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APIS IQ 製品概要

製品概要 機能安全の
応用例
サイマルテニアス・
エンジニアリング
多言語で処理

 

サイマルテニアス・エンジニアリング (Simultaneous Engineering) [コンカレント・エンジニアリング (Concurrent Engineering) ] の様々な可能性

サイマルテニアス・エンジニアリング (または、コンカレント・エンジニアリングともいいます) は、ドキュメント中心のアプローチにおいて、技術者のグループが共有されたデータを (一緒に) 作業することを可能にします。サイマルテニアス・エンジニアリングのアプローチには、コラボレーションのプロセスにおいて共有されるデータの量により、いくつかの可能性があります。

すべてのアプローチは、プロセスは他のメンバーと共有する情報を含む APIS IQドキュメントから始まるということで共通しています。このドキュメントは APIS IQ 内で「プライマリ文書」と呼ばれます。

 

クローンで作業

1つのプロセス内のすべてのメンバーが、1つのドキュメント内に含まれるすべての情報にアクセスすることができる場合、クローンの作成が最善の選択肢です。この場合、プライマリ文書の特別なコピーが生成され、すべてのメンバーに配布され、編集され、最後に連結されます。これらの特別なコピーは「クローン」と呼ばれます。すべてのクローンの所有者は自分のクローンで作業することができます。プライマリ文書の所有者は APIS IQ の「連結デスクトップ」画面で、クローンに含まれる変更をプライマリ文書にマージすることができます。

インターフェイスで作業

プライマリ文書に含まれる情報の一部のみ、メンバーに配布したい場合には、APIS IQ の「インターフェイス」機能を使うことが適切な選択です。

  • 独立インターフェイス
    独立インターフェイスは、プライマリ文書内の情報の接続されたサブセットを含む IQ 文書 (ファイル拡張子:fme) です。この接続されたサブセットは、プライマリ文書の派生 [バリアント] (派生インターフェイス) 、または (部分) 構造 (構造インターフェイス) とすることができます。独立インターフェイスの受領者にとっては、文書は他の APIS IQ 文書と同じもののように見えますが、いくつかの制限があります。

    例えば、APIS IQ 文書にはプロジェクトや構造がありますが、派生には存在しません。インターフェイス文書内の構造はすべてを含んでいますが、プライマリ文書の派生内で表示できるものだけが表示されます。派生インターフェイスの受領者には、インターフェイス文書は他の APIS IQ 文書のように見えますが、いくつかの例外があります (例えば、新しいプロジェクト、構造、派生を作成できない) 。

    プライマリ文書の情報とインターフェイス文書の情報をマージするには、APIS IQ の「連結デスクトップ」を使用します。この作業はクローンで作業するものと同じです。

  • インターフェイスの交換
    その他のインターフェイス・オプションも、プライマリ文書の情報のサブセットですが、このサブセットは接続されている必要はありません。例えば、プライマリ文書からの構造の製品要求のみであったり、プライマリ文書からの故障のあるサブセットのみであったりするような場合です。プライマリ文書の所有者がこのようなインターフェイスを作成する場合、ファイル拡張子 ”fci” を持つインターフェイス文書が作成されます。この文書は、データに対して作業する場合には1つ以上のターゲット文書にインポートする必要があります。通常と同じようにインターフェイス文書を開くことはできません。

    プライマリ文書とターゲット文書間の情報交換は、インターフェイス文書を更新 (このプロセスで、拡張し ”.fci” を持つ新しいファイルが作成される) し、その更新されたインターフェイスをプライマリ文書/ターゲット文書にインポートすることで行います。マージされた情報は連結デスクトップを必要としません (ユーザーの操作なく自動的に連結される) 。