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KaleidaGraph プロットの作成 |
プロットの作成カレイダグラフには、データを表わす 23 種類のプロットタイプが用意されています。これらのプロットは、ギャラリーメニューにリストされます。ここでは、次のことについて説明します。
プロットのタイプ■ 折れ線グラフ一定期間の異なったデータの傾向を表すには、折れ線グラフを使用します。グラフの各ラインはそれぞれのデータ列を表します。データは一連の XY のペアで表示され、各ポイントはラインで繋がっています。列データはソートする必要はありませんが、データウィンドウに入力されている順にポイントが結合されていくことに注意してください。
■ 散布図大きなデータを比較するには、散布図を使用してください。散布図は折れ線グラフに類似していますが、ポイントがラインで繋がっていません。それぞれの XY のペアはプロット上の 1つのマーカーで表されます。各データ列は異なるマーカーで表されます。
■ ダブル Y プロット
異なる垂直スケールを持つ 2つのデータを表示するためには、ダブル Y プロットを使用してください。プロット上の各ラインは別のデータコラムを表しています。データは一連の XY のペアで表示され、各ポイントはラインで繋がっています。データをソートする必要はありませんが、データウィンドウにに入力されている順にポイントが結合されていくことに注意してください。
■ ダブル X プロット
ダブル X プロットを使用して、異なる水平スケールを持った2 つのデータを表示できます。プロット内の各ラインは別々のデータ列を表します。データは、ラインによって接続された一連の XY のペアで表示されます。データはソートされている必要はありませんが、データウィンドウに入力された順序で結ばれていることに注意してください。
■ ダブル XY プロット
独自の水平および垂直スケールを持つ2 つの異なるデータを表示する場合は、ダブル XY プロットを使用します。プロット内の各ラインは別々のデータ列を表します。データは、ラインによって結ばれた一連の XY ペアで表示されます。データはソートされている必要はありませんが、データウィンドウに入力された順序で結ばれていることに注意してください。
■ 高/低プロットこのプロットタイプはさまざまな用途に利用されています。最もよく使われるのは会計業務で、高/低/終値プロットが作成されます。このプロットは通常、低値から高値までの値の範囲を表わす垂直バー、および終値または引け値を表わすマーカーを含んでいます。データウィンドウの列の順序は問題ではありません。しかし、X に対していくつの Y 変数がプロットされるかによって、このプロットは異なってきます。
■ ステッププロットステッププロットは折れ線グラフの変種です。これを使用して、あまり傾向を示さないデータを比較できます。プロット内の各ラインは、別々のデータ列を表わします。データは階段状につながってプロットされます。データはソートされている必要はありませんが、データウィンドウに入力された順序で結ばれていることに注意してください。
■ 確率プロット
線形または正規の確率分布に正規化される変数のグラフを表示するには、確率プロットを使用してください。X 軸は (0 と 100% の間の) 確率のスケールを持っており、データポイントより小さい変数 Y のパーセンテージを示しています。Y 軸はデータの範囲を表示します。 確率プロットはデータの各領域密度と対称性に関する概略的な情報を与えてくれます。データが正確にコピーされても、プロットされるデータポイントは一致しません。プロットから容易に情報を読むことができ、多数の観察結果を調整することができます。確率プロットは、要約ではなく全データの表示です。
■ X-Y 確率プロットX-Y 確率プロットは確率プロットに類似しています。X-Y 確率プロットは Y の各値に関連する確率を入力するという点で確率プロットとは異なっています。従ってデータは、確率 X (X は 0 から 100%の間の数値でなければなりません) とデータ値 Y という、X と Y のペアで入力されることになります。
■ ヒストグラムプロットヒストグラムは、指定の階級の幅に入るデータ点の数を計算します。結果のプロットは、X 軸上に階級の幅を、Y 軸上に各階級のデータ点の数を表示します。複数の変数がプロットされる場合、Y 軸は各変数の数の合計を表示します。
■ 箱ヒゲ図箱ヒゲ図はいくつかの変数を迅速に検査し、主要な特徴を引き出すことができます。これはデータの詳細な情報を提供するものではありませんが、全体的な性質を見せてくれます。箱ヒゲ図は各変数を個別のボックスで表します。X 軸は各変数の名前を表し、Y 軸はデータの範囲を表します。
■ パーセンタイルプロットパーセンタイルプロットは各変数を別々のボックスとしてプロットします。X 軸は各変数の名前を表し、Y 軸はデータの範囲を表します。各ボックスはデータの 90% を囲んだものです。
■ ドットプロットNEWドットプロットは、変数の数を迅速に検査し、主な特徴を引き出すことができます。ドットプロットは、データの分散の全体的な特徴を見やすい形で表すために使用します。また、ドットプロットは、異常な観測値 (外れ値) やデータセットにおけるギャップの特定に役に立ちます。
■ サマリーコラムプロットNEWサマリーコラムプロットはコラムプロットに似ています。最大の相違点は、このプロットが独立 (X) 変数を必要としない点にあります。このプロットは、個別のデータ値を異なる塗りパターンや色で表示したり、データの統計属性を比較する場合に役立ちます。各値に個別のコラムに配置し、サマリーコラムプロットを作成できます。
