメニューの項目から、Igor Pro 6 User Files フォルダや、これまでの Igor Pro Folder を、Finder や Windows Explorer で表示することができます。
Igor Pro User Files の詳細情報については、ヘルプの Special Folders の項を参照してください。
ファイルの保存中に起こったエラーの報告が改良されました。この変更の副作用は、書き込み権限がないファイルを保存しようとするとエラーが起こることです。以前は、IGOR Pro のセーフセーブ機能がファイルに直接書き込みを行わなかったため、このような場合も正常に保存することができました。詳細については、ヘルプの How Experiments Are Saved の項を参照してください。
サーバフレンドリー ライセンス アクティベーション オプションが追加されました。これにより、マルチユーザライセンスでは、すべてのコンピュータでライセンスアクティベーションをする必要がなくなりました。「サーバライセンス」をインストールするためには、管理者権限が必要です。
グラフ軸のマウスホイールサポート: 垂直方向のホイールによって、マウスポインタ周辺の軸範囲を拡大または縮小します。また、軸の端近くにマウスのポインタを置いてホイールを動かすと、軸の表示範囲の上限または下限を固定して拡大・縮小します。水平方向のホイールによって、表示範囲が移動します。この場合は、マウスのポジションは関係ありません。水平も垂直も 20% ずつ変更されます。Windows では、水平ホイールを使用するためには Vista が必要です。
カーソル情報パネルのマウスホイールサポート: スライドコントロールバーの上にポインタを移動し、ホイールでポイントインデックスを調整することができます。名前エリアでは、ホイールでトレースを変更できます (option (alt) を押しながらホイールを動かすと、2 つのカーソルを同時に他のトレースに移動します) 。
動作の変更: グラフ内で option (alt) ドラッグすると、(元の) マウス位置と重なる軸のみオフセットするようになりました。
大きなコントロールパネルを編集する時のスピードと反応性を向上するため、ツールパレットの使用を含めた様々な最適化が行われました。また、最適化のひとつとして、更新が必要なアイテムのみ再描画するようになりました。オブジェクトをドラッグした後に処理落ちのごみが残るなど、再描画に関する問題を見つけた場合は、再現方法をお知らせください。
Macintosh のみ: 新しいグラフィックスモードおよびエクスポートモードでは、以前は QuickDraw PICT 形式が使われていましたが、現在では PDF 形式が使われるようになりました。また、エクスポートおよびグラフィックスを保存ダイアログのモードポップアップメニュー内の名前も大きく変更されました。LoRes PDF が PICT、Quartz PDF が HiRes PICT、Igor PDF が PDF に代わりました。LoRes PDF は、あまり役に立ちませんが、PICT が占めていた穴を埋めるために加わりました。大抵は、Quartz PDF としてエクスポートを行えば、PDF をサポートしている他のプログラムで取り扱えます。(ただし、CMYK が必要な場合は、Igor PDF を使用する必要があります。)
Macintosh のみ: テキストドキュメントにおいて、スペルを間違えた単語の上で右クリックすると、スペリングサブメニューにその単語と予想 (ある場合) が加わります。ドキュメントが読み取り専用の場合は、予想はグレイアウトして選択できなくなります。スペルが正しい場合は、”Look Up in Dictionary” がメニューに表示されます。
Macintosh のみ: サービスメニューが使用可能になりました。
グラフィックスのエクスポートダイアログのカラーチェックボックスの設定が固定されず、優先的な選択ができなくなりました。カラーチェックボックスの設定は、大きな混乱の元となっていました。今後は、エクスポート時に色を無くしたい場合は、毎回カラー設定のチェックを外す必要があります。
グラフィックスをエクスポートダイアログから画像をエクスポートする時に、高解像度は多くのメモリーを必要とすることの警告を取り除きました。
ポイントを挿入およびポイントを削除ダイアログのターゲットから選択チェックボックスが、次元や開始位置、セル数の値を変更することはなくなりました。
ページレイアウトの更新を遅らせる設定がドキュメントごとの設定からグローバル設定になりました。以前は、それぞれのドキュメントごとに更新を遅らせる設定をする必要がありました。この設定は保存されないため、ページレイアウトを再作成するとデフォルトの設定に戻ってしまいました。今回のバージョンでは、すべてのレイアウトにグローバルに設定されるようになりました。ページレイアウトツールパレットの Misc アイコンから更新を遅らせる設定を変更すると、設定を行ったレイアウトだけでなく、同時に既存のレイアウト、および、設定後に作成したレイアウトにも設定の変更が有効になります。
独立モジュールのプロシージャウィンドウは、実行しない限り、テキストを検索ダイアログに表示されなくなりました。
wave[val]= expr
をユーザー定義関数内で値が丸められる (マクロが実行され続ける) ように変更しました。
Macintosh のみ: 新しいグラフィックスモードで、以前使用されていたエクスポート形式は QuickDraw PICT でしたが、その代わりに PDF が使用されるようになりました。ヘルプの SavePICT
の /e
フラグを参照してください。現バージョンでも使用できる QuickDraw 形式は、bitmap PICT のみです。Microsoft Office 2008 より前のバージョンなど、古いプログラムでは、古い PICT 形式が必要な場合があります。いざとなったら、Igor を古いグラフィックスコードに戻すことができます。
クラッシュを避けるため、関数やマクロ実行時には、「ファイル」メニュー内の「新規エクスペリメント」や「エクスペリメントを開く」、「エクスペリメントを復帰」などのアイテムを DoIgorMenu
で立ち上げることはできなくなりました (エラーが返ります) 。その代わりに、オペレーションキューを使用してください。
Igor が自動的に指定されたフォルダの中のファイルを読み込む場合 (例えば、起動時に読み込まれる Help Files フォルダ内のヘルプファイルや、Igor Procedures フォルダのプロシージャファイルなど) 、ドットで始まる名前のファイルは無視されるようになりました。これは、non-HFS server ボリュームにファイルを書き込むと、そのボリュームにこのようなファイルが作成されてしまうという Apple の仕様よって問題が起こることを避けるための処置です。
Macintosh: Igor が作成するテンポラリファイルの末尾に ".noindex"
がつくようになり、インデックス作業や保存処理に Spotlight が干渉することを避けることができるようになりました。
コントロールパネルのノートブックサブウィンドウで、ノーマルなルーラ (リッチテキストノートブック) やテキストフォーマット (プレーンテキストノートブック) が再作成マクロに保存されるようになりました。
ThreadSafe
ユーザー定義関数で、ウェーブにアクセスするためにはウェーブ参照が必要となりました。以前は、Duplicate jack, fred
コマンドを実行し、jack
がウェーブ参照でない場合は、実行時に選択されたフォルダ内から検索された同じ名前のウェーブを実行することが可能でした。この使い方は、プログラミングエラーを起こす可能性が高いです。SetIgorOption RequireWaveRef= 3
