5.4 ゲルレーンの作成と配置変更

ゲルレーンは、コンストラクトウィンドウまたは他のゲルレーンからコピーしたデータを貼り付けることで作成されます。コンストラクトから新規ゲルレーンを作成するのは簡単です。ダイジェストを作成する部分として、コンストラクトウィンドウでマークを付けた部位を選択したら、Edit > Copy を使ってその内容をクリップボードにコピーします。ここで選択するのはサイトマーカーであり、断片そのものではないことを確認してください (この事例については Tutorial 9: “ゲル泳動と配向解析” 参照)。シフトキーを押しながら必要な部位をクリックしてゆくことで複数の部位を選択することができます。ある部位のいずれかひとつをダブルクリックすると、その部位すべてを選択することができます (すべての HindIII 部位など)。クリップボードに部位をコピーしたら、File > New… を使って新規ゲルウィンドウを作成することも、既存のゲルウィンドウを開いて新規レーンをペーストする場所をゲル上部の2つのレーン間をクリックして選択したあと、そこにダイジェストをクリップボードからペーストすることもできます。

ダイジェストを定義できたら、あるレーンの配置を変更したり、削除したくなることがあるかもしれません。これは、Macintosh のインターフェースと同様の論理ステップに従って実行することができます。選択するレーンをクリックしたら、Edit > CopyEdit > CutEdit > Paste を使用して、ゲル上のレーンを移動したり配置を変更することができます。ひとつのゲル内で複数のレーンの配置を変更することも、他のゲルから別のゲルへレーンをペーストすることもできます。これは指標となる特定の標準 (standard) が複数ある場合に便利です。このような標準 (standard) だけを含むゲルをセットアップして保存しておけば、新規ゲルに標準レーンを配置したいときはいつでも、あらかじめ保存してある標準データを開き、新規ゲルにペーストするだけでいいからです。