関連:列の統計量の表示 ■ 水平棒グラフ水平棒グラフは 1つのウィンドウから選択されたデータのグラフです。データは一連の水平バーで表示されます。各バーの長さは変数の値を表しています。同じカテゴリー (行) に属する複数の値は、並んだバーで表示されます。X 軸は従属変数の範囲を表示し、Y 軸はカテゴリーを表示します。
■ 累積棒グラフ累積棒グラフは 1つのウィンドウから選択されたデータのグラフです。水平棒グラフと同じように、データは一連の水平バーで表示されます。水平棒グラフとの違いは、同じカテゴリー (行) に属する変数は 1つのバーに積み重なって表示されることです。各バーの長さは変数のデータポイント合計数を表示したものです。X 軸はカテゴリーの合計範囲を示し、Y 軸はカテゴリーを表示します。
■ ダブル Y 棒グラフNEWダブル Y 棒グラフは、1つのウィンドウから選択したデータのグラフです。水平棒グラフと同じように、データは一連の水平バーで表示されます。ダブル Y 棒グラフと水平棒グラフの相違点は、ダブル Y 棒グラフでは 2つの従属 Y 軸を使用している点にあります。
■ コラムプロットコラムプロットは 1つのウィンドウから選択されたデータのグラフです。データは一連の柱で表示されます。各柱の高さは変数の値を表しています。同じカテゴリー (行) の複数の値は並んだ柱 (コラム) として表示されます。水平軸はカテゴリーを表示し、垂直軸は変数の範囲を表示します。
■ 累積コラムプロット累積コラムプロットは 1つのウィンドウから選択されたデータのグラフです。コラムプロットでは、データは一連の柱で表示されます。コラムプロットの違いは、同じカテゴリー (行) に属する変数が1 本の積み重ねられた柱 ( コラム) で表示されます。各バーの高さは変数の合計数を表しています。X 軸はカテゴリーを示し、Y 軸はカテゴリーの全変数の合計範囲を表わしています。
■ ダブル Y コラムプロットNEWダブル Y コラムプロットは、1つのウィンドウから選択したデータのグラフです。コラムプロットでは、データは一連の柱で表示されます。ダブル Y コラムプロットとコラムプロットの相違点は、ダブル Y コラムプロットでは 2 つの従属Y 軸を使用している点にあります。
■ 極グラフ極グラフでは、データは極座標システムでプロットされます。このシステムの各ポイントは単位を度数である角度 (φ) および半径 (R) で指定できます。オプションとして、別のデータ形式を使用することができ、データを X、Y 形式で指定すると、極座標システムに変換することができます。どちらの場合にも、独立変数 (φ または X) および 1つ以上の従属変数 (R または Y) がプロットのために選択されます。
■ 円グラフ円グラフは 20 までのカテゴリーの値を円の全領域のパーセンテージとして表示します。各カテゴリーは扇形 (または楔形の円) で表されます。円グラフでは 2つの変数だけしかプロットされません。第1 の変数は独立変数 (X) またはカテゴリーです。この変数には各カテゴリーの名前を与えます。第2 の変数 (Y) はカテゴリーの値で、数字でなければなりません。
■ 関数プロット関数プロットは、数学関数をプロットとして表示するために使用されます。このプロットタイプを選択するとダイアログが表示され、このダイアログに関数、X の最小値と最大値、プロット内の点の数を入力できます。
■ テキストプロットこのプロットタイプを使用して、主要な用途がテキストのプロットウィンドウを作成できます。テキスト、ライン、ボックス、表あるいは図しか含まないプロットを作成する場合には、テキストプロットが有効です。
■ テンプレートプロット異なるデータを使用して同じタイプのプロットを作成するには、テンプレートプロットを使います。全てのプロットに採用することができ、新しいデータをプロットするための原型して使用することができます。これは新規のグラフと保存されたグラフの両方に作用します。このプロットの使用については、こちらを参照してください。 プロットの作成ギャラリーメニューでは作成したいプロットのタイプを選択することができます。データの選択範囲や、開いているデータウィンドウのいずれかを使用してプロットを作成できます。もしプロットするデータの範囲が選択されている場合、選択したデータだけがプロット作成に使用されます。 プロットを作成する方法は以下の通りです。
この時点で、プロットは元のデータウィンドウにリンクされます。別のプロットを開いたり、作成したりすると、直前のプロットのデータがプロットに埋め込まれます。プロットを保存する場合、そのデータのコピーがプロットに埋め込まれ、プロットファイルの一部として保存されます。プロットに埋め込まれたデータは、プロット> データ抽出を選択するか、プロットウィンドウで抽出ボタン( ■ 複数のデータセットからのプロット円グラフおよび棒グラフサブメニューの全てのプロットは、複数のデータウィンドウからのみプロットを作成できます。これは、使用するすべてのデータセットに変数を選択できるようにすることで実現しています。 変数選択ダイアログには、開いている全てのデータウィンドウの名前を表示するポップアップメニューが含まれます。このメニューを使用すると、最大 20 までの独立変数と最大 20 までの従属変数を選択してプロットできます。テキスト列が独立変数として使用されると、他の独立変数は選択できませんが、データウィンドウからのプロットだけは可能です。 複数のデータセットからプロットを作成する方法は、以下の通りです。