の実行は、すべての関数に対してこれを有効にし、プログラマーはこのモードを使用して発見された問題を修正することが推奨されます。RequireWaveRef
のデフォルトの値は 1
(ThreadSafe
に対してウェーブ参照を要求します) ですが、0
にすることによって以前と同じ動作に戻すことができます。詳細は、ヘルプの ThreadSafe
関数 を参照してください。
ピクチャダイアログが改良され、軸ラベルやテキストボックスに画像を挿入するためのサブダイアログとして使用されるようになりました。
ピクチャダイアログでコピー Proc ピクチャに変換: もう、画像を PNG 以外の形式、または、JPEG を PNG に変換することによる副作用はありません。Option キーを押せば、ネイティブの形式で Proc ピクチャが作成されます。しかし、一般的にそのような形式はプラットフォーム間の互換性が無いため、これを使用する場合は注意する必要があります。
軸を修正ダイアログの軸範囲タブの手動範囲設定ボックスで、秒の部分を表示するようになりました。複数軸が選択されている場合の、軸範囲設定の動作が改良されました。ラベルオプションにおける目盛りラベルと軸ラベルの回転の設定で、- 90°から 270°までの任意の角度を設定できるようになりました。
新しい \sb
および \sa
エスケープコードを挿入または編集する 現在の行間隔の調整 ダイアログを使用して、注釈を追加ダイアログで行間隔の調整ができるようになりました。
グラフィック ファイルを保存、および、グラフィックスのエクスポートダイアログで、カスタマイズしたサイズ設定が保存されるようになりました。
グラフィック ファイルを保存ダイアログで PNG ファイルをエクスポートする場合に、「透明」を選択できるようになりました。Macintosh では、フォントのスムージングを抑制する設定も可能で、これは、テキストの背景を透明にする場合に必要なことがあります。
QuickTime ベースの形式では、グラフィック ファイルを保存ダイアログでカスタム解像度設定できなくなりました。これは、これまでもサポートされていなかったのですが、ダイアログが改良されてこのようになりました。
新規グラフダイアログ: トレースリストに軸のフィールドが表示されるようになりました (詳細選択モード時のみ) 。様々なパーツに割り当てられたリストのスペースは、列タイトルの仕切りをドラッグで移動させることによって調整することができます。
新規ノートブックダイアログで入力したドキュメント名がウィンドウ名、さらに、(後からノートブックをディスクに保存する場合) ファイル名として使用されるように変更されました。
対数軸で、適切な値に四捨五入することができるようになりました。SetAxis/A/N=2
は SetAxis/A/N=1
と同じです。
Free axes は、ゼロオフセットを持っている場合、マージンを計算するために使用され、与えられたプロットの境界上のすべての軸が計算に使用されます。また、現在では、マージンの計算の際に、軸ラベルのサイズは推定するのではなく測定されます。これは、主に複数線の軸ラベルのためです。これにより問題が起こった場合は、以下を使用して、この新機能を無効または有効にしてください。
SetIgorOption NewAxisMargin= <val> // bit 0 to enable free axes if zero offset, bit 1 to measure axis label rather than estimate
日付 / 時刻の表示 (軸目盛りやテーブルなど) や入力の範囲を拡大しました。以前は、1904 から 2040 に制限されていました。現在では、Windows では日付が 1601 年 1 月 1 日以降でなければいけないという制限以外、実質的に制限は無くなりました。
複素数データのイメージ表示に新しいモードが加わりました。詳細は、ヘルプの ModifyImage imCmplxMode
キーワードを参照してください。
ひとつ以上の透過性のある塗りつぶしパターンを重ね合わせることができます。しかしながら、Windows において EMF や WMF にエクスポートする場合は、これは機能しません。透過性のあるパターンを使用するためには、 ModifyGraph
の新しいキーワード patBkgColor
を使用してください。新しいグラフィックスモード時のみ使用可能。
新しい ModifyGraph
のキーワードである lOptions
を使用して、破線のエンドキャップを丸くすることができます。新しいグラフィックスモード時のみ使用可能。
12 のマーカータイプ (ナンバー 51 から 62) が追加されました。新しいグラフィックスモード時のみ使用可能。
カスタムマーカーが使用可能になりました。詳細は、ヘルプの SetWindow
の markerHook
キーワードを参照してください。新しいグラフィックスモード時のみ使用可能。
手の込んだテキスト (テキストボックスや軸ラベルなど) の行内に画像を挿入できるようになりました。新しいグラフィックスモード時のみ使用可能。これは、Igor のエスケープコードでは難しかった、数式の挿入を行うのに最適です。詳細は、ヘルプの TextBox
の \$PICT$
エスケープコードを参照してください。
軸ラベルを複数行入力できるようになりました。
Textbox
“\\W1dd
” コマンドは、ラインストロークなしのマーカーです。
塗りつぶしの色と異なる色のアウトラインを持ったヒストグラムの棒を描画するために、ModifyGraph useBarStrokeRGB=1
および barStrokeRGB=(r,g,b)
が追加されました。トレース アピアランスを修正ダイアログがアップデートされました。
ヒストグラム棒の各ポイントの塗りつぶしパターンを変更するため、ModifyGraph zpatNum=zwave
と Fill To Zero
モードが追加されました。f(z) を設定ダイアログがアップデートされました。
トレースに追加したタグは、結合ポイントに対して水平または垂直に自動的に回転します。等高線ラベルは、ModifyContour labelHV
キーワードの新しい値を用いて、この新しい機能を使用しています。
タグ (Tag
) の矢印に、/L=3
または 4
を使用して、逆矢印または両矢印を指定することができます。
トレースのインスタンス番号の上限が、#999
から #9999999
になりました。
ModifyGraph zColor
は、f(z) 値カラーによるマッピングを微妙に変更しました。Igor 6 がカラーテーブルのカラーをイメージにマップするのと似た方法です (詳細は、ヘルプの Image Plot Improvements for Igor 6.0 をご覧ください) 。これにより、最初と最後のカラーの半分だけしか使用されないという問題を解決することができます。詳細は以下です。
index= round((z-zmin)/(zmax-zmin)*(numColors-1))
Make/O/N=300 yy=1, fz // yy = 1 SetScale/I x 0,20,"", yy fz fz= x // fz = 0 to 20 Display yy; AppendToGraph/L=fzLeft fz ModifyGraph zColor(yy)={fz,3,17,dBZ14}
ModifyGraph zColorMax(yy)=(65535,65535,65535)
ModifyGraph zColorMin(yy)=(0,0,0)
index= floor((z-zmin)/(zmax-zmin)*numColors)
SetIgorOption preIgor6ColorScaling=1.
