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更新日： 16/01/29

Line オブジェクト

描画される各種ラインは、いずれも Line オブジェクトに該当します。この中には、軸とプロット、回帰曲線と基準線、ドロップライン、および、手動で描画したラインに使用される全てのラインが含まれます。Line オブジェクトには ObjectType プロパティが用意されており、その値は、6 または GPT_LINE となります。

Line オブジェクトを使用する

Line オブジェクトは、各種オブジェクトから取得できます：

ページ内に描画された Line オブジェクトを取得するには、ChildObjects プロパティを使います。Line オブジェクトを作成するには、Page オブジェクトの Add メソッドを使用し、そのオブジェクト値は 6 または GPT_LINE を指定します。

プロットラインを取得するには、Line プロパティを使います。DropLines プロパティを使えば、Line のコレクションを取得することもできます。

軸ラインのコレクションを取得するには、Axis オブジェクトの LineAttributes プロパティを使います。この中には、軸ライン (Axis line)、目盛りマーク (Tick mark)、グリッドライン (Grid line)、軸の中断ライン (Axis break line) が含まれます。

関数ラインのコレクションを取得するには、Plot オブジェクトの Functions プロパティを使います。Functions の中には、線形回帰と基準線が含まれます。

Line オブジェクトの属性や属性値を取得したり設定するには、多くの場合、GetAttribute メソッドと SetAttribute メソッドを使います。これらの属性を指定するには、Line 属性の定数を使用します。

Examples

• 線形回帰曲線のラインタイプを点線 (dotted line type) に設定します。

  Dim SPPlot
  Set SPPlot = ActiveDocument.CurrentPageItem.GraphPages(0).Graphs(0).Plots(0)
  SPPlot.Functions(1).SetAttribute(SEA_LINETYPE,SEA_LINE_DOTTED)
  

• ページ上に赤色のラインを作成し、矢印の矢頭の角度を 30° に設定します。なお、長さの単位は 1/1000 インチ、角度の単位は 1/10 度である点に注意してください。

  Dim SPPage, SPLine
  Set SPPage = ActiveDocument.CurrentPageItem.GraphPages(0)
  Dim Points(3) As Variant
  Points(0) = -3000
  Points(1) = 3000
  Points(2) = 1000
  Points(3) = 1000
  Set SPLine = SPPage.ChildObjects.Add(GPT_LINE,Points)
  SPLine.Color(RGB_RED)
  SPLine.SetAttribute(SEA_LINEEND1,SEA_END_ARROW)
  SPLine.SetAttribute(SEA_END1ANGLE,300)