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Igor Pro 製品概要メニュー

 

ユーザーインターフェイス

Igor Pro は、高い性能ながら操作性の良いソフトウェアです。高度な機能を求めるユーザーのために用意されているプログラミング環境にもポイント&クリック機能が備わっており、上級者はもちろん初めて Igor Pro に触れるユーザーでも手軽に利用することができます。

図:Windows の UI画面
図:Mac の UI画面

データブラウザを使えば、フォルダを階層化してハードディスクを管理するのと全く同じやり方でデータを効率的に管理できます。ブラウザを使えば、異なるデータフォルダ間を簡単に移動したり、変数や文字列や波形の値をテストしたり、他のエクスペリメント (Igor の扱うオブジェクトの集合) からデータオブジェクトを読み込むことができます。

 

マウスとダイアログによる操作

Igor Pro を利用するのにプログラミングの知識は必要ありません。メニューやダイアログをマウスで選択するだけでほとんどの機能を利用することができます。

対象をマウスで直接操作するか右クリックであらわれるダイアログを選択することによってグラフの細部や様々な属性を変更できます。コマンドラインによる操作を知らない初心者の方でも、データをインポートしたり、高品質のグラフを作成したり、カーブフィッティングや他の解析手法を実行したり、結果をエクスポートしたりできます。

グラフを右クリック (Mac の場合は Control + クリック) してメニューを選択。
グラフをダブルクリックしてもダイアログを表示させることができます。トレースのカラーを青に選択した例です。

 

コマンドラインによる操作

ダイアログから関連するコマンドが生成され、コマンドライン上で自動的に実行されるので、初心者でも必要があればすぐにプログラミングを習得することができます。上級ユーザーは、作成したコマンドの表示手段としてダイアログを使用することができます。

コマンドライン上にはこれから実行されようとしているコマンドが表示されます。ヒストリーエリアには、既に実行されたコマンドが記録されてゆきます。記録されたコマンドは簡単に編集でき、実行を繰り返すことができます。

 

データの操作

テキスト、標準バイナリ、Excel、JCAMP、MatLab データなど、幅広い種類の形式のデータファイルをインポートすることができます。多くの画像ファイル形式の入出力にも対応しており、GPIB やシリアルポートなどのハードウェアデバイスからデータを読み込むことも可能です。任意の数のグラフやテーブルを任意の幅で複数同時に表示できます。文字列データ、内部 8 形式の数値データ、および4次元までのデータに対応しており、例えば100,000 ポイントを超える大規模なデータでも高速に処理します。

 

充実したグラフ作成機能

Igor Pro の最も基本的な機能は、科学・技術向けグラフの作成です。作成するグラフのトレース、軸、等高線プロット、イメージ、注釈の数に制限はありません。グラフを他のグラフに埋め込んだり、複数のグラフやテーブル、注釈、画像を埋め込んだページレイアウトを作成することもできます。各曲線はそれぞれ独自の色、太さ、スタイルに設定でき、曲線上にある各ポイントの線の色、マーカーのサイズ、マーカーの形状 (またはテキスト) は、他のデータの値を利用することもできます。カテゴリープロットとエラーバーにも完全対応しています。グラフは簡単に拡大 (ズームイン) したり、移動 (パン) でき、各データポイントの座標値を返すカーソルがついています。

 

 

ページレイアウトウィンドウでは、グラフ、表、文字注釈および画像を扱えます。軸ラベルや注釈では、フォント、文字サイズおよびスタイルを組み合わせて使用できます。

パワフルなドローツールを用いると、ライン、矢印、長方形、ベジエ曲線、およびその他たくさんの図形で、グラフやページレイアウトに注釈を付けることができます。各描画オブジェクトの位置は、座標系で指定することができます。また、スクリーンまたはデータ座標を利用してグラフを呼び出したり、グラフをページレイアウトに追加することもできます。

 

注釈エディタでは、シンプルな下付き文字や上付き文字を正確かつフレキシブルにレイアウトできます。フォントやサイズの変更に自動的に応答し、動的にデータ値をインクルードするようにデザインされています。

また、Gizmo と Surface Plotter モジュールを使えば、驚くほど美しい 3Dグラフを作成することが可能です。ぜひ、ギャラリーページで “クール” なグラフィックスの数々をご覧ください。

 

豊富なデータ解析機能

「データ解析」は、生のデータからその意味や重要性を引き出します。つまり、それが「どれだけ多いか?」、「どれくらいの高さか?」、「どのくらいの頻度か?」といった問いに回答を出します。

フーリエ、ウェーブレット、Hough 変換、無制限の独立変数を伴う組み込み関数又はユーザー定義関数への線形/非線形回帰曲線、微分、積分、常微分方程式、重畳 (コンボリューション) 、ヒストグラム、スムージング、数学的表現による評価、多くの LAPACK ルーチンを利用した行列演算、信号測定、疎データ又は行列データの等高線化など、 幅広い分野での利用を想定した多彩な解析機能を実装しています。

 

画像処理機能

科学研究に利用される画像解析アプリケーションの全ての機能が備わっており、画像の取込から表示および処理のための理想的なツールです。 画像のフィルタリング、操作、粒子解析および、定量化のためのパワフルな画像処理操作関数が数多く搭載されています。

図:画像処理の画面イメージ

 

プログラミング機能

Igor Pro にはすべての機能が体系化された強力なプログラミング言語が装備されています。これを使うことでデータのインポート、ファイルのインプット/アウトプット、データの取込、グラフ作成、図形の描画、印刷、その他ユーザーが求めるすべての操作を自動化できます。また、プログラムにはボタン、チェックボックス、ポップアップメニューといったメニュー機能や、パラメータをセットしたり結果を表示するためのコントロールを備えたコントロールパネルを作成することができます。問題あるコードを効率的に解決する構文 (シンタクス) の色分け機能とシンボリックデバッガでプログラミング作業を支援します。