CrystalDiffract 1.0 は、Microsoft Windows XP 環境用に開発された全く新しいアプリケーションです。Windows XP の最新機能に対応するよう古いバージョンのシステムとは切り離して開発されています。
この新しいプログラムは、Mac 版(現行バージョン 5.1.1 for Mac OS X)の主要な機能をすべて引き継いでおり、あらゆる結晶構造の X 線又は中性子粉末回折パターンをシミュレーションできます。同一ウィンドウ内に複数パターンを表示することが可能で、モデルの表示は個別表示(separates)と合成表示(mixture)をそれぞれ素早く切り替えることができます。プログラムは、回折装置(diffractometer)グラフ表示又は伝統的なフィルム(film)表示をサポートします。
CrystalDiffract for Windows は、自己充足型の「セッションファイル」として回折実験を保存することができます(CrystalDiffract 5.1 for Mac OS X と完全互換性があります)。また、回折プロファイルをユーザー指定の分解能(チャンネルサイズ)で出力することもできます。構造の全要素のリストを含むデータテーブルや、構造データと回折リストを含むサマリーファイルとして書き出すこともできます。また、Edit Diffraction Data コマンドを使うことで回折データをスクリーン上で表示させたり並び替えすることができ、リストされた任意のデータをテキストファイルとして書き出すことができます。