[GCK のデモ版をお使いの方は、ファイルの保存ができないので、そのままステップ 14 に進んでください。Trial Version または Full Version をお使いの方は、File > Save As… を選択して、ファイル名を myconstruct#6 に書き換えたらご自分のフォルダに保存してください。なお、他の人がこのサンプルファイルを使うかもしれませんので、あらかじめ用意されているチュートリアルファイルを上書きしないように注意してください。]
挿入した青の DNA セグメントが選択状態にあることを確認したら、Edit > Special Paste を選択します。クリップボード (メモリー) には hsp70 断片がまだ残っており、DNA セグメントは選択状態にあるので、ペーストすることで、現在の選択範囲をコンストラクトに貼り付けるクリップボードの内容と置き換えることになります。ちょうどワードプロセッサで選択したテキストをクリップボードの内容に置き換えるのと同じことです。図 2.27 に示すダイアログが表示されます。Invert Sequence (配列の反転) チェックボックスにチェックを入れ、ラジオボタンの Leave Ends Alone を選択します。OK ボタンをクリックすると、現在選択状態にある hsp70 セグメントが、同じ DNA を反転した (つまり、ひっくり返した) 内容に置き換えられます。
図 2.27:Special Paste ダイアログ
[GCK のデモ版をお使いの方は、ファイルの保存ができないので、そのまま次のステップ 16 に進んでください。] Trial Version または Full Version をお使いの方は、File > Save As… を選択して、ファイル名を myconstruct#7 に書き換えたらご自分のフォルダに保存してください。なお、他の人がこのサンプルファイルを使うかもしれませんので、あらかじめ用意されているチュートリアルファイルを上書きしないように注意してください。HamHI 部位への hsp70 断片のクローニングは、現実にはどちらの方向にも同じ割合で起こるため、これら2つのコンストラクト (construct#6 と construct#7) は、実際の実験において起こりうる両方の結果をあらわすことになります。2つのコンストラクトを使用して、GCK にゲルパターンを予測させることができます。詳細は、Tutorial 9: ゲル泳動と配向解析 をご覧ください。ここでは、いかに DNA を簡単に置き換えられるか、そして、両方向の断片を含むコンストラクトを作成できるかを説明します。