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Tecplot 360 EX 2016 R1 で追加された機能

2016 R1 の主な特徴は、ライセンス管理の簡易化、アニメーションダイアログの改良、空白データに対するサポートの改良、Mac 版のサポートの改良、および、マクロデバッガーの刷新です。

 

ライセンス管理が簡単になりました

新しいライセンスマネージャー Activation Pro を使うことでライセンスのアクティベーションプロセスが簡単になりました。シングルユーザーライセンスの場合なら、ライセンスコードを入力するだけです。あとは、Activation Pro がお使いのマシン ID を判断し、それに基づいてライセンスキーがダウンロードされます。また、ライセンスキーは一元的に管理される場所に格納されるため、Tecplot 360 EX の新バージョンをインストールするとお持ちのライセンスが即座に更新されることになります!

 

物事の本質を見通す鍵となるアニメーション

アニメーションのスピードを ビデオリモコン型のコントローラーで簡単に制御できるようになりました。ゾーン、ラインマップ、等値面、IJK 面をアニメーションにすることができます。

 

マクロデバッガーを使ったスクリプティング

スクリプトのナビゲーションやデバッグは、全く新しくなった Macro Debugger を使うことで簡単になります。ブレークポイントの追加、サブルーチンのジャンプイン・ジャンプアウト、watch 変数の追加といった操作をインタラクティブに実行することができます。

 

多面体データのレンダリングが高速化しました

多面体データの取り扱いにおいて Tecplot のパフォーマンスが向上したことを実感いただけるでしょう。CFD の世界では、収束速度が速くなる傾向にあることから要素タイプの多面体の使用がよりいっそう進んでいます。我々は充分な時間を費やして多面体セルのレンダリング・アルゴリズムの改良とサポートを改善しました。初期ベンチマークテストでは、全体としては約 25% の速度向上が、また、一部の操作においては2倍以上の速度向上が示されました。

 

Mac ユーザーのための各種改良

Mac 版をお使いのユーザー様にとっては、レイアウト、マクロ、Tecplot データファイルをダブルクリックすることで開けるのはもちろん、ドックから簡単に新しい Tecplot 360 EX ウィンドウを起動できるようになりました (コマンドラインを使う必要はもうありません)。また、メインウィンドウの背後にモードレスダイアログが隠れることもなくなりました。

 

Tecplot 360 EX を利用されようとしている皆様へのご注意

Tecplot 360 EX は、データ処理の大幅な改善や、ユーザーインターフェイスの改良がおこなわれていますが、今回のリリースでは、これまでに使えていた機能の一部が実装され ていません。マイナーバージョンアップで実装されていく予定です。(リリースは変更される可能性があります。) 下記の機能を利用する場合、機能が復帰するまで Tecplot 360 2013 をご利用ください。

今回の 2016 R1 のリリースに含まれない機能:

  • Python スクリプティング環境が実装されていない (2016 R2 ~ リリース予定)