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yFiles WPF は、Windows Presentation Foundation (WPF) アプリケーション用の .NET クラスライブラリ集です。

ダイアグラムの表示・編集用のUIコントロールで、複雑なグラフやダイアグラム、ネットワークをボタンクリックで自動的に整理するためのアルゴリズムが含まれます。

Windows 形式のアプリケーション用に作られたダイアグラムライブラリは、yFiles .NET です。

 

優れた特徴

yFiles WPF ライブラリは、Windows Presentation Foundation によりもたらされる可能性を用いて、素晴らしい WPF ダイアグラムアプリケーションの作成を可能にします。

強力なグラフコントロール

yFiles WPF は、ダイアグラムとの直感的な相互作用を可能にする、強力な WPF コントロールを提供します。

  • シンプルなマウス動作による容易な編集やダイアグラムの操作
  • ズーム、パン、取り消し/繰り返し、クリップボード、画像エクスポート、印刷等のすぐに利用可能な機能
  • スムーズに変更されるアニメーションと、要素の手動調整でのガイドラインへのスナップ
  • すべての対話機能は、ニーズに合わせて容易にカスタマイズ可能

 

グラフ分析と自動レイアウト

yFiles WPF は、様々なグラフ分析アルゴリズムを提供し、多くの挑戦的な分析タスクを容易にします。

  • 階層 (Hierarchic)、直交 (Orthogonal)、円環 (Circular) のレイアウトスタイルを含む、自動レイアウトアルゴリズム一式が、データからクリアで簡潔なダイアグラムを自動的に生成
  • 既存のダイアグラムで、接続ラインを最適化するルーティングアルゴリズム
  • 十分な設定可能性により、洗練されたレイアウト要求にも対応

 

パッケージタイプ

yFiles WPF では以下の2つのパッケージをお選びいただけます。

  • ビューア (Viewer) :
    yFiles WPF のビューアコンポーネントのみを含むパッケージです。

  • コンプリート (Complete) :
    yFiles WPF のビューアコンポーネントと、yFiles のグラフ分析とレイアウトアルゴリズムのアルゴリズムコンポーネントを含むパッケージです。

さらに、ビューアコンポーネントから yFiles レイアウトアルゴリズムの使用を容易にするアダプタクラスが含まれます。

 

パッケージ別機能比較表

 

 

 

yFiles WPF パッケージタイプ

 

 

Viewer Complete
アルゴリズム
コンポーネント
効率的なアルゴリズム指向のグラフ構造の実装  
グラフとネットワークのさまざまなアルゴリズム  
グラフやダイアグラムの自動レイアウトのためのアルゴリズム  
ダイアグラム内の接続の自動レイアウトのためのアルゴリズム  
自動ラベル配置  
ビューア
コンポーネント
グラフ要素の視覚的な表現をサポートする効率的なグラフ構造の実装
プレゼンテーションとダイアグラムの作成・編集のための強力なグラフ表示コンポーネント
豊富なユーザーとの対話機能のサポート
入れ子のグラフ構造のサポート
ダイアグラムとエクスポート用画像ファイル形式での様々な入出力ファイル形式のサポート
印刷のサポート (ポスター印刷を含む)
アニメーションとレイアウトモーフィング

 

yFiles WPF のコンポーネント

yFiles WPF は、次の2つのコンポーネントで構成されています。

アルゴリズムコンポーネント

yFiles WPF のアルゴリズムコンポーネントは、最新のグラフレイアウトアルゴリズムだけでなく、グラフ分析作業に必要とされる基本的なデータ構造が含まれます。

  • 分析 (Analysis)
    yFiles WPF アルゴリズムは、グラフ分析の作業に必要とされる基本的なクラスとデータ型を提供します。これらには、グラフと優先順位付きキューのような高次のデータ型の非常に効率的な実装が含まれます。さらには、アルゴリズムライブラリは、ネットワーク分析の作業に必要不可欠なツールキットを構成する、グラフとネットワークの様々なアルゴリズムを含みます。

  • レイアウト (Layout)
    アルゴリズムライブラリは、無類の好機をもたらすグラフレイアウトアルゴリズムのフルセットを提供します。
    階層 (hierarchic)、直交 (orthogonal)、円環 (circular) といった様々なレイアウトスタイルは、容易に組み込めるコンポーネントとして提供されます。これらは、要求される殆どのレイアウトに適合するよう、プログラミングすることができます。また、yFiles WPF アルゴリズムは、既存のダイアグラムに辺 (edge) を容易に配置できるエッジルーティングアルゴリズム (edge routing algorithms) を提供します。レイアウトスタイルには幾つかの増加的アルゴリズム (例:増加的階層型レイアウト) が新たに追加されました。

 

ビューアコンポーネント

yFiles WPF のビューアコンポーネントは、グラフ表示に強力な WPF コントロールを提供し、洗練されたグラフ対話機能、便利な印刷機能、そして様々な形式でのエクスポートを可能にします。

  • 可視化 (Visualization)
    柔軟なカスタマイズと複雑なグラフィックの高性能レンダリングをサポートするグラフィックエンジンに基づき、任意のグラフィカルなオブジェクトをコントロールして表示が可能です。

  • 編集 (Editing)
    yFiles WPF は、WPF アプリケーションへカスタム編集機能を容易に追加します。ライブラリは、クリップボードを提供し、"やり直し/繰り返し" をサポートします。

  • 入出力 (I/O)
     yFiles WPF グラフコントロールで表示される画像は、様々なビットマップベースの画像形式、あるいはベクターベースの XPS 形式に書き出すことが可能です。
    yFiles WPF は、グラフ構造とレイアウト情報のファイル交換形式として、XML ベースの GraphML 形式を使用します。
    yFiles WPF で、高品位印刷サポートを、容易にアプリケーションへ組み込む事が可能です。