17.8 生存分析に使用する手法を選ぶ
ある事象が発生するまでの時間確率、および、それに関連する生存期間中央値 (median survival time) などの統計量を出力するには、生存分析を使用します。
- 単一のデータセット (群) の生存時間に関する統計量とグラフを決定するには、Single Group を使います。全てのデータセットを Indexed 形式としてひとつの多群のデータセットにまとめ、そのデータに関して単一の生存曲線のグラフと統計量を生成する場合も、これを利用することができます。これを行うには、ステータス (status) 列に生存時間を、群 (group) 列を無視します。詳しくは、1群の生存分析 をご覧ください。
- 多群データセットの生存時間に関する統計量とグラフを決定するには、LogRank を使います。LogRank 統計と2つの多重比較プロシージャの1つは、どの群に有意差があるかを決定するのに利用できます。LogRank 統計では、生存時間の精度はいずれも等しいものであると仮定されます。詳しくは、ログランク生存分析 をご覧ください。
- 生存時間の精度が後になるほど低く、従って、後になるほど重みを小さくすること以外、LogRank と状況がまったく同じ場合は、Gehan-Breslow を使います。生存時間の多くに多数の打ち切り値がある場合は、この状況の一例になります。詳しくは、ゲーハン=ブレスロー生存分析 をご覧ください。
- 生存時間における潜在的な危険因子の影響を研究するには、Cox Regression を使います。1群の場合は、比例ハザード (Proportional Hazards) モデルを使います。多群の場合は、層別 (Stratified) モデルを使います。詳しくは、コックス回帰 をご覧ください。