GaussView 3 で追加された機能
GaussView 3.0 の新しい機能(青字は新しく追加された機能)
3次元表示による分子の構築と研究
- 原子、族、環およびアミノ酸(内部のアミノ酸、アミノ末端、カルボキシル末端 のフォーム)ヌクレオシド(C3’末端、 C5’末端、内部および独立したヌクレオシドのフォーム)
による分子構造の構築。
- 必要に応じてビルダーパネルの表示・非表示が可能。
- カスタム・フラグメント・ライブラリの設定。
- PDB ファイルおよび他の標準分子ファイル形式の読み込み。
- オプションにより、優れた正確さで構造に水素を自動的に追加可能。
- 構造の全パラメータをグラフィカルに確認・変更可能。
- 巨大な分子でも三次元で旋回可能:変換、三次元旋回、ズームはすべてマウス操作で可能。
- 複数の分子を同一ウィンドウ内で個別に又はグループで動作させることが可能。
- どのような分子でも表示方向の調整が可能。
- 分子の表示モード
:ワイヤーフレーム、チューブ、球と棒、空間の充填
- 同一構造の複数表示。
- 要素の色と背景色のカスタマイズ
- 優れた Clean 機能の使用により描かれた構造を合理化
- 特定の対称のために分子構造の制約 (point group)
- 必要に応じて結合の再計算が可能。
- 1,2,3次元のPBC計算のためのユニットセルの構築。(特定の空間グループ対称の条件を含む)
- シンプルで直観的なONIOM 層割り当ての特定:目的の原子をクリック、特定の原子への近似結合、特定の原子からの絶対距離、PDB ファイル residue など。
Gaussian 03 計算のセットアップ
- 分子特性インプットは自動的にセットアップされます。
- 適切な原子による redundant internal coordinate の特定。オプションで値の設定も可能。
- すべての Gaussian 03 計算のためのインプットの特定
- ポップアップメニューからジョブを選択可能。関連するオプションは自動的にダイアログに表示されます。
- すべての method と basis set をポップアップメニューから選択可能。
- 溶媒中にある系のための計算のセットアップ。ポップアップメニューより目的の溶媒を選択。
- PBC 法を利用した固体のための計算のセットアップ。
- GaussView は自動的にベクトルの変換を特定します。
- ある構造を反応物質や生成物に変換したり遷移状態の推測をするビルダーの分子グループ機能を使用して、QST2・QST3 遷移状態の検索のため分子の詳細をセットアップ可能。
- CASSCF計算のための軌道の選択。グラフィカルMOエディタを使用してオーダーやオキュペーションをマウスによりリアレンジします。
- ローカル Gaussian ジョブの開始とモニタ
- カスタムスクリプトによるリモートジョブの開始
Gaussian 03 結果の可視化
- 計算結果のサマリーの表示
- 原子変更の確認:変更するごとに数値又は色を表示。(オプションでカスタムカラーを選択可能)
- Gaussian ジョブの結果からの分子軌道、電子密度、静電ポテンシャル、スピン密度、NMR遮蔽密度の面の生成。
- ソリッド、半透明、ワイヤーメッシュによる表示
- 特性ごとに面を色分け
- Gaussian 03 により生成された cube の読み込みと表示
- 振動周波数に関連したノーマルモードのアニメーション(又はベクトルによる動作の表示)
- スペクトルの表示:IR、ラマン、NMR、VCD
- 構造最適化、IRC 反応経路、ポテンシャルエネルギー面スキャン、BOMD および ADMP 軌道などのアニメーション化
- WEB グラフィックや印刷品位画像データの作成
- 任意のサイズ・解像度で保存/印刷が可能。
- TIFF, JPEG, PNG, BMP, およびベクトル形式のEPSファイルの作成。
- 要素、表面、電荷、背景色のカスタマイズおよび高品位グレースケールによる出力
ユーザー選択の指定と保存
GaussView の機能は様々にカスタマイズ可能です。
- ビルダーの操作法:原子と断片の結合法則、必要なときの水素の追加、全自動又は半自動化された操作など。
- デフォルトの Gaussian 03 計算セッティング
- Gaussian 03 ジョブの実行方法
- デフォルトの表示モード、振動モードアニメーション、カラーセッティングなど。
- ウィンドウの場所およびサイズ
- デフォルトのフォルダー場所(カレントワーキングディレクトリの設定)
- 画像キャプチャと印刷の初期設定
- ファンクションパラメータの削除