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GaussView (ガウスビュー)
新しい機能

GaussView 4 で追加された機能

分子の調査とモデリングの特徴

GaussView バージョン 4 には、分子モデリングと解析を効率よく簡便に行うために設計された多くの新機能が含まれます。

  • 分子対称の修正:分子構造に点群対称性を強制的に付与する従来の機能にくわえて、GaussView 4 では、分子全体の対称性を反転する機能と(下記中央の画像)、選択した原子について対称性を反転する機能が追加されています。右端の画像は、この機能を利用するために使用するアイコンと、二番目の方法の変換結果を示しています(ポインタで示された炭素原子を指定)。


  • 立体化学情報の表示:GaussView は、立体異性体と光学異性体のための立体化学情報を表示することができです (以下の例は、リタリン RR 種)。


  • 強化されたカスタムフラグメントライブラリ:GaussView 4 のカスタムフラグメントライブラリ機能が強化され、さらに使いやすくなりました。複数のフラグメントライブラリを選択でき、構築した分子構造をカレントのライブラリに追加することができます。以下の例は、Project 24 フラグメントライブラリの一部分を示しています。現在選択されているフラグメントは Heliceneで、GaussView メインウインドウ上のアクティブフラグメントウィンドウに構造が表示されています。

    フラグメントライブラリのアイコン(ポップアップメニュー左のオレンジの本と分子アイコン)がアクティブである時、ツールバーのポップアップメニューから、現在のフラグメントライブラリにある分子構造をすぐに選択することができます。実際に、このポップアップ機能により、アクティブなビルダーパレットが何であれ、目的の分子を素早く検索することが可能となります。

  • ポジショニング ツールバー:下記のウィンドウ中に GaussView 4 で利用可能な新しいポジショニングツールが表示されています。このツールにより、表示中の分子の配向や位置を簡単かつ正確に操作することができます。


  • 便利なコンテキストメニュー:どのような分子を表示していても、右クリック操作によって表示されるコンテキストメニューから、素早く GaussView の機能にアクセスすることができます。下記の図は、通常のビューウィンドウで表示されるコンテキストメニューを示しています; 簡単なマウス操作によってアプリケーションメニュー構造へのアクセスが可能です。分子、プロット、スペクトル、サーフェスの画面内において、適宜適切な項目がコンテキストメニューに表示されます。

Gaussian ジョブの実行

Gaussian 計算を素早くセットアップし、開始することを可能とする二つの新機能が提供されています。

  • 計算スキーム:GaussView 4 では、Gaussian 計算の様々な状況において、初期設定 (ジョブタイプ、計算手法、基底系等) を指定することが可能です。加えて、複数の計算スキーム (よく利用する計算をテンプレートとして利用可能) を定義することができます。Gaussian Calculation Setup ダイアログの Scheme (ダイアログの一番下にあるフィールド) から設定を適用することができます。以下の例では、ROA Study と言う名前のスキームを適用しています。リストからスキームを選択するだけで、対象としている分子に、前もって定義したジョブタイプ (Freq=ROA) やモデル化学を適用することができます。


  • クイック起動:この機能は、デフォルト (または、選択した計算スキーム) のジョブ設定を利用することで、Gaussian Calculation Setup ダイアログを開くことなく、計算を開始することを可能にします。ジョブの実行に先立ち、入力ファイルを保存することができ、また GaussView が自動的に作成する一時ファイルを使用してすぐにジョブを開始することも可能です。上のイラストは、一時ファイルを使用し、計算対象の分子に対して、わずかにマウスを 2回クリックするだけで、ROA Study ジョブを開始しています。ジョブが完了すると、関連する入力ファイルや出力ファイルを保存することも可能です。

Gaussian 結果の可視化

GaussView 4 では、Gaussian 計算の結果の可視化機能において、さまざまな新機能が追加されました。

  • 2変数 Scan 計算結果の 3次元プロット:GaussView 4 は、下記の例のように (分子構造に対して、C-メチル結合長、C-N-C結合角を変数として走査)、Scan 計算の結果を 3次元サーフェスとして描画することができます。プロットは、マウス操作により、回転したり、拡大/縮小することが可能です。図中の点をクリックすることで、分子グループ中の対応するフレームがアクティブになります。プロットやデータは、外部ファイルとして保存することができます。


  • 等高線図:分子軌道、電子密度、静電ポテンシャル、およびその他の体積データを、等高線図とサーフェイス図により可視化することができます。左下の図は、スピロセレヌランの例になります。等高線図は、細かく調整することが可能です。例えば、等高線を投影する平面を指定したり (右上の図)、環または3つの中心原子から投影面を定義したりすることが可能です (右下の図)。


  • 紫外-可視スペクトル:GaussView 4 は、励起状態計算の結果から、スペクトルを表示することが可能となりました。


  • 双極子モーメントベクトル:原子電荷の表示機能に、双極子モーメントのベクトル表示機能が加わりました。以下に、原子電荷によって色付けされた原子と各電荷の数値に加えて、このベクトルの例を示します。テキストフォント、サイズおよび色は、Display settings から調整できます。


  • 周波数依存性計算のサポート:周波数依存性計算において、振動データは、計算された周波数毎に表示することができます。周波数依存性計算の場合、所望の周波数を、標準の Display Vibrations ダイアログに追加されるポップアップメニューから選択することができます。


  • 追加プロパティの描画:複数の構造をもつ計算結果において (例、構造最適化計算)、分子プロパティを追加してプロットすることができます。以下の例は、追加プロットの作成用ダイアログとその結果の出力を表しています。この例では、構造最適化計算の間の二面角の値をプロットしています。


  • プロットとスペクトルのカスタマイズ:プロットやスペクトルの一部分をズームする機能に加えて (以下に例示)、GaussView 4 では、軸の反転、データの縮尺など、多くのプロット特性を調整することが可能です。また、外部ファイルにデータをエクスポートすることや、プロットを画像ファイルとして保存することが可能です。


  • 動画の保存:GaussView 4 は、連続した分子を GIF アニメーションとして保存することができます。また、一度の操作で、個々のフレームを別々の画像ファイルとして保存することも可能です。

GaussView Tips

  • Tips: GaussView 4 には、プログラムを効率的に使用するための、有益な情報を提供する Tips 機能が含まれています。この情報は、プログラム起動毎に、自動的に表示するよう設定することができます (この機能は、初期設定ではオフになっています)。以下に、例を示します。