29.3 ダイナミックフィットのプロファイルグラフ

ダイナミックフィットのプロファイルグラフを作成するには、Finish ボタンをクリックする前に、Dynamic Fit WizardGraph Options パネルで、Create dynamic fit profile graph が選択されているかをご確認ください。表示されるグラフには、各あてはめの最小平方和を底を 10 とする対数であらわした Y 軸と、フィットインデックスをあらわした X 軸からなるひとつのプロットが含まれます。このグラフでは、データの平方和が昇順にソートされています。データは収束したあてはめのみをあらわします。

このグラフのグラフ用データの列のひとつは、ワークシートに入力されます。このデータ列の欠損値は対応するあてはめが完全であることを示しているので、グラフには表示されていません。すべてのあてはめが完全であるのは非常に稀なケースですが、その場合はグラフページは作成されず、状態を説明するメッセージが表示されます。

図 448: ダイナミックフィットプロファイルグラフの例

 

対数値を使うのは、一般に平方和の値は桁数が異なるからです。このグラフは探索範囲に様々な開始パラメータを使いながら最終的に解のパラメータを求めていく平方和の平面が複雑であることをあらわしています。