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yFiles for JavaFX について

yFiles for JavaFX は、実績のある容易な yFiles ダイアグラムを、先進の JavaFX アプリケーションに提供します。

yFiles for JavaFX は、.Net プラットフォーム用ダイアグラムライブラリの、ほぼ全ての機能を実装しています。ダイアグラムの表示・編集用の UI コントロールと、ボタンクリックで複雑なグラフやネットワークを自動的に整理するためのレイアウトアルゴリズムが含まれます。

 

優れた特徴

yFiles for JavaFX ライブラリは、JavaFX フレームワークで提供される幅広い可能性により、素晴らしい JavaFX ダイアグラムアプリケーションの作成を可能にします。

強力なグラフコントロール

yFiles for JavaFX は、ダイアグラムとの直感的な相互作用を可能にする、強力な JavaFX コントロールを提供します。

  • シンプルなマウス動作による、ダイアグラムの容易な編集や操作
  • ズーム、パン、取り消し/繰り返し、クリップボード機能、画像エクスポート、印刷等をサポートし、すぐに利用可能
  • スムーズに変更されるアニメーションと、要素の手動調整でのガイドラインへのスナップ
  • すべての対話機能は、ニーズに合わせて容易にカスタマイズ可能

グラフ分析と自動レイアウト

yFiles for JavaFX は、様々なグラフ分析アルゴリズムを提供し、多くの挑戦的な分析タスクを容易にします。

  • 階層 (Hierarchic)、直交 (Orthogonal)、円環 (Circular) のレイアウトスタイルを含む、自動レイアウトアルゴリズム一式が、データからクリアで簡潔なダイアグラムを自動的に生成
  • 既存のダイアグラムで、接続ラインを最適化するルーティングアルゴリズム
  • 十分な設定可能性により、洗練されたレイアウト要求にも対応

 

ショーケースアプリケーション

yFiles for JavaFX デモのハイライト

デモのブラウザアプリケーションで、yFiles for JavaFX ダイアグラムライブラリのデモアプリケーションを実行してみましょう。

このアプリケーションは、Java Web Start (Java 7 + JavaFX が必要) を使って実行する事が出来ます。

» デモを起動

 

ソースコード・デモアプリケーション

yFiles for JavaFX には、以下のデモアプリケーションの完全なソースコードが含まれています。

 

Graph Editor (グラフエディタ)

Graph Editor デモアプリケーションには、yFiles for JavaFX の可視化と自動レイアウト機能の全てが実装されています。

  • グラフ作成におけるノードとエッジの追加、削除、移動、およびラベル付け
  • ズームとパン、アンドゥ/リドゥ、コピー/ペースト等を使用した情報のやり取り
  • レイアウトアルゴリズムの適用
  • グラフの読み込みと保存、画像への書き出し

 

Graph Viewer (グラフビュアー)

Graph Viewer デモアプリケーションは、ズーム、パン、オーバービュー、追加ノード情報の切り替え等の機能を使ってユーザーがどのように情報をやり取りできるかを紹介するものです。

Organization Chart (組織図)

Organization Chart デモアプリケーションは、XML からデータを読み込んでインタラクティブな組織図の作成方法を紹介するものです。

Collapsible Tree (折り畳みツリー)

Collapsible Tree デモアプリケーションは、多数のノードで構成されたツリーを読み込みます。読み込まれたツリーの枝は展開したり折り畳んだりすることができます。各ノードは、現在の状態をあらわすカスタムアイコンで描画されます。展開または折り畳み操作を行うと、グラフは定義可能なレイアウトアルゴリズムで再描画されます。

Grouped Graph (分類グラフ)

Grouped Graph デモアプリケーションは、yFiles for JavaFX のグルーピング機能を紹介するものです。分類された各ノードは展開または折り畳むことができます。いずれの操作を実行しても、新たな追加レイアウトが計算され、グラフ全体が再描画されます。

