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Q-Chem 5.2 で追加された機能


Q-Chem 5.2.2 新機能/バグ修正


改良点/バグ修正

  • MEM_STATIC の上限値を MEM_STATIC=8191 と指定
  • ECP fit に関する出力への説明追加
  • 約 5cm-1 に対する振動解析におけるノーマルモード出力の閾値強化
  • 構造最適化に対する P-RFO アルゴリズムの安定性強化
  • 大規模な TD-DFT 計算に対する複数のパフォーマンス強化機能追加
  • EOM-CC 遷移に対する角運動量プロパティ評価機能を追加 (Pavel Pokhilko)
  • Relaxed および遷移 TD-DFT 電子密度の解析機能を追加 (Felix Plasser)
  • spin-flip TD-DFT 計算において高次スピン多重度(9重項以上)に対応
  • 制限開殻(Restricted Open-shell)SCF に対する SAD SCF guess(SCF_GUESS=AUTOSAD)の自動生成に対応
  • AIMD計算における新しいSCFコード(gen_scfman)利用に対応
  • 制限開殻(Restricted Open-shell)SCF での MOM および IMOM 利用に対応
  • Projection-Based 埋め込み理論に対する SPADE 軌道分割機能の実装(Yuezhi Mao)
  • Frozen および Polarized ALMO の可視化機能を追加 (Yuezhi Mao)
  • CAS-SCF 計算のクラッシュ問題を解決
  • EDA2 の手順における多重極基底の直行化問題を解決
  • 非制限 SCF の非共有結合相互作用(NCI: noncovalent interaction)プロット生成における問題を解決
  • JOBTYPE=POLARIZABILITY と MAGNET=TRUE キーワード設定による EPR と分極率計算の呼び出しにおける問題を解決
  • $force_field_params によるカスタム Force Field の特定ケースでの不正確な MM Force 評価問題を解決 (Bhaskar Rana)
  • TD-DFT 計算の励起状態電子密度プロット生成における問題を解決
  • エネルギーおよび分子プロパティに対する電荷移動効果の ALMO-based 解析機能を追加 (Yuezhi Mao, Matthias Loipersberger, and Martin Head-Gordon)
  • 有効内殻ポテンシャルにおける SAD SCF guess 自動利用時の問題を解決 (Yuezhi Mao)
  • EOM-CC 法の open-shell 自然遷移軌道プロットにおける問題を解決 (Felix Plasser)
  • DIIS/GDM のような hybrid SCF アルゴリズムを用いた SMx 溶媒モデル処理に関する問題を解決
  • AIMD を用いた Fock 外挿利用における not-a-number error 発生問題を解決
  • ゴースト原子を含む系で Hirshfeld 解析が実行されない問題を解決(Yuezhi Mao)
  • 分子軌道、Attachment/Detachment 密度、スピン密度のプロットにおける複数の問題を解決(Yuezhi Mao)
  • ゴースト原子を含む分子に対する Voronoi 複素吸収ポテンシャル (complex absorbing potential: CAP)法の設定問題を解決(James Gayvert)

 

Q-Chem 5.2.1 新機能/バグ修正


新機能

  • EOM-DIP 法および CVS-EOM-DIP 法(Wojciech Skomorowski, Anna Krylov)のための Dyson 軌道評価
  • Constrained Equilibrium 操作(Fan Wang)に基づく Self-Consistent State-Specific 法

改良点/バグ修正

  • DFT および TD-DFT 計算における数値求積法の高速化
  • 部分構造最適化計算用入力ファイルでの原子リスト指定において、範囲指定演算子(:)をサポート
  • 基底関数における各原子の殻数制限を排除 (Susi Lehtola)
  • $mass 入力セクション利用による、AIMD 法の原子質量カスタマイズ機能追加
  • MBD-rdW 計算時、点群対象性を自動的に無効化
  • $molecule 入力セクションの入力検証機能の改良
  • RI-J 振動計算のメモリー・フットプリントの改良
  • 非制限 TD-DFT 振動計算におけるメモリ問題を解決
  • いくつかの IRC 計算における数値不安定性問題を解決
  • 領域分割(Range-Separate) Hybrid DFT 法による occ-RI-K 利用不可問題を解決
  • SM12 溶媒和モデルを用いた構造最適化計算における問題を解決
  • CAP-EOM 法の射影型複素吸収ポテンシャル(Projected Complex Absorbing Potential)における問題を解決
  • 特定ケースにおける RI-K 計算のクラッシュ問題を解決
  • メモリ不足に起因する RI-ADC 計算のクラッシュ問題を解決

 

Q-Chem 5.2 新機能


  • DFT 手法の改良
    • meta-GGA 密度汎関数を利用した振動解析計算において解析的手法をサポート
    • クーロン項に関する Resolution of the identity (密度フィッティング)法を利用した振動解析計算において解析的手法をサポート
    • DFT法を利用した Partial Hessian(部分ヘシアン)計算のパフォーマンス向上
    • 新しい汎関数:revM06, revM11 (contribution by Dr. Roberto Peverati)
  • 基底関数の強化:大部分の SCF, RI-MP2, CC/EOM-CC/ADC 計算における高角運動量基底関数(k-function以上)利用をサポート
  • 2倍の高速化を実現する CC 法および EOM-CC 法への混合精度 (Mixed Precision) 計算(contribution by Pavel Pokhilko and Prof. Anna Krylov)
  • その他多くの機能追加および改良

 

関連情報