zColor
, zColorMax
および zColorMin
についての詳細は、ヘルプの Setting Trace Properties from an Auxiliary (Z) Wave を参照してください。テーブルのグリッドラインに破線を使用しなくなったため、列幅を奇数ピクセルにできるようになりました。
列情報タグを表示機能で、テーブルのウェーブ列の名前エリアの上にマウスのポインタを重ねた時にも、データエリアと同じように、タグが表示されるように変更されました。
テーブルのセルの値を変更し初めて、レイヤーやチャンクの表示を変更した場合、セルの入力は、レイヤーやチャンクの表示を変更する前に処理されます。入力中に次元を変更した場合も同じです。
日付 / 時刻の形式の列に、日付を入力できます。以前は、日付 / 時刻を入力する必要がありました。
ターゲットセルをキーボードから動かす場合に、選択範囲を変更しないという、Igor 6 以前のテーブルの動作を復活させました。
shift-矢印キー および cmd-shift-矢印キー (Macintosh) または Ctrl-shift 矢印キー (Windows) を押した時のテーブルの動作が改良されました。
テーブル内のロックされたウェーブにユーザーが変更を加えようとした時のフィードバックが改良されました。
SavePICT/W=(0,0,0,0)
は、フルページでエクスポートします。
グラフ配置のページレイアウト WYSIWYG が改良されました。
ページレイアウトウィンドウのデスクトップ領域は、以前はグレーパターンで表示されていましたが、均一なグレーの表示になりました。
ページレイアウトの拡大率に 12.5 % と 6.5 % が追加されました。これは、大きなサイズのページを扱うことを容易にするための追加です。
ページレイアウトの設定はグラフオブジェクトの描画に影響を与えなくなりました。
ノートブックオブジェクトピクチャが、クロスプラットフォームになるようにアップデートされました。以前は、Notebook
specialUpdate
キーワードは、現在のエクスペリメント内の Windows で作成されたグラフ、テーブルおよびページレイアウトのピクチャをアップデートしましたが、それは、Macintosh 上で Mac PICT 形式に変更するだけでした。現在では、Macintosh および Windows 上で、サポートするすべてのクリップボード形式にアップデートすることができます。アップデートできるピクチャを作成するためには、ウィンドウをクリップボードにコピーし、リッチテキストノートブックにペーストします。Macintosh PICTs 以外では、ノートブック内に存在するピクチャはアップデートに必要な情報を持っていないため、再度作成する必要があります。
下位互換性の注意点: これらのノートブック内のピクチャは Igor Pro 6.0 以前のバージョンでも表示することができますが、Macintosh PICTs がアップデートされた場合、現在の Macintosh スタンダード形式である PDF に変換されます。これは 6.1 より前のバージョンではサポートされておらず、グレーボックスで表示されます。
ノートブックサブウィンドウをパネルに埋め込むことができます。これは、複数行テキストをユーザーに表示したり、複数行テキストの入力を得る場合に有効です。詳細は、ヘルプの Notebooks as Subwindows in Control Panels および Notebook in Panel
サンプルエクスペリメントをご覧ください。また、NewNotebook
のフラグ /HOST
および Notebook
キーワード autoSave
、zdata
、zdataEnd
、getData
、setData
およびフラグ /OPTS
を参照してください。
UTF-16 (2 byte Unicode) テキストファイルをプレーンテキストノートブックとして開くことができます。Igor は、非 ASCII 文字は認識しませんが、ファイルの始めの byte-order mark (BOM) と UTF-16 テキストファイルに含まれる null バイトは無視します。UTF-16 ファイルを開いて、Igor で保存した場合、プレーン ASCII として保存され、いくつかの情報は失われる可能性があります。
Notebook
操作関数は、書き込み保護をオンまたはオフにする writeProtect
キーワードをサポートしました。
リッチテキストノートブックに画像ファイルのコンテンツを挿入することができます。この操作を行うには、編集 > テキストを挿入が使用されていましたが、今回のバージョンでは、編集 > ファイルの挿入に変更されました。
プログラミングで画像ファイルのコンテンツをリッチテキストノートブックに挿入するために、Notebook
操作関数には insertPicture
キーワードが用意されています。
ノートブック内のピクチャを画像ファイルとして保存できます。ピクチャをひとつずつ指定した後、ファイル > グラフィックスを保存を選択する必要があります。
プログラミングでノートブック内のピクチャのコンテンツをファイルに保存するために、Notebook
操作関数には savePicture
キーワードが用意されています。
Notebook
操作関数には以下の新しいキーワードが加わりました: headerPos
, footerPos
, headerControl
, footerControl
。現在でも、プログラミングでヘッダーやフッターの内容を設定することはできませんが、これらのキーワードにより、それらが現れるかどうか、および、現れる場所をコントロールすることができます。
ノートブック内の Igor オブジェクトピクチャをダブルクリックすることで、その Igor オブジェクトピクチャに関連付けられているウィンドウがアクティベートされます。ウィンドウが存在していなくても、ウィンドウ再作成マクロが存在すれば、そのマクロが実行されます。
SpecialCharacterInfo
関数は、Igor オブジェクトピクチャと一緒に機能する "WINTYPE
" および "OBJECTNAME
" キーワードを使用できるようになりました。また、名前を知らなくても、選択した特殊文字の情報を得られるようになりました。
ノートブックのファイル情報ダイアログに「ファイルを Finder /エクスプローラに表示」ボタンを追加しました。
Igor Reference ヘルプファイルに Built-in Structure Reference セクションが追加されました。これにより、WMWinHookStruct
などの組み込み構造体の名前の上で右クリックすると、コンテキストメニューから "Help For WMWinHookStruct" を選択できるようになりました。
Igor ヘルプ ブラウザの Igor ファイルの検索タブに、Igor Pro User File フォルダを検索対象に入れる新しいチェックボックスが作られました。
Windows で見えなくなっていたグラフィックスの修正などを含めて、多くのテクニカルノートがアップデートされました。
Note 021 Ternary Graphs は特に陳腐化しています。この代わりに Ternary Diagram パッケージ (ウィンドウ > 新規 > Packages >Ternary Diagram) が使用できます。
ヘルプのファイル情報ダイアログに「ファイルを Finder / エクスプローラに表示」ボタンが追加されました。
特殊サイズでグラフをエクスポートする際、制限されていたプロットサイズの範囲が緩和されました。
サイズの大きなグラフをエクスポートする機能が向上しました。背景の解像度は数値の上限に達するまで自動的に拡大されます。
IGOR PDF 出力と EPS 出力でマルチバイトのフォント (日本語フォントなど) を埋め込むことができるようになりました。
IGOR PDF 出力でテキストの下線がサポートされるようになりました。
Macintosh のみ:SavePICT/TRAN=1
コマンドで透過 PNG 形式の画像を生成する際、画像境界のアンチエイリアスとフォントのスムージングをサポートするアルファ・チャンネルが使用されるようになります。ただし、OS X 10.4 又は日本語 10.5 環境においては OS の制限により、期待されるほどスムーズなテキストが出力されません。これらの OS をお使いの方は、/TRAN=2
コマンドを使用することでこうしたフォントスムージングの問題を回避できます。
軸ラベルでウェーブの単位に上付き文字 (\S
)、下付き文字 (\B
)、メインライン (\M
) のエスケープコードを埋め込むことができるようになりました。
EPS と IGOR PDF 出力で、RGB から CMYK への変換を独自に設定できるようになりました。出版社によって利用できる CMYK 値があらかじめ指定されているような場合に使用します。これを実行するには、M_IgorRGBtoCMYK
という名前で浮動小数点または倍精度の 7列のマトリクスウェーブを (データフォルダーの root
に) 作成します。最初の3列が IGOR の RGB 値、残りの4列が変更したい CMYK で、これは 0~1の値をとります。なお、EPS または PDF 内の画像には適用できません。また、TIFF 形式の出力にも現在対応していません。
