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v5.3 で追加された機能

Nova モジュールによるライブラリ列挙

Nova モジュール上で、素早く、簡単に、バーチャルライブラリを列挙することが可能となりました。骨格および各種フラグメントを定義することにより、自動的に、定義内容に対応した構造リストを発生します。各ポイントへの置換グループは、スケッチ、ユーザ定義ライブラリや集中管理ライブラリからの選択、StarDrop に含まれる R-group analysis 機能利用による別シリーズからの分解によって定義することが可能です。

StarDrop は、分析すべき全ての組み合わせを含むライブラリを列挙することが可能です。また、各プロジェクトターゲットに最適な化合物を選択するために、ライブラリ化合物に対し、物性値予測やスコア評価を自動的に実行することが可能です。この機能は、全ての組み合わせを含むライブラリでは保存したり分析するには大き過ぎる場合、非常に有用な機能となります。

 

データ可視化機能の向上

StarDrop に含まれるデータ可視化機能は、グラフやプロットにインタラクティブなフィルタを与ることができ、最も興味深い化合物に素早く着目することが可能です。

StarDrop 5.3 では、時間情報を含む物性値やスコア値を探索するために、日付分析が可能となりました。大部分のデータフォーマットを、テキスト形式、カンマ区切り形式、SD ファイル形式から直接読み込むことが可能です。

 

データ分析および管理ツール

  • クラスタリング機能
    この新ツールにより、構造類似度、もしくは、物性類似度に基づき、簡単にデータセット中の類似化合物グループを認識することが可能となります。クラスタ情報を、StarDrop の Chemical Space 表示やデータ可視化することにより、ライブラリ中の化学系統を簡単に比較したり、最高品質の化学構造に的を絞ることが可能となります。“Tools -> Clustering…” メニューオプションから、クラスタリングツールを利用することが可能です。


  • データセットのフィルタリング
    この機能は、データセットからの、好ましくない部分構造や物性値を含む化合物除去を支援します。データセットをフィルタリングするための基準として、あらゆる数値設定が可能です。例えば、物性値フィルタ条件と、一般的な反応基や公開済みサンプルから抽出した潜在的な有毒性官能基を含むライブラリ (ライブラリは、ユーザ独自ルールを取り込むことによって拡張可能) から選択した部分構造条件を組み合わせることが可能です。“Data Set -> Filter…” メニューオプションから、フィルタリングツールを利用することが可能です。


  • 重複データの削除
    複数のソースから化合物データを統合する場合、通常、ひとつのデータセット中に、同じ化合物を重複コピーします。重複データ削除ツールを利用することにより、重複データを簡単に見つけ出し、保持したいデータを選択することが可能となります。“Data Set -> Check for Duplicates…” メニューオプションから、重複データ削除ツールを利用することが可能です。

 

これらの新機能に関するデモムービーは、下記リンク先にてご覧いただけます。

http://www.optibrium.com/stardrop/stardrop-5.3-demo-movies.php