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バージョン 6.2 で追加された機能

IGOR Pro 6.1 から追加された主な新機能は以下のとおりです。

  1. Igor の起動にかかる時間が従来より高速になりました。
  2. グラフ内のトレースで、単一ポイントのアピアランスをカスタマイズできるようになりました。棒、マーカー、ドット、および、 X 軸への垂線モードで利用できます。
  3. 凡例シンボルにトレース上の特定ポイントの状態を表示できるようになりました。トレース名の後に角括弧でポイント番号が追加されます。
  4. Gizmo (3D 可視化) プロシージャが大幅に改良されました。新たに Append Annotation、Append Image、Zoom パネルが追加されました。
  5. XLLoadWave (XOP) で .xlsx ファイルがサポートされます。
  6. FTP サポートの改良と、新たに HTTP 機能が追加されました。
  7. バグの修正 (英語)。
  8. Igor 6.0 (日本語版) または 6.1 (日本語版) から無償でアップデートできます。

IGOR Pro 6.2 の新しい機能

前レビジョン Igor 6.1 (6.12A) から IGOR Pro 6.2 で変更された内容の詳細は以下の通りです:

IGOR Pro 6.2 の改良点

(6.2 で更新されたバグリストと改良点の詳細については「Igor 6.20 からの変更点」(英語) をご覧ください。以下に紹介するのは Igor 6.2 で追加された「主な」改良点についてです。)

  • Igor の起動時間が高速になりました。
  • Windows において、Igor を別のインスタンスで起動する方法がとても簡単になりました。Igor.exe アイコンをダブルクリックする、または、スタートメニュー から Igor を選択するだけです。
  • XLLoadWave の対応ファイル形式に *.xlsx が追加されました。
  • Data -> Packages メニューに XY Pair to Waveform パネルが追加されました。X/Y データから Igor のウェーブフォーム形式への変換がこれによりとても簡単になります。

    XY Pair to Waveform パネル

  • グラフにあるトレースのアピアランスをポイント単位でカスタマイズできるようになりました。棒、マーカー、ドット、および、X 軸への垂線モードで利用できます。
  • 凡例シンボルにトレース上の特定ポイントの状態を表示できるようになりました。トレース名の後に角括弧でポイント番号が追加されます。
  • Modify Graph ダイアログに Magnification (拡大) セッティングが追加されました。
  • Gizmo (3D 可視化) プロシージャが大幅に改良されました。新たに Append AnnotationAppend ImageZoom パネルが追加されました。Axis Range パネルが改良されました。
    Gizmo Annotations

    Gizmo Zoom

    Gizmo Axis Ranges

    Append Image to Gizmo

  • 自動アップデートチェック機能が追加されました。自動チェックは無効にすることもできます。
  • FTP サポートの改良と、新しい HTTP 機能の追加。
  • #pragma rtGlobals=3 を使用して、範囲外のウェーブインデックス値をエラーとして処理することができるようになりました。
  • w[2]w[var] のようなウェーブ値の読み書きに関するユーザー関数コードをコンパイルするためのスピード最適化機能が追加されました。
  • 定義済みグローバルシンボル #define MACINTOSH#define WINDOWS が追加されました。#if defined(symbolName) が追加されました。
  • 新しいフック関数が2つ追加されました:BeforeDebuggerOpensHookAfterCompiledHook
  • Macintosh において、Apple の Accelerate フレームワークに代わり、Intel の MKL ライブラリの LAPACK 実装を Igor で使用するようになりました。これにより、スレッディングと信頼性が向上しました。
  • 組込みカーブフィット関数に Poly_XOffset が追加されました。原点から離れた X 値をもつデータのフィットに役立ちます。
  • 線形カーブフィットで、重相関係数、R2 の値が V_r2 に出力されるようになりました。
  • マルチスレッドの外部操作関数と関数のサポートが向上しました (XOP Toolkit 6 で再コンパイルが必要) 。

新たに追加された組込み関数と操作関数:

  • DataFolderRefsEqual
  • FetchURL
  • FTPCreateDirectory (操作関数)
  • FTPDelete (操作関数)
  • FuncRefinfo
  • IndependentModuleList
  • ReorderImages (操作関数)
  • ThreadGroupGetDFR
  • UnPadString
  • URLDecode
  • URLEncode
  • WaveRefsEqual

バージョン互換性

  • Igor Pro 6.2 は、旧バージョンの Igor で作成されたすべてファイルを読み込み可能です。

  • Igor Pro 6.2 の新機能を使用しなければ、6.2 で記述されたエクスペリメントファイルは旧バージョンの Igor でも読み込むことができます。

  • エクスペリメントを Igor Pro 6.2 で開き、6.2 で追加された機能を使用したあと保存すると、そのエクスペリメントは、旧バージョンの Igor で開く際にエラーが生じる可能性があります。旧バージョンの Igor を使用する予定がある場合は、関連するファイルのバックアップをとっておくことをお勧めします。

Igor Pro 6.2 で削除された機能

  • ドキュメントに明記されていなかった WinIsExterior 関数は削除されました。代わりに、GetWindow を使用してください。

バグフィクス