24.1 5つの生存検定
生存統計量を使えば、以下に示す5検定のいずれかを求めることができます:
- Single Group (1群):1群の生存曲線を分析し、グラフを作成する場合はこれを使います。詳しくは、1群の生存分析をご覧ください。
- LogRank (ログランク):2群以上の生存曲線を比較するにはこれを使います。ログランク検定では、その分析で生存時間データの精度はいずれも等しく、全てのデータの重み付けは等しいことが仮定されます。詳しくは、ログランク生存分析をご覧ください。
- Gehan-Breslow (ゲーハン=ブレスロー):2群以上の生存曲線の比較で、初期のデータほど精度が高いと考えられる場合はこれを使います。例えば、研究の打ち切り値が始めの方に比べて後の方に多くある場合はこれを使います。詳しくは、ゲーハン=ブレスロー生存分析をご覧ください。
- Cox Regression – Proportional Hazards Model (コックス回帰 - 比例ハザードモデル):母集団の生存時間に影響を及ぼすと見込まれる幾つかの危険因子を評価するに際して、生存データが1群から採集されている場合はこれを使います。詳しくは、コックス回帰をご覧ください。
- Cox Regression – Stratified Model (コックス回帰 - 層別モデル):母集団の生存時間に影響を及ぼすと見込まれる幾つかの危険因子を評価するに際して、生存データが多群から採集されている場合はこれを使います。詳しくは、コックス回帰をご覧ください。