3.4 コンストラクト表示の変更

Format メニューの選択肢を選ぶことで、選択したコンストラクト領域の表示法を変更することができます。Format メニューで選択できる項目は、コンストラクト・ウィンドウ内で実際に選択している対象によって変わります。例えば、シーケンスビューで幾つかのヌクレオチドを選択している場合は、ラインの太さメニューを利用することはできません。同様に、グラフィカルビューでセグメントを選択している場合は、Font メニューを利用することはできません。従って、現在何を選択しているかによって、Format メニューで利用できる項目は変化することになります。

Format メニューオプションを使えば、選択 (複数可) したセグメントのラインの太さ (Format > Lines >)、塗潰しパターン (Format > Fill >)、および、カラー (Format > Color >) を変更することができます。Format > Lines > メニューを使えば、選択したセグメントの片方または両端に矢印を配置することもできますので、セグメントそのものに配列の方向を追加することができます。セグメントに一方または両方向の矢印がある場合、その矢印の見た目も変更することができます (Format > Lines > Size Arrowhead…)。詳細は、“Size Arrowhead…” をご覧ください。ラインの太さの初期値を変更したり、独自のラインの太さを定義することも可能です。Tutorial 5: “コンストラクト表示の修正” も合わせてご覧ください。

Gene Construction Kit には、コンストラクトウィンドウに表示させることができる様々な機能と様々な種類の情報が用意されています。こうした個々の要素は、その表示を有効または無効に設定することによって、情報が過多にならないよう、ユーザーの好みにカスタマイズできるようになっています。カスタマイズオプションは、Construct > Display メニューの下に用意されています (メニューオプションの詳細は Display を参照)。Show Double/Single StrandedShow/Hide Positions (ヌクレオチドとアミノ酸の位置番号)、Show/Hide Breaks (強制改行)、および、Set Line Spacing… (塩基配列の行間の拡大) は、コンストラクトがシーケンス表示されている場合に限り選択することができます。Show/Hide Sites は、マークを付けたすべての部位を表示または非表示にします。Show/Hide Regions は、作成した関心領域を表示または非表示にします。Show/Hide Comments は、コメントが付けられたコンストラクト領域を表示または非表示にします。Show/Hide Scale Legend は、スケール凡例を表示または非表示にします。Show/Hide Generations は、現行の世代以外に表示� ��れる任意の世代をあらわすブラケット [] を表示または非表示にします (詳細は、“クロノグラフィ (クローニング履歴の再現)” をご覧ください)。Site Markers サブメニューを使えば、テキストまたはシンボルでマークを付けた単一または複数サイトの表示を変更したり、コンストラクトからサイトマーカーに伸ばすラインを定義することができます。