■ 複数の X 変数のプロット線形プロット、X-Y 確率プロットおよび極座標プロットは、同じデータウィンドウから複数の独立変数をプロットできます。独立変数がテキスト列の場合には、1 つの独立変数しか持つことができません。 上記のプロットタイプについては、変数選択ダイアログには独立変数 (X から X9) を表示するポップアップメニューが含まれます。このポップアップメニューを使用すると、1つのデータウィンドウから最大 9 つの独立変数と 20 の従属変数をプロットできます。 異なる X 変数を持った 1つのデータウィンドウからプロットを作成する方法は、以下の通りです。
関数のプロットKaleidaGraph には、数学関数をプロットするのに使用できる関数プロットが備わっています。入力する関数は、指定された境界の間で計算され、プロットとして表示されます。 関数を定義するときは、独立変数としてx を使用します。演算子や数式入力で見つかった数学関数を使用して、関数を定義できます。定数およびその他の簡易参照はライブラリ内に定義できます。Curve Fits フォルダに格納されている定義を使用することもできますが、ファイルを読み込んだ後でX 最小値、X 最大値、およびポイント数フィールドを編集する必要があります。次の表に、定義の例をいくつかリストします。
関数プロットを作成する方法は次のとおりです。
関数プロットが作成されると、折れ線グラフのように機能します。ラインスタイル、マーカー、その他のプロットのコンポーネントを全て設定できます。この関数が生成したデータを表示するには、プロット > データ抽出を選択するか、プロットウィンドウで抽出ボタン ( 同型式のプロットを作成KaleidaGraph で常に同じタイプのプロットを作成する場合には、その作業を自動的に実行できるように、デフォルトあるいはテンプレートを設定しておくと役に立ちます。KaleidaGraph は、同型式のプロットを作成するために使用できる、いくつかの機能を提供しています。 ■ スタイルファイルの使用同型式のプロットを作成する方法の1つは、スタイルファイルを使用することです。KaleidaGraph では、ダイアログ設定とデフォルト設定の大部分をスタイルファイルに保存します。スタイルファイルは、あなたが行ったカラーやテキストラベルの設定も含めて、種々のプロットのレイアウト設定も保存しています。 ギャラリーメニューの各プロットは、それぞれのレイアウトを持つことができます。レイアウトは凡例のデフォルトスタイルや、軸タイトル・プロットタイトル・軸・凡例の位置、さらに軸・枠・凡例のサイズを記憶しています。 プロットのレイアウトを定義する方法は、以下の通りです。
■ テンプレートプロットテンプレートプロットは、異なるデータを使用して同じタイプのプロットを作成するのに使われます。いずれかのグラフを採用し、新規データをプロットする際のベースとしてそれを使用することができます。これは新規のグラフと、保存されたグラフの両方に反映します。 軸オプションダイアログ極限が定義されていない限り、自動的にスケールが調整されます。凡例はプロットされる新規の変数を反映しますが、他の全てのテキストラベルやオブジェクトはテンプレートと同じです。元の回帰曲線やエラーバーの全てが、新規のプロットに適用されて、再計算されます。 テンプレートが作成されると、他のプロットのように修正することが可能です。同時に複数のプロットを作成する必要がある場合には、プロットスクリプト機能を使用します。こちらをご覧ください。 あるプロットをテンプレートとして使用する方法は、以下の通りです。
■ プロットスクリプト同型式のプロットを作成するもう1 つの方法は、ウィンドウメニューにあるプロットスクリプトコマンドです。この機能を使って、プロットタイプや既存のプロットを選択し、それを新規プロットを作成する際のテンプレートとして使用することができます。 スクリプト機能は、テンプレートをすでに持っていて、それで異なるデータをプロットし、その結果を保存したり印刷したりするのに適します。単純なプロットしか作成しなくても、いつも違ったデータでプロットを作成する場合には、プロットスクリプトが非常に役に立ちます。 テンプレートプロットに対するスクリプトの利点は、スクリプトが複数のプロットを作成できる点です。また、スクリプトは凡例の記述やプロットタイトルを設定することもできます。テンプレートプロットでは、凡例の記述は変数の列のタイトルからとられ、プロットタイトルは変更できません。 ■ 数式スクリプト同型式のプロットを作成する最後の方法は、数式スクリプトです。この機能は、プロットスクリプトウィンドウと全く同じオプションを持っている #SCRIPT コマンドを使用します。最初からプロットスクリプトを作成することも、保存したものを使用することもできます。 プロットスクリプトに対するこの機能の利点は、スクリプト実行前にデータウィンドウを開いて修正できる点です。また、数式スクリプトの内部で 1つ以上のプロットスクリプトを実行できます。 この機能を使用するうえでの不利な点は、特定のプロットを選択してテンプレートとして使用できないことです。それは、ギャラリーのプロットタイプか、保存されたプロットスクリプトの一部として開かれたプロットでなければなりません。 プロット作成例
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