Make/O jack=sin(x/8);Display jack ModifyGraph rgb=(65535,0,0) // force red Make/N=(2,7)/O M_IgorRGBtoCMYK M_IgorRGBtoCMYK[0]={{65535},{0},{0},{1},{0},{0},{0}} // red=>cyan M_IgorRGBtoCMYK[1]={{0},{0},{0},{0},{1},{0},{0}} // black=>magenta SavePICT/C=2/EF=1/E=-8 // export as cmyk Igor pdf
注意:IgorRGBtoCMYKPanel.ipf プロシージャファイルを使えば、いっそう使いやすいパッケージを利用できます。
#include <IgorRGBtoCMYKPanel>
IgorRGBtoCMYKPanel プロシージャにはテーブル様式のエディタが実装されています。RGB グラフィックスを CMYK 形式に出力する際、IGOR で行われる変換をここで変更できます。詳細はヘルプの Exporting Colors (Macintosh) または Exporting Colors (Windows) をご覧ください。
画像を PDF 形式に出力する場合、強制的に離散的なピクセルにする方法もあります。これは主として画像を (Adobe Reader とは異なる) ピクセルで書き出す Macintosh の Quartz 描画環境で利用します。画像の各ピクセルを強制的に独立した矩形として描画するには:
SetIgorOption MaxDimForImagePixels= value
このとき value
は、問題とする画像の縦横いずれかの小さい方の寸法よりも大きな値にします。初期値は 20 です。画像の寸法が 100×50 であれば、50 よりも大きな値にします。Macintosh での実行例を以下に示します:
Make/O/N=(50,40) jack=x*y NewImage jack;MoveWindow 121,91,682,537 ModifyImage jack ctab= {*,*,Rainbow,0}
得られた結果を Quartz PDF としてクリップボードにコピーして、New From Clipboard Preview.app のクリップボードから新規作成で読み込みます。次に、以下を実行します:
SetIgorOption MaxDimForImagePixels=41
再び Preview.app に読み込ませて違いを比較してみてください。
メニューの「自動コンパイル」にチェックを入れても、プロシージャをすばやくコンパイルできます。
プロシージャウィンドウを「プロシージャ」サブメニューにリストさせない新しい機能が追加されました。
#pragma hide=1
ウィンドウのリードオンリーにマークが付いている場合と、コンパイル後のプロシージャのみ隠すことができます。次のコマンドを実行すると、隠されたウィンドウが表示されます。
SetIgorOption IndependentModuleDev=1
ヘルプの「Invisible Procedure Files」もご参照ください。
プロシージャ情報ダイアログに「ファイルを Finder 又はエクスプローラに表示」ボタンが追加されました。
独立モジュールにファイルをインクルードすることによって IGOR で生成されたプロシージャウィンドウを (不用意に) 編集すると、修正内容が一切保存されることなくきれいに消滅していました。新しい Igor では、変更のあったプロシージャウィンドウのコピーを別ファイルで保存するかどうかを尋ねるダイアログが表示されます。ただし、編集するのは独立モジュールにインクルードする過程で生成される一時的なコピーではなく、オリジナルのプロシージャファイルにしてください。作者がこの機能を追加した理由はおわかりでしょう。
プロシージャファイルに挿入できるヘルプ・テンプレート文字の最大数が 120 から 400 に増えました。
UTF-16 形式 (2バイト Unicode) のテキストファイルをプロシージャウィンドウに開くことができます。IGOR Pro は、非アスキー文字列を認識しませんが、ファイルの先頭にあるバイトオーダー・マーク (BOM) と UTF-16 形式のテキストファイルに含まれる null
バイトを無視します。IGOR Pro で UTF-16 ファイルを開き、これを保存すると、UTF-16 ではなく、プレーンな ASCII となり、一部の情報が失われることがあります。
EPS 形式の出力に対応しました。
#include <All Gizmo Procedures>
によってプロシージャを独立モジュールにインクルードできるので、ユーザー独自のプロシージャをコンパイルしなくてもそれらは動作します。
Gizmo メニューが改訂されました。
背景色の値に「魔法の」白色 (65534,65534,65534
) を使うことで、描画パターンを透明にすることができます。以下に実行例を示します:
Display SetDrawEnv fillpat= 5,fillfgc= (65535,0,0) DrawRect 0.15,0.18,0.50,0.60 SetDrawEnv fillpat= 6,fillfgc= (0,0,65535),fillbgc= (65534,65534,65534) DrawRect 0.34,0.12,0.64,0.70
描画テキストを複数行にすることができます。また、TextBox
で利用できるエスケープコードをすべて利用できます。
独立モジュールで DrawPICT
を使用してピクチャー・ギャラリーにアクセスする必要がある場合、新しい接頭名 GalleryGlobal
を使うことでアクセスすることができます。
DrawPICT 0,0,1,1,GalleryGlobal#PICT_0
TextBox
で行間を調整することのできる新しいエスケープコードが加わりました。詳細は TextBox
の \sa
と \sb
エスケープコードをご覧ください。
新しいグラフィックス機能の採用により、注釈を1度単位で回転させることができるようになりました。
タグ結合ラインの両端のいずれか又は両側に矢印を追加できるようになりました。
SetVariable
コントロールをグローバル変数なしで使用できるようになりました。詳しくはヘルプにある値キーワードの _STR:
と _NUM:
シンタックスをご覧ください。_STR:
モードを使用すると、ControlInfo
で SetVariable
の文字列が返されます。
SetVariable
文字列内に ctrl+リターンを使用してキャリッジ・リターン (CR) を入力できるようになりました。SetVariable
文字列内のキャリッジ・リターンまたはテキストボックス内の \r
では、キャリッジ・リターンであることを示す記号が表示されるようになりました。
TextBox
操作で noedit=2
を指定すると、SetVariable
でエスケープコードを使った装飾テキストを使用できるようになります。
SetVariable
にマウスホイール用の新しいイベントコードが追加されました。詳しくはイベントの 4 と 5 をご覧ください。
ユーザー定義コントロールを色指定するためのキーワードの追加:
fColor
:通常はコントロール・タイトル、例外的にボタンカラーvalueColor
: 通常はプリントされるテキスト色の値、例外的にボタンタイトルvalueBackColor
:通常はプリントされる値の背景色 値表示コントロールのみ:
limitsColor
:最小/最大値のテキストlimitsBackColor
:最小/最大値の背景色barBackColor
:バーの背景色ユーザー定義コントロールのタイトルの多くが書式付きテキストコマンドに対応しました。コントロール・ダイアログには 挿入 ポップアップが装備され、書式テキストを容易に挿入できます。
Button
および CustomGaget
コントロールの ControlInfo
操作関数はマウスアップ直後の目盛りカウントを V_value
に返すようになりました。これにより、実行プロシージャを設定しなくてもボタンの使用が容易になる場合があります。
ValDisplay
操作関数の値式が _NUM:<数値式>
になりました。これによりグローバル変数の依存関係を設定する必要がなくなります。
これまでドキュメントに記述されていなかったコントロールアクション構造フィールド blockRentry
の名称が blockReentry
に変更され、すべてのコントロールにサポートされるようになりました。ユーザーアクション関数で設定された場合、コントロールに加えられたイベントはその 関数が返るまでは、無視されます。これが必要なのは Macintosh のみですが、Windows でもサポートされます。
ListBox disable=2
が新たにサポートされました。
Listbox
コントロール内のセルの前景色が、セルが選択されている場合でも selWave
によって指定された色に従わせることができるようになりました。従来までの前景色は、選択されたセルについては無視されていました。
Listbox
アクションでキーボードイベント (イベント 12) が追加されました。WMListboxAction
構造体の行番号をキャラクターコードに設定します。num2char
を使ってタイプされたキャラクターの文字列を取得します。eventMod
メンバーも適切に設定します。
Listbox
