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Tecplot 360/Focus 2011 R2 で追加された機能

2011 R2 ではスピードが飛躍的に向上しました。マルチコアマシンでのテストでは以前のバージョンと比較して 5倍以上のパフォーマンスが得られました。巨大で複雑な非定常データセットの解析が容易になりました。データをロード、アニメーションを作成、テキストを表示、演算を実行の全てが早くなりました。また OpenFOAM ローダーが追加され、その他のローダーも拡張されています。

青字 の項目は Tecplot 360 のみの機能です(Tecplot Focus には含まれません)。

 

データローダー

OpenFOAM

OpenFORAM ユーザーコミュニティをよりサポートするため、Tecplot 360 にネイティブ OpenFOAM ローダーが追加されました。シングルもしくはパラレル OpenFOAM のネイティブデータを 通常もしくは .gz 圧縮ファイルで Tecplot 360 へ直接ロード可能です。

Native OpenFOAM Loader
Tecplot 2011 R2

 

CGNS

CGNS データローダーは CGNS3.1 ライブラリを使用し、ADF と HFD5 フォーマットファイルをサポートします。また Global Convergence History Data に対応し、エレメントが混在した中でもラインセグメントゾーンが定義可能になりました。

Tecplot 2011 R2
Tecplot 2011 R1

 

Plot3D

Plot3D ローダーの拡張点

  • 既存のゾーンに解析変数を追加
  • 複数のゾーンに対してファンクションファイルを追加
  • データファイル名からソリューションタイムを検知し抽出
  • グリッドファイル名に従ってソリューションファイル名を自動生成
Tecplot 2011 R2
Tecplot 2011 R1

 

ANSYS

ANSYS ローダーは ANSYS 13.0 をサポートします。

 

新機能

Regular expression

Zone Style で Name ダイアログを選択する際に、正規表現が利用可能になりました。これによりユーザー定義パターンでの複数 Zone の選択が容易になりました。

Initial Particle Velocity

粒子経路の演算で初期粒子速度が設定できるようになりました。以前は、流れ場の速度か、速度ゼロのいずれかにしか設定できませんでした。この機能は Analyze > Calculate Particle Paths and Streaklines を選択、Particles Have Mass チェックボックスを選択、更に Mass Options ボタンを押すと利用できます。

Tecplot 2011 R2
Tecplot 2011 R1

 

利便性

Improved Progress Feedback

PLOT3D, CGNS, Fluent, Tecplot ローダーにおいて進捗状況のバー表示とテキスト表示が改善されました。

New Variable Creation Options for Discrete Fourier Transform

離散フーリエ変換において変数の追加と置換が可能になりました。

 

詳細は開発元サイトを参照ください。