3. 内接円の作図と条件の設定

サンプルデータ:

Geometry Expressions では、作図条件の両方がサポートされます。以下の図は、これら2つのアプローチの違いを分かりやすく説明する簡単な例を示したものです。上の図は、はじめに角の二等分線を2つ描画して内接円を作成します。その後、これら2つの直線の交点に点を配置し、この点を円の中心とします。そして、作成した円をその周囲が三角形の辺と接するところまでドラッグするか、点 G と一辺までの距離を数値的に測定し、得られた値を円の半径に設定します。以上の工程を経て求める円が作図されます。作図によるアプローチは、内接円とは何かをはじめて学ぶ人にとっては非常に役立つ手段です。しかし、内容が分かってくると、こうした作業が面倒に感じられるようになります。2つめの例は、円を描画したあと、その円と三角形の1辺を選択し、円と三角形の辺が接するように条件をあたえたものです (各辺について順番に繰り返す)。これだけで出来上がりです!