Custom Styles

Custom Styles チュートリアルは、ノード (点)、エッジ (辺)、ラベルの外観を簡単に定義できる方法を紹介するものです。

 

yFiles for JavaFX のコンポーネント

yFiles for JavaFX は、次の2つのコンポーネントで構成されています。

 

アルゴリズムコンポーネント

yFiles for JavaFX のアルゴリズムコンポーネントは、最新のグラフレイアウトアルゴリズムだけでなく、グラフ分析作業に必要とされる基本的なデータ構造が含まれます。

  • 分析 (Analysis)
    yFiles for JavaFX アルゴリズムは、グラフ分析の作業に必要とされる基本的なクラスとデータ型を提供します。これらには、グラフと優先順位付きキューのような高次のデータ型の非常に効率的な実装が含まれます。さらには、アルゴリズムライブラリは、ネットワーク分析の作業に必要不可欠なツールキットを構成する、グラフとネットワークの様々なアルゴリズムを含みます。

  • レイアウト (Layout)
    アルゴリズムライブラリは、無類の好機をもたらすグラフレイアウトアルゴリズムのフルセットを提供します。階層 (hierarchic)、直交 (orthogonal)、円環 (circular) といった様々なレイアウトスタイルは、容易に組み込めるコンポーネントとして提供されます。これらは、要求される殆どのレイアウトに適合するよう、プログラミングすることができます。また、yFiles for JavaFX のアルゴリズムは、既存のダイアグラムに辺 (edge) を容易に配置できるエッジルーティングアルゴリズム (edge routing algorithms) を提供します。レイアウトスタイルには幾つかの増加的アルゴリズム (例:増加的階層型レイアウト) が新たに追加されました。

 

ビューアコンポーネント

yFiles for JavaFX のビューアコンポーネントは、グラフ表示に強力な JavaFX コントロールを提供し、洗練されたグラフ対話機能、便利な印刷機能、そしてビットマップ画像のエクスポートを可能にします。

  • 可視化 (Visualization)
    柔軟なカスタマイズと複雑なグラフィックの高性能レンダリングをサポートするグラフィックエンジンに基づき、任意のグラフィカルなオブジェクトをコントロールして表示が可能です。
  • 編集 (Editing)
    yFiles for JavaFX は、JavaFX アプリケーションへカスタム編集機能を容易に追加します。ライブラリは、クリップボードを提供し、"やり直し/繰り返し" をサポートします。
  • 入出力 (I/O)
    yFiles for JavaFX は、グラフ構造とレイアウト情報のファイル交換形式として、XML ベースの GraphML 形式を使用します。

 

パッケージタイプ

yFiles for JavaFX では以下の2つのパッケージをお選びいただけます。

  • ビューア (Viewer) :
    yFiles for JavaFX のビューアコンポーネントのみを含むパッケージです。

  • コンプリート (Complete) :
    yFiles for JavaFX のビューアコンポーネントと、yFiles のグラフ分析とレイアウトアルゴリズムのアルゴリズムコンポーネントを含むパッケージです。
    さらに、ビューアライブラリから yFiles レイアウトアルゴリズムの使用を容易にするアダプタクラスが含まれます。

 

パッケージ別機能比較表

 

 

yFiles for JavaFX パッケージタイプ

 

 

Viewer Complete
アルゴリズム
コンポーネント
効率的なアルゴリズム指向のグラフ構造の実装  
グラフとネットワークのさまざまなアルゴリズム  
グラフやダイアグラムの自動レイアウトのためのアルゴリズム  
ダイアグラム内の接続の自動レイアウトのためのアルゴリズム  
自動ラベル配置  
ビューア
コンポーネント
グラフ要素の視覚的な表現をサポートする効率的なグラフ構造の実装
プレゼンテーションとダイアグラムの作成・編集のための強力なグラフ表示コンポーネント
豊富なユーザーとの対話機能のサポート
入れ子のグラフ構造のサポート
ダイアグラムとエクスポート用画像ファイル形式での様々な入出力ファイル形式のサポート
アニメーションとレイアウトモーフィング