KaleidaGraph プロットの作成

プロット作成例

データセットの平均値と標準誤差のプロット

この例では、データセットを開き、数式入力を使用して Y データの平均値標準誤差を計算し、平均値をプロットし、標準誤差をエラーバーとしてプロット上に表示します。この例は、次のトピックに分かれています。

  1. 保存されているデータファイルを開く
  2. 平均値と標準誤差を計算する
  3. データの散布図を作成する
  4. エラーバーを追加する

1. 保存されているデータファイルを開く

まず、保存されているデータファイルを開きます。

  1. ファイル>開くを選択します。


  2. Data フォルダを開きます。このフォルダは Examples フォルダ内にあります。
  3. Sunspot Data ファイルをダブルクリックします。


    ※Jan ~ Jun の値 (列 1~6) を単純に折れ線グラフであらわすと以下のようになります。

2. 平均値と標準誤差を計算する

ここで、数式入力ウィンドウを使用して、Yデータの各行の平均値と標準誤差を計算します。

  1. ウィンドウ>数式入力を選択します。
    数式入力ウィンドウ

  2. 数式入力ウィンドウの添付ノートボタン () をクリックし、テキストエディタを開きます。
    添付ノートウィンドウ

  3. 添付ノートウィンドウに次の数式を入力します。最初の 2つの数式は列 1~6 の平均値と標準誤差を 1行ずつ計算するためのものです。残りの 2つの数式は、列 7 および 8 に新規の列タイトルを指定するためのものです。各数式の終わりにはセミコロン (;) が必要で、1つの数式を 1行に記述する必要があります。
    c7=mean(1:6);
    c8=stderr(1:6);
    name("Mean",c7);
    name("Std.Error",c8);
    列 7 に、列 1~6 の平均値 (mean) を 1行ずつ計算
    列 8 に、列 1~6 の標準誤差 (stderr) を 1行ずつ計算
    列 7 に新規の列タイトル Mean を指定
    列 8 に新規の列タイトル Std.Error を指定

  4. 数式入力が終了したら、ファイル>閉じるを選択し、数式入力ウィンドウに戻ります。
    数式入力ウィンドウに、「"実行" をクリックすると、・・数式添付ノート・・を実行します。」とのメッセージが表示されます。


  5. 実行をクリックして、すべての数式を一度に実行します。

3. データの散布図を作成する

ここで、散布図を使用して、平均値をプロットします。

  1. ギャラリー>線形>散布図を選択します。変数の選択ダイアログが開きます。


  2. 該当するボタンをクリックし、X変数として Year を、Y変数として Mean を選択します。


  3. 新規プロットをクリックして散布図を作成します。

4. エラーバーを追加する

ここで、前に計算した誤差値を使用して、エラーバーとしてプロット上に表示します。

  1. プロット>エラーバーを選択します。


  2. Yエラーの下側のチェックボックスオンにして、縦のエラーバーを追加します。エラーバーの設定ダイアログが開き、誤差の種類を選択することができます。
    エラーバーの設定ダイアログ

  3. ポップアップメニューの 1つをクリックし、データ列>Std.Error を選択します。これで、データウィンドウの Std.Error (列8) の値がエラーバーに使用されます。

  4. OK をクリックし、プロットをクリックすると、プロットにエラーバーが追加されます。