コマンドに clickEventModifiers
キーワードが追加されました。リストボックスコントロールに、右クリックと、修飾キーと組み合わせたクリックを無視するよう知らせるものです。リストボックスのアクションプロシージャに、自身の目的のマウスダウンとマウスアップのイベントを受け取らせることができ、チェックボックスや編集可能セルのアクションプロシージャによってコンテキストメニューをポップアップさせることができます。
Listbox
コマンドに titleWave
キーワードが追加されました。リストウェーブの次元ラベルのかわりにテキストウェーブを使用して列タイトルを指定するためのものです。これによって、列タイトルに 31文字以上利用でき、とりわけ書式付テキスト (リッチテキスト) を使うときに役立ちます。
Listbox
コマンドに setEditCell
キーワードが追加されました。セルの編集をプログラム的に開始するためのものです。
パネルにノートブックのサブウィンドウを埋め込むことができるようになりました。複数行テキストをユーザーに表示したり、複数行テキストを入力したりする際に便利な機能です。詳細はヘルプの Notebooks as Subwindows in Control Panels とサンプルエクスペリメント (Feature Demos 2) の Notebook in Panel をご覧ください。また、NewNotebook
操作関数の /HOST
フラグと、Notebook
操作関数の autoSave
、zdata
、zdataEnd
、getData
、setData
の各キーワード、/OPTS
フラグを参照してください。
パネルウィンドウを ShowInfo
および HideInfo
のターゲットとすることができるようになりました。任意のグラフのサブウィンドウで利用できます。パネルウィンドウをターゲットにするには、/W
フラグで明示的に名前を指定する必要があります。フラッグがない場合は、最前面のグラフウィンドウがターゲットになります。
計算が長くかかる場合、パネルウィンドウで進行状況を示すプログレスインジケーター・ウィンドウを使用できるようになりました。詳細はヘルプの DoUpdate /W
と /E
フラッグ、ValDisplay mode=4
セッティングをご覧ください。サンプルコードはヘルプの Progress Windows をご覧ください。
コントロールパネルのスナップショット画像を作成することができるようになりました。SavePICT/SNAP=1
を使用します。なお、スクロールバーと、ノートブックサブウィンドウの内容はキャプチャされませんのであらかじめご了承ください。
Windows のみ:フローティングパネルのウィンドウの座標が一貫したスクリーン座標に変更されました。従来は、NewPanel/FLT=1/W= (x0,y0,x1,y1)
で y 値を除いて 20 だけオフセットされたスクリーン座標を使用していました。従来は、GetWindow
の wsize
キーワードは MDI フレームに相対的な座標を返していました。これらはスクリーン座標になりましたが、整合性のため、ピクセルではなくポイントで取得されます。従来は、MoveWindow
で、フローティングパネルを 20 ポイント分オフセットしていました。
タブ/グループボックスのフレームの外部にあるコントロールは、内部に囲まれたものとは異なり、タブ/グループボックスの内部にあるものとしては取 り扱われないようになりました。これによって、コントロールの背景が正しく描画されるようになります。(これは、タブまたはグループボックスのタイトルエ リアに配置されたコントロールのみに適用されます。)
ListBox
の special kind=1
で、グラフに加えてテーブルもサポートされるようになりました。テーブルは表示部のみが表示されます。
Loess
操作関数に計算時間が指定時間を超過する場合の通知や実行中止を設定する /TIME
=秒数 フラグが追加されました。
WaveCRC
は、以前に他のウェーブが作成または消去された時に変更された CRC 値のヘッダーに一致する値を返します。
Loess
操作関数は、ユーザーが Command+. (Macintosh) や Ctrl+Break (Windows) を押すと適切に終了します。
新しい Multi-peak Fit 2 パッケージが追加されました。詳細は、WaveMetrics プロシージャファイルの新機能と改良点 参照してください。
新しい操作関数 LombPeriodogram
が追加されました。
Smooth
操作関数に /MPCT
フラグが追加され、パーセンタイル、最小値、最大値がスムージングウィンドウで計算できるようになりました。
改良されたスムージングダイアログには、今回、パーセンタイル、最小値そして最大値アルゴリズムと Loess スムージング用のいくつかの追加オプションが追加されました。置換する値のインターフェースは判り易くなっています。
Correlate
操作関数に /AUTO
と /NODC
オプションが追加され、相関ダイアログが併せて改良されました。
Sort
操作関数と IndexSort
操作関数に /DIML
フラグが追加されました。
Optimize
操作関数と FindRoots
操作関数は、thread-safe に対応しました。ただし、多項式の根を求める FindRoots
操作関数 (/P
フラグ) は例外です。
IntegrateODE
には /STOP
フラグが追加され、Y値と導関数に関する停止条件を指定したウェーブを指定できるようになりました。導関数は関数から 1
を返すことで停止を要求することもできます。
StatsSRTest
操作関数に /NAPR
フラグが追加されたことにより、150
ポイントに満たないものに対しても正規近似が利用できます。
StatsResample
操作関数に Jack-Knife 解析 (/JCKN) と新しいフラグ /MC
が追加されました。
新しい操作関数 StatsSample
が追加されました。
StatsTTest
に /AEVR
フラグが追加さました。
StatsCircularTwoSampleTest
内の4つのテスト全てに P-values の計算が追加されました。
MatrixOP
に新しい関数が追加されました:replace(), replaceNaNs(), minVal(), maxVal(), Clip(), scale()
MatrixOP
は、特異行列の逆行列の演算時に NaN 値の行列を返すように変更されました。
MatrixOP convolve()
が、境界上のパディングやデータ反転を用いた効率的な直接カーネルコンボリューションをサポートしました。
MatrixOP
はフリーウェーブに出力を記憶する /FREE
フラグをサポートします。
CurveFit
, FuncFit
および FuncFitMD
にフラグの変更と追加が行われ、(オプションを含む) コンパイルされた (関数) コードを書き易くなりました。これまでは、フラグが存在すべきか否かを考慮してコンパイルすることはできませんでした。これからは、いくつかの引数が追加され、新しいフラグ (/NWOK
) が追加されたので、選択肢をコンパイルすることができるようになりました。
CurveFit
のパラメータ (コマンドの最後のフラグ) に /ODR
フラグが追加されました。ODR フィッティングの収束許容度を設定できます。
V_FixMaxIters
に上限が無くなりました。詳細は、ヘルプの Special Variables for Curve Fitting の項を参照してください。
ODR (Orthogonal Distance Regression) フィッティングで、信頼区間や予測区間を追加する場合のエラーメッセージが追加されました。詳細は、ヘルプの Errors in Variables: Orthogonal Distance Regression の項を参照してください。
ModifyImage plane
は高い次元で (チャンク) 索引化します。例えば、1つのイメージが 4 つのプレーンと 2 つのチャンクを持っている場合、plane=4
を指定すると、チャンク 1 のプレーン 0 が表示されます。
ModifyImage
の新しい rgbMult
キーワード。ダイレクトカラーは、このキーワードによって掛け算されます。
ImageInterpolate
操作関数に /DEST=destinationWave
フラグが追加されました。
ImageRegistration
は 3D スタックのレイヤーの個別の Registration
をサポートします。ユーザが定義したパラメータセットで任意のイメージの変換操作を利用することができます。単一のフレームの Registration
に基づいて、複数のイメージを変換する際に最も有効です。
ImageStats
操作関数に /BRXY
フラグが追加されました。XY ウェーブのペアを使って複数のビームを指定することができます。
ImageSave
操作関数に /IGOR
フラグが追加され、IGOR Pro のコードを使った TIFF ファイルの保存を ImageSave
操作関数に強制することができます。
LoadWave
操作関数を使用した長大な 1次元ウェーブの読み込みが劇的にスピードアップしました。
LoadWave
操作関数をを使用してテキストをローディングする時、エスケープシーケンスの解釈を無効にできます。/V
フラグの loadFlags
パラメータに bit 3
を設定します。
LoadWave /V
フラグの numConversionFlags
パラメータに “桁区切り文字のスキップ (skip thousands separator) ” bit が追加されました。これは区切りテキストのロード (/J
) だけで動作します。”1234
” ではなく “1,234
” のよう千桁区切り文字が使用されたフォーマットデータファイルを持っているときには役立ちます。
LoadWave
操作関数で UTF-16 (two-byte Unicode) テキストファイルが扱えるようになりました。非 ASCII 文字は認識しませんが、ファイルの最初 (BOM) にあるバイト-オーダーの記号と UTF-16 テキストファイル中に含まれる null バイトは無視します。
LoadWave/J
は今回 ISO-8601 形式の 日付/時刻 の値を受け付けます。ISO-8601 タイムゾーン指定はサポートしません。
GBLoadWave
操作は今回、巨大ファイルをサポートします。詳細は、ヘルプのGBLoadWave and Very Big Files for details の項をを参照してください。
LoadData
操作関数は変更され、変数 V_flag
の生成に、ロードされたオブジェクトの数や -1
(ファイルオープンダイアログのキャンセルの場合) をセットすることができます。
SaveData/J
に使う objectNameList
の長さの制限がなくなりました。
パック形式のエクスペリメントの DataFolderRef
(DFREF) とウェーブリファレンスウェーブの保存とリストアがサポートされました。これらのタイプのデータはパック形式ではないエクスペリメントや、SaveData
操作関数では保存できませんし、データブラウザにも表示されません。6.1 より古いバージョンの IGOR Pro では無視されてしまいます。詳細は、ヘルプの Data Folder References を参照してください。
複数ファイルの選択をサポートする、「ファイルを開く」ダイアログを表示することができるようになりました。詳細は、ヘルプの Displaying a Multi-Selection Open File Dialog の項をを参照してください。
PathInfo
操作関数のの新しい /SHOW
フラグは、Finder (Macintosh) やエクスプローラ (Windows) で指定されたフォルダを開きます。
SpecialDirPath
関数に “Igor Pro User Files
” オプションが追加されました。
Macintosh の SetFileFolderInfo /RO
コマンドに、bit 1
は有効ではありません。/RO=0
、/RO=1
ではなく、/RO=2
または /RO=3
を使用してください。
FSetPos
と FStatus
操作関数は、巨大ファイル (2GB 以上) を扱うことが可能になりました。FSetPos
は、およそ 4.5×1015 バイトまでのファイルでの現在位置の設定をサポートします。FStatus
は、現在のファイル位置 (V_filePos
) 、トータルのファイルサイズ (V_eof
) のレポートをサポートします。
GBLoadWave
操作関数は巨大ファイルをサポートします。詳細は、GBLoadWave Help.ihf の GBLoadWave and Very Big Files の項を参照してください。
「ファイルを開く」や「ファイルを保存」ダイアログを表示するために使われる Open
操作関数は、新しいフラグ /F
をつかって、3文字以上の長い拡張子をサポートします。
Open
操作関数に /D=2
フラグが追加され、pathName
と fileName
パラメータを持つユーティリティ・ルーチンの作成が容易になりました。詳細は、ヘルプのDisplaying an Open File Dialog and Using Open in a Utility Routin の項を参照してください。
IndexedFile
関数は、ドット-アンダースコアで始まるファイル (たとえば、._wave0.ibw
) を無視します。これらのファイルは、アップルの SMB ソフトウェアが、指定したファイルタイプが “????
” (任意のファイルタイプ) でないときに作成するファイルです。
Macintosh 上では、IGOR Pro が一度に開くことができるファイル数に制限がありません。
ウェーブの演算式で、自動的に並列処理を行う新しいキーワード MultiThread
が追加されました。詳細は、ヘルプの Automatic parallel processing with MultiThread の項を参照してください。
次の関数 (exists, str2num, char2num, strlen and SelectString
) は、Null ローカル文字列変数を受け取ることができます (エラーにはなりません) 。Null 文字列が与えられると、exists
関数は 0
を返します。一方、str2num, char2num, strlen
は NaN を返します。(これは返り値が異なるのではなく、ランタイムエラーが異なります。)
WAVE
による参照が存在する状態で元のウェーブが削除されると、Null ウェーブのように処理されます。これによって次のようなコードからのクラッシュを防ぐことができます。
WAVE awave foo() // a function that kills awave Display awave
プログラマーは、WAVE
参照変数を作成するときに、$
を使う代わりに、ショートカットを利用することができるようになりました。(詳細は、ヘルプの Automatic Creation of WAVE References の /WAVE
に関する記述を参照してください。)
Make
や Duplicate
操作関数の新しい /FREE
フラグを使用すると、関数でフリーウェーブを作成することができます。このフラグはコマンドラインでは利用できませんし、$
やフォルダシンタックスと使うこともできません。
NewFreeWave
は新しいウェーブ参照関数です。
以下に例示するような {a,b,…}
というシンタックスを使用すると、ユーザ定義関数でフリーウェーブを作成したり渡したりすることができます。
Function foo(w) WAVE w print w End Function bar() foo({1,2,3}) End
詳細は、ヘルプの Free Waves の項を参照してください。
GetErrMessage
関数が追加されました。(この関数は Execute
操作関数と併用するととても有効です。)
プロシージャウィンドウの GetSelection
操作関数もノートブックの場合と同じように動作します。ただし、名称は $””
の中に入れる必要があります。
GetDataFolder
関数にオプションパラメータ dfr
が追加されました。(カレントデータフォルダの代わりに用いることができます。)
新しいデータフォルダ参照のタイプでは、データフォルダにダイレクトにアクセスでき、フリーデータフォルダもサポートします。データフォルダ参照を含んだウェーブを作成することができ、そのような参照を返すユーザ定義関数を作成することができます。詳細は、ヘルプの Data Folder References と DFREF を確認してください。あるいは、Data Folder Reference Functions と Free Data Folders の項を参照してください。データフォルダ参照で使うことができる関数は次の通りです。
GetDataFolderDFR()
GetIndexedObjNameDFR(dfr, type, index)
GetWavesDataFolderDFR(wave,)
CountObjectsDFR(dfr, objtype)
DataFolderRefStatus(dfr)
NewFreeDataFolder()
ウェーブ参照を返すユーザ定義関数を作成できます。詳細は、ヘルプの Wave Reference Functions の項を参照してください。
ウェーブ参照を含むウェーブを作成することができます。詳細は、ヘルプの Wave Reference Wave と Free Wave の項を参照してください。
WaveType
関数に新しいオプション selector
が追加されました。
ThreadGroupPutDF
経由して渡されるデータフォルダの数に制限がなくなりました。
STRUCT
を除いたすべてのタイプのユーザ定義構造体の最大次元長は 100
から 400
に拡大されました。
応答を待って何かを操作させる PauseForUser
操作関数に /C
(continue) フラグが新しく追加されました。何かしらのイベントをハンドリングした後で、PauseForUser
操作関数は V_Flag
にターゲットウィンドウが存在するという証を設定し直ちに返ります。しばらくの遅延の後で自動的に続行させることが典型的な使い方です。
Windows の PauseForUser
は大半のターゲットではないウィンドウをクリックすることを抑制します。
条件演算子 (<
や >
など) は複素数を判定できます。入力データの虚部は無視されゼロとして出力されます。
ProcedureText
操作関数は特定のプロシージャウィンドウのテキストのすべてを返します。
DisplayProcedure
操作関数は、プロシージャ名のパスを WMGP#GizmoBoxAxes#DrawAxis
のように把握し、(それが独立モジュールであっても) 静的な関数を表示します。詳細は、ヘルプの IndependentModule Pragma の項を参照してください。
WinRecreation
操作関数は指定したプロシージャウィンドウのファイル情報 (シンボリックパス、フルパス、ファイル名) を返せるようになりました。
SetIgorOption poundDefine=name
と SetIgorOption poundUndefine=name
によって、プロシージャウィンドウのコンパイルボタンを利用可能になります。詳細は、条件付きコンパイル (Conditional Compilation) を参照してください。
グラフのトレースにユーザデータを添付できるようになりました。詳細は、ModifyGraph
Traces
の userData
キーワード情報をを参照してください。また、GetUserData
関数も参照してください。
ビット2 を指定すると、TraceNameList
操作関数の出力から隠したトレースが除外されます。
PopupContextualMenu
操作関数に /N
オプションを追加すると、標準ユーザ定義メニューの機能を使って、コンテクストメニューを利用できます。
デバッガのブレークポイントは (おおむね) テキストに追随します。
デバッガの カレントおよびルートデータのウェーブメニューで、「ウェーブスケーリング表示」が新しく追加されました。
デバッガは選択的に、グラフトレースやイメージプロットとしてウェーブを表示します。また、右クリックのコンテクストメニューから、アピアランスオプションの一部が利用できます。
エラー時のデバッグは、stack exhaustion のデバッガに割り込みます。
名前付きウィンドウフックにマウスホイールの新しいイベントが追加されました。詳細は、ヘルプの SetWindow
操作関数の eventCode=22
の新しいフィールド (wheelDx
と wheelDy
) を参照してください。通常 -1
~1
の値が垂直なマウスホイールに割り当てられます。Windows では、水平なマウスホイールは Vista 以降が必要です。
新しいイベント “spinUpdate
” (eventCode=23
) がウィンドウフックに追加されました。ユーザコードの実行中に進行状況 (プログレス) ウィンドウを呼び出します。半自動的なプログレスウィンドウのアップデートが可能になりました。詳細は、ヘルプの SetWindow
操作関数と Progress Windows の項を参照してください。
修正 (modified) イベントのウィンドウフックは、ノートブックウィンドウやサブウィンドウからも送ることができるようになりました。modified イベントのウィンドウフックの実行中に、ノートブックウィンドウやその親ウィンドウが削除されようとするとエラーになります。
Windows では、パネルやグラフが最小化されると、”activate
” と “deactivate
” イベントがウィンドウフック関数に送られます (詳細は、ヘルプの SetWindow
操作関数を参照してください) 。
GetWindow
操作関数で、ウィンドウが最大化されたかどうか、アクティブになったかどうかを知ることが可能になりました。
ChildWindowList
は、エラーの場合はエラーを引き起こすのではなく空のリストを返します。
Display
、Edit
、Layout
、NewLayout
、NewNotebook
および NewPanel
の各操作関数は、ウィンドウを閉じずに隠すための /K=3
フラグを利用できます。この機能は、高度なパッケージでの利用意図したものです。この機能を利用した場合、そのウィンドウを閉じる唯一の方法は DoWindow/K
となります。
GuideNameList
関数が追加されました。
cd
および pwd
操作関数が追加されました。
Secs2Data
関数に YYYY-MM-DD
フォーマットが追加されました。
DateTime
関数の出力 (秒) に小数も含まれるようになりました。
wfprintf
操作関数では、もし refNum
が 1
であれば、IGOR Pro はファイルの代わりに履歴エリアに出力します。これはデバッグのための機能です。
履歴エリアに送られるテキストのカーボンコピーをノートブックに送る機能が追加されました。詳細は、ヘルプの History Carbon Copy を参照してください。
SavePackagePreferences
操作関数に /KILL
フラグが追加されました。
SaveData
操作関数、グラフのコピーを保存、および、テーブルのコピーを保存では、保存されたエクスペリメントの履歴ウィンドウに元のエクスペリメントの名称と日付/時刻が追加されます。
CtrlNamedBackground
に dialogsOK
キーワードが追加されました。これは、ダイアログ表示中にもバックグラウンドタスクを実行可能にします。
コントロールプロシージャのスタートとビーチボールの回転の間に遅延を設定できます。DoUpdate
操作関数に新しいフラグ /SPIN=s
を使用します。s
は遅延時間 (1/60秒単位) です。/W
フラグを一緒に使わないと、遅延だけが設定されアップデートされません。
テキストウェーブの書き込みに失敗したときの実行時エラーが追加されました。
mName#structName
を使ったグローバルプロシージャで、独立モジュールに定義された構造体を利用できるようになりました。
新しい SQL XOP によって IGOR Pro のプロシージャからリレーショナルデータベースにアクセスできます。この XOP は、Mac OS X と Windows にこのアクセスを提供する ODBC (Open DataBase Conectivity) ライブラリとドライバを利用します。SQL XOP (ファイル名は SQL.xop) は WaveMetrics 社によって 2007 年に作成されたものです。Bruxton Corporation が1990年代に作成した Windows だけで動作する SQLXOP (ファイル名は SQLXOP.xop) とは関係がありません。
Macintosh:MLLoadWave XOP はユニバーサルアプリケーション (PowerPC と Intel で動作) になりました。古い PPC だけで動作する MLLoadWave_OSX XOP (More Extensions>File Loaders>PPC Extensions) は、配布されなくなりました。新しい XOP を使うには、古いエイリアスを Igor Extensions フォルダから削除し、Igor Extensions フォルダ (IGOR Pro のヘルプメニューから Igor Pro 6 User Files フォルダを開いてください。) に新しい MLLoadWave XOP のエイリアスを追加してアクティベートしてください。MLLoadWave に関する Macintosh の構成要件の詳細は、MLLoadWave Help.ihf ファイルの「Using MLLoadWave on Mac OS X」の項を参照してください。
Interpolate XOP では、”X Coods from dest” モード (/I=3
) で X dest wave (X 適用先ウェーブ) に NaN を利用できなくなりました。代わりに組み込み関数の interp を利用してください。
Interpolate XOP では、"X coords from dest" モード (/I=3
) 利用時の線形補間の挙動が変更されました。これまでは、適用先の X値が入力 X値の最大値を超えると、余分な適用先ポイントは最後の入力 Y値に固定されました。本バージョンからは、入力データの最後の 2ポイントに基づいて余剰な適用先ポイントが補外されます。
National Instrument の TDM ファイルの読み込みと保存のための TDM ファイルローダーが追加されました。詳細は、TDM XOP を参照してください。
Windows:非 HDF5 ファイルあるいは、HDF5 1.8 ライブラリで書かれた HDF5 ファイルを開く際の HDF5 XOP の不具合が修正されました。この不具合は Macintosh では派生しません。
Windows:2GB を超える大きなサイズのファイルを扱う際の GBLoadWave XOP の問題が修正されました。
GBLoadWave XOP とダイアログで、Windows の UNC ファイルパス (\\Server\Share
) のバックスラッシュが正しく処理されるようになりました。また、Macintosh ではロングファイル名がサポートされるようになりました。
SndLoadSaveWave XOP は Mac OS X でロングネームのファイルをサポートするようになりました。Windows では UNC ファイルパス (\\Server\Share
) のバックスラッシュが正しく処理されるようになりました。
JCAMPLoadWave XOP は再コンパイルされロングファイル名をサポートするようになりました。また、XYXY データはサポートされませんという新しいメッセージが追加されました。これは、コンマ区切りによる区切りテキストとしてロードされることを意味しています。1列のデータの長さの制限が緩和され 1列が 80文字よりも長い非標準的なファイルも利用可能になりました。
Macintosh:NIGPIB XOP と NIGPIB2 XOP はユニバーサルアプリケーションになりました。この XOP には最近のバージョンの NI-488 ドライバが必要になります。More Extensions>Data Acquisition フォルダの "NIGPIB Mac ReadMe.txt" ファイルには、状況に応じてどちらの XOP を選択すべきかが説明されています。
HDF5 ライブラリのバージョン 1.8.2 を使って Macintosh 用の HDF5XOP が更新されました。これは、IGOR Pro 6.10B06 で更新された Windows 版との同機が目的です。
Windows:DSXOP は、Windows XP と Windows Vista での DirectShow ビデオ集録を新しくサポートしました。
ExperimentModified
操作関数が追加されました。
IgorVersion
関数が追加されました。
ウィンドウタイトルは 40文字から 255文字までに拡張されました。
IGOR オブジェクトのピクチャ情報はグラフ、テーブル、レイアウト、ノートブックおよびピクチャギャラリー間でコピーしても保持されます。
IgorExchange 項目がヘルプメニューに追加されました。この項目はユーザ間のサポートウェブサイト (http://www.IgorExchange.com/) にリンクしています。
ヘルプ、ノートブックおよびプロシージャウィンドウの左下の小さなページアイコンをクリックしたときに表示されるファイル情報ダイアログに「ファイルを Finder/エクスプローラーで表示」ボタンが追加されました。
SaveExperiment/P=<pathName>
でファイルを保存ダイアログのフォルダを指定できます。
Windows では、数値オーバーフローを防ぐためにページセットアップがチェックされます。
IGOR Pro はプリンタの用紙の幅と高さを符号付き 16 ビット整数で保持します。もし用紙サイズが非常に大きい場合、あるいはプリンタの解像度が大きい場合、オーバーフローエラーが発生します。オーバーフローを招くような用紙サイズと解像度の組み合わせをセットすると、IGOR Pro は用紙サイズをクリップし、用紙サイズかプリンタの解像度を小さくするように伝えます。
たとえば、54×42 インチというユーザ定義用紙サイズを設定する場合、利用可能な最大のプリンタ解像度は 600 DPI です。もし 1200 DPI を使おうとすると、IGOR Pro は用紙サイズをクリップし、警告を発します。
ピクチャダイアログの名前リストの下に、エラーやコメントテキストを追加する列が追加されました。ピクチャをコピーボタンが追加されました。PNG に変換ボタンが利用できない問題が修正されました。
Mulit-peak Fit 2 パッケージのインストラクションとしての Multi-peak fit 2 Demo.pxp が追加されました。新しいパッケージの詳細は、下の「New And Improved WaveMetrics Procedure Files 6.1」を参照してください。
Cursor Moved Hook Demo.pxp が Examples>Techniques フォルダに追加されました。
Trace Graph.pxp が Examples>Techniques フォルダに追加されました。
Volume Grids.pxp が追加されました。
snakeDemo.pxp が追加されました。
BackgroundImageDemo.pxp が追加されました。
Circular Two Sample Test.pxp が追加されました。
MultiThreadMandelbrot.pxp が追加されました。
Ternary Diagram Demo.pxp が追加されました。
#include
文で、プロシージャを独立モジュールに含めることができます。これにより、ユーザ自身のプロシージャをコンパイルしなくても動作します。
Windows (ウィンドウ) >New (新規) >Packages に Ternary Diagram パッケージが新しく追加されました。
![]() |
Split Axis の最新のバージョンは優れた GUI を持ち、イメージプロットと等高線プロットで利用できます。軸の履歴を保持し、メニューにリストされ、また容易に削除もできます。詳細は、グラフメニューの Package サブメニューを参照してください。
新バージョンの Global Fit 2.ipf にはデータセットのセレクタパネルが装備されました。データセットを大量に取り扱う際、目的のウェーブを選択するのが楽になります。
ColorWaveEditor
が修正され、PopupContextualMenu
操作関数の新しい /N
オプションを活用できるようになりました。行をクリックしてコンテクストメニューを表示させて、色を変更できます。
Data Mask for Fit パッケージを更新・改良したバージョンである、Select Points for Mask プロシージャパッケージが追加されました。フィッティング用のマスクウェーブを作成するだけでなく、もっと広い用途がある実情を反映させるため名称を変更しました。Garph (グラフ) >Packages メニューから利用できます。
ODE Panel と FitODE プロシージャファイルはアップデートされ最新の IntegrateODE
オプションが利用可能になり、GUI が改良されました。
Multi-peak Fit 2 は Multi-peak Fit を完全に書き改めたパッケージです。
![]() |
KillWaves.ipf のルーチンが更新され、あらゆるデータフォルダのウェーブで利用できるようになりました。ウィンドウからウェーブを削除するためにウィンドウを最前面に表示する機能は削除されました。
CopyImageSubset.ipf が更新され、イメージプロットの ModifyImage
再構成設定を利用できるようになりました。
IgorThief.ipf. が追加されました。
Resize Controls Panel.ipf と Resize Controls.ipf が追加されました。
Rewrite Control Positions.ipf が追加されました。このプロシージャは、コントロールのサイズや位置を調整した後で、コントロールを伴うパネルを作成するコードを書きなおすという、つまらない Igor プログラミングの問題を解決するためのパネルを実装しています。このプロシージャは、タイトルや、コントロール の disable
や userdata
キーワードをアップデートし、SetWindow userdata
の変更も認識します。
新しいプロシージャ IgorRGBtoCMYKPanel.ipf は root:M_IgorRGBtoCMYK (EPS や IGOR PDF フォーマットでのエクスポートで使用される、カスタムな RGB から CMYK への対応を指定するマトリクスです) を編集し、また、最前面のグラフで利用されている色の情報を収集するための GUI を提供します。
ColorSpaceConversions.ipf は、IGOR Pro の RGB から CMYK への変換を複製する関数と、CMYK から RGB への変換を近似する関数が追加されました。
Graph Utility Procs.ipf には、最前面のグラフや名前で指定したグラフで使用される色情報を収集する新しい関数が追加されました。CopyTraceSettings
に加えて、CopyImageSettings
と CopyContourSettings
が追加されました。CopyAxisSettings
には、graphName
入力パラメータも追加されました。
Image Processing プロシージャは、Lists.ipf のような古くからの文字列の代わりに、組み込みの StringByKey
などが使えるように更新されました。
ControlBarManagerProcs.ipf の MoveControls
関数は、Button
や PopupMenu
といったコマンドを Execute
操作関数で実行する代わりに ModifyControl
操作関数を使用します。
SaveRestoreWindowCoords.ipf は、(最大化でない) 復元される/通常の座標系を保存することで、最大化されたウィンドウでも Windows でうまく動作するようになりました。古い WC_WindowCoordinatesGetNumsMW
関数は削除されました。
Sonogram.ipf には、イメージの最大値を 0 dB に規格化する機能「0 dB Max 」が組み込まれました。
自由な名称のウェーブの処理に失敗する Transpose Waves in Table.ipf のバグが修正されました。
PopupWaveSelector.ipf は Windows で首尾一貫したサイズのポップアップウィンドウを作成するべきです。SetVariable popupWaveSelector ウィジェットのフレームにうまく合うようにグループボックスのサイズを計算します。