FlexPDE バージョン5 で追加された機能
FlexPDE Version 5 では、以下の新機能が追加されます。
1) ALE (Arbitrary Lagrange/Eulerian )法 を用いた動的メッシュ再構成手法
- ALE 法 とは、ラグランジュ法とオイラー法をミックスした手法です。流体中で動作する構造物や移動する外壁が有る場合、オイラー法だけでは構造物との境界を表現することは出来ません。ALE 法はこのような移動壁面が有るモデルに対し有効です。
- FlexPDE 5 では、移動境界方程式を定義し、ALE 法を適用できます。この手法は、以下の特徴を持ちます。
- メッシュを流体速度に沿って、共に移動させることにより、完全なラグランジュ・モデルを作れます。
- 移動境界内に規制のゆるい、完全なメッシュを作成できます。
- 境界の移動方程式をなくして、完全なオイラー法で解析できます。
- 移動境界を表現するため、FlexPDE は常に、PDE システムを自動的に補正します。
- コンプレッサー・シリンダー内のガスの動きを示すサンプルが下記メーカサイトにあります。
2) 1次元シミュレーションを適用し、高速化を実現
- 一部の 2D 問題は、1つの変数を固定して、1D 空間で解くことが可能です。
- 1D 問題に置き換えることにより、解析時間を高速化することが出来ます。
3) スクリーンショット
次に示すのは、FlexPDE 5 で 3次元熱応力問題を計算中の画面です。
スクリプト編集画面
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サムネイル表示画面
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プロットの最大